京都市立学校・幼稚園
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5月26日(火)午後 1年生登校

 蒸し暑くなってきた午後,1年生(22期生)もBIG BOXに帰ってきました。入学式以来の堀川高校。少し緊張した表情がみられる中,「あの大階段を一気に登ってみたいね」といったなごやかな会話も聞かれました(ちなみに,アトリウムに斜めに掛かる階段の正式名称はA階段です)。自分の下駄箱の位置はどこだったかな…と戸惑う生徒たちもちらほら。もう大丈夫ですね。
 順番に手洗いをしてホームルーム会場へ。まだ校舎に不案内な1年生が迷わないよう担任団以外の教員だけでなく事務の方々も,廊下で案内に立ちました。担任の先生とも久しぶりに直接顔を合わせました。入学式の日に生徒が書いた自己紹介をまとめた冊子が配られたクラスもあり,生徒たちは楽しそうにページを繰っていました。「ここから,この仲間たちとともに堀高生としての学校生活が始まる」という熱い期待が感じられる午後でした。

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5月26日(火)午前 2年生登校

 昨日の3年生に引き続き,本日午前には2年生が登校しました。「おかえりなさい」の声を受けて玄関をくぐると,まず目に入るのは「ごきげんよう。着席前に,ひと手洗い」の標語。手指衛生は感染予防のための有効な手段ですが,ここで「密」にならないよう,手洗い場の前には,並ぶときの距離をとるためのラインがテープで貼られています。
 各クラスでは,教員からの話にじっと耳を傾けている場面や,マイクを片手に自己紹介をしている場面があり,にぎやかであっても静かであっても,学校へ戻って来られたことの安堵感がにじみ出ているように思われました。
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3年生の登校日

 本日,3年生が始業式以来久しぶりに登校しました。臨時休業期間中には止まっていたチャイムの音も,今日から校舎に鳴り響くことになります。
 どんな様子で登校して来るだろうか,元気にしていただろうか,と私たちは心配していました。しかし,それを払拭するように,生徒のあいさつの声や,久しぶりに会う友との会話の声は明るく,私たちもひとまず安心すると同時に,元気をもらうことができました。「おかえり」と声をかける教員もおり,生徒の中には自分たちの学び舎に帰って来たのだ,という思いを持ってくれた人もいたことでしょう。一方で,まだ不安に感じている生徒もいるかと思います。引き続き,生徒観察や支援を行っていきたいと思います。
 今日を含め今週は,密集を避けるためいつものHR教室ではなく,授業研究室や講堂,小ホールなどの比較的大きくて風通しの良い部屋を使用します。明日5月26日(火)は,午前に2年生,午後に1年生の登校です。ようやく学校再開に向けてスタートラインに立つことができました。生徒が元気に登校し学べるよう,今後も手洗いの指導や,健康観察の徹底などの対策を講じていきます。
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研究授業

 今日は,授業の再開に向けて,また,授業力の向上をめざして,教員たちだけで研究授業を行いました。地歴公民科の教員による「世界史A」の授業。単元は「漢を中心とした東アジア」。生徒役はさまざまな教科の教員たち。
 教員を相手にして授業を行うことはめったにありません。そのため,いつもなら生徒に向かって質問したり,生徒どうしで考える時間をとったりする場面にも戸惑いがありました。
 授業の後は,参加した教員たちで振り返りました。知識の整理の仕方,思考を深めるための問い方,効果的な教材の作成方法など,意見の交換や改善策の検討を行いました。
 そのほか,教室で1人で板書して授業の流れを確認する教員や,コンピュータルームでの事前シミュレーションを行う教員もいました。
 いよいよ始まります。みなさん,心と体と頭の準備はいかがですか。
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「時間割」始動!

 生徒のみなさんより一足早く,私たちが今年度の時間割に沿っての動きを始めました。学校再開に向けて,校時表を意識した時間設定で動くことにしました。また,通常時間割に組み込んでいる,担任団の会議や教科の学年担当チームによる打合せ,探究基礎担当者会議など,定例の会議もコンスタントに入れて,25日から学校でみなさんを迎える準備を加速させています。
 その1つ,いつも2時間目と3時間目の間に大職員室で行っている全体ミーティングも,その時間帯で行い始めました。
 みなさんが通常時間割で動くのは,学校が再開してももう少し先になりますが,まずは私たちが日常のペースで動き出し,BIG BOXを予熱しています。
写真は,今日の全体ミーティングの様子です。

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大掃除を行いました

生徒の皆さんへ

 すでにお知らせしました通り,条件が揃い次第,本校では来週から段階的に登校が開始されることになります。
 そこで本日,登校が開始された時のために校内の清掃と消毒を行いました。皆さんが安心して気持ち良く過ごせるよう,教職員総出で,登校日に皆さんがホームルームをする予定になっている演習室や講堂,自習室のほこりを払い,掃除機をかけ,多くの人が触れる場所(ドアノブ,手すり,スイッチ,いす,机)を中心に消毒を行いました,また,机の間隔をあけたり,余計な椅子を運び出したり,密集状態にならないような工夫をしました。
 皆さんがどんな表情で登校してくれるのか,その時どんな言葉をかけようか……と,我々は楽しみでもありつつ,皆さんが安心して登校してくれるか心配でもあります。まだまだ感染予防については気を緩めることはできませんが,できる限りの対策を講じていきたいと考えています。
 皆さんを学校に迎えられる日を,教職員一同心待ちにしています。
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動画撮影中!

今年度,中学生や保護者のみなさんに堀川高校をよりよく知ってもらうための動画作りを始めました。
まず初めに,橋詰忍校長が中学生のみなさんに,今届けたいメッセージを語る部分を撮影しました。
撮影場所は,BIG BOXの中でも,堀高生たちが特に好んでいる場所を選びました。
撮影スタッフは前日に機材のチェック,ロケハンやカメラテスト・音声テストなどの準備を済ませ,当日はライティングにも気を配るような本格的な撮影現場となりました。
「シーン2,テイク1!」というような撮影開始を告げる声とカチンコならぬドラムスティックを鳴らす音のあと,ビデオ担当者から手ぶりで合図があり,橋詰校長が熱く語り始めます。緊張感の中にもアイデアを出し合ったり,小さな失敗に皆が大笑いしたり,演出の工夫を話し合ったりしながら,撮影を進めていきました。最後のシーンをラーニングコモンズで撮り終えたときには,撮影に携わった教職員から全員から思わず拍手が起こりました。皆が堀川を大事に思っていて,それを少しでもたくさんの人に伝えたいという情熱を持っていることを改めて確認できた時間となりました。
近いうちに,何かの形で皆さんに見ていただける機会があると思います。ご期待ください。
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挑戦中!

 5月15日(金)に,21期生担任団の協力を得て,生徒とのzoom接続テストを行いました。
技術的な目的としては
・校内のwifiから安定して接続できるか?
・家庭から接続している生徒に映像・音声が問題なく届くか?
・ホストの意図通り機能が動作するか?
などを確認することでしたが,なんといっても,生徒たちに担任団からメッセージを届けられ、反応をリアルタイムに確認できる機会になるということで,西川学年主任は本人の表現を借りれば「学年アッセンブリのつもりで」内容の準備を進めてきました。
 接続テスト開始の11:30の10分ほど前から,2年担任団の先生方がHR教室から接続を開始し,また,職員室などから担任団以外の先生方も参加しながら,生徒の接続を待ちました。実際どれほどの生徒が参加してくれるか少し不安ではありましたが、5分前ほどから徐々に生徒の参加が増え始めました。「入室」を知らせるクラス・出席番号・名前が一人ずつ画面上に増えるのが本当に嬉しく感じられ,最終的に全体で100人を超える参加者があったことを先生方みなで喜び合いました。
 まず,学年主任から久々の直に声で届ける挨拶と、「画面共有」という機能を使っての注意事項の説明がありました。接続状況を確認したいので、「チャット」に自分の状況を書き込んで下さい、というお願いに対してチャット画面に生徒からの「見えてます。聞こえてます」といったメッセージが一斉に書き込まれました。とても素朴ではありましたが多くの生徒にリアルタイムのやりとりができていることをとても嬉しく感じました。
 その後、担任、学年担任の先生方から一言づつ,画面に顔を見せながら休業期間中の体調やこころの状態,学習状況を気かけていることや,再開後に会えることを心待ちにしていることなどを伝えました。「退室」の指示のあとも,先生方と生徒たちが,名残り惜しそうに「チャット」でもう一言挨拶を加えたりしていることが印象的でした。
15分程の接続テストでしたが,
・一部の参加者は,音がとぎれとぎれになること,音が割れて聞きづらいことがあること
・接続テストの時間帯,学校のネットワークと外部との通信量にはまだ余裕があったこと
・校内の接続場所あるいは用いたPCによって音声の配信状況が悪くなること
がわかりました。状況報告をしてくれた生徒のみなさんに感謝します。
また,数人の生徒は接続時間終了後に接続してくれました。次の機会には是非,他のみんなと同じ時間を共有しましょう。
 今回わかった不具合などの解消・回避をしながら,今後,登校日が設定や分散登校などが実施されたあとも,zoomやmoodleなどのネットワークを活用した支援をしていきたいと考えています。
 堀川高校も,教職員・生徒・保護者のみなさんと,また広く社会とつながり合うために,今まで先生方と生徒たちが大事にしてきた考え方や方法を活かしつつ,堀川高校らしい「新しい生活様式」を模索していきます。

(写真は15日(金)のzoomテストのための準備の様子です。本番は,各教員が別々の場所で十分に距離を取って,マスクをはずして臨みました。)

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休業期間中の取組 21期生(2年生)

5月も第三週に入り,初夏の風を感じるようになりました。
これまで,休業期間に本校の20期生(3年生),22期生(1年生)に対して発信したメッセージの一端をご紹介してきましたが,今回は21期生(2年生)に対するメッセージをご紹介します。
二年生になって学ぶ教科が多様化した21期生には,休業期間中に学習者としての自律心を涵養することを目指し,学年主任とクラス担任が中心となって声掛けを行っています。
それでは,21期生へ向けたメッセージを,moodle上に掲載した4月28日付の学年通信から抜粋(一部省略・改変)してご紹介します。

-------ここから-------

「つながる」ということ

みなさん,こんにちは。お元気ですか? みなさんと顔を合わせない日々を過ごしていると,授業やSHR,廊下で毎日顔を合わせるということで,知らず知らずのうちにみなさんと「つながり」を感じいたんだなぁと思わされています。
アリストテレスは著書『政治学』の中で,人間は“zoon politikon”「ポリス的な動物」であると定義しています。ここでの「ポリス」とは「最高善を目指す共同体」とのこと。これまで過ごしてきた学校という共同体が物理的に閉ざされた今,私たちがどのように他者とつながっていくか,よい関係を築いていくかということが問われていると感じます。離れているからこそ,意識して「つながる」ことをやっていきましょう。
また,この期間,人と話をしていますか? 誰かと話そう。直接話せる相手は家族に限られるかもしれませんが,友達とも電話やオンラインでのやりとりで言葉を交わすことはできるはず。もちろん,学校もつながる相手に入れてください。担任の先生からの電話を待つだけでなく,みなさんからの電話も歓迎です。困ったこと,話を聞いてほしいこと,大したことでなくても構いません。言葉を交わそう。つながっていよう。


自律

みんなのDaily Report※からは学習のリズムを作れてきている人,学習を進めるのに苦労している人,さまざまであることが見てとれます。本来授業に参加している「50分×7時間」は最低限学習にあてられるべきで,それに加えて「学年+2時間=4時間」の家庭学習が求められています。「学校時間以外に+4時間って大変なことなんだなって実感した」と,やってみたからこそ感じた大変さを共有してくれた人もいます。
こんな時ですが,少し厳しいことを言います。毎日家にいると実感しづらいと思いますが,この期間は「休み」ではありません。授業がなく,周りの目や決められたスケジュールがない中で,自分で自分を学習に向かわせること,言い換えるなら,学習者として自律することが求められています。
この自律は本当に難しい。学習に向かわねば! と思っていても,気持ちがしんどくなったり,学習に取り組む気持ちになれなかったりすることもあるでしょう。当然です。そういうときは,できない自分を責めるのではなく,前向きに取り組む工夫をしたり,思い切って休んでみたりするのも大事ですね。自分を客観的に見つめる目も養っていきましょう。


学ぶ者としての姿勢

Daily Reportからは,それぞれ苦労しつつも,頑張って課題に取り組んでいる様子が見えています。だからこそ,締切に追われて「課題を終わらせる」ことが目的となっていないか,課題のねらいや目的を意識して取り組めているか,今一度,各自点検をお願いします。
「つながり」の話に戻りますが,教科担当の先生にとっては,みなさんからのmoodle上でのレスポンスがとても貴重な「つながり」です。スタディサポートの結果分析やこれまでの経験をもとに,先生によってはまだ会ったこともない君たちの顔や反応を想像しながら課題を出してくださっています。その思いをきっちり受け取って,返してほしい。授業内の取り組みと同様,みなさんの参加を求めます。学ぶ者としての責任を果たそう。


結びに

今後,いつから,どのような形で学校が再開できるのか,まだまだ見えない状況です。だからこそ,自分のすべきことを把握し,主体的に取り組んでいくことのできる「自立する学習者」としてこの期間を過ごすことで,学力・学習姿勢ともに成長していく,自分にとってプラスとなる時間としてほしいです。
また,そんなときに「頑張っている朋※の存在」は,たとえ姿が見えなくても力を与えてくれると思います。それぞれの場所でがんばる背中は,きっと誰かを励ましている。そう思うと,少し前向きになれるのではないかと思います。
京都市立学校でもテレワーク(英語ではRemote Workingと言います)が導入され,日によっては在宅勤務をすることが始まりました。担任団が全員そろうのは週に1日。オンラインでできること,顔を合わせながらやりたいこと,いろいろ感じながら教員も模索を続ける毎日です。画面の向こうにいる21期生一人ひとりの顔を想像しながら,まずはとにかく元気でいてほしいと願っています。

Stay home, stay safe, and save lives. And don’t forget to take time to smile every day! :)



※Daily Reportとは,個人の毎日の学習状況を記録するフォームのことです。

※堀川高校では,「時に助言し合い,時に批判し合いながら,共に探究の道を行く仲間」という意味を表すものとして,「朋」という漢字を使っています。

-------ここまで-------

強制力の働きにくい環境で,自律的な学習・生活習慣を身につけるのは簡単なことではありませんが,本校は,オンライン・郵送・電話相談を含めた学習支援環境を整えることで,これを達成すべく努めています。新型コロナによる休業期間はすでに二ヶ月を超えていますが,現在の危機的状況が一日も早く終息することを願いつつ,生徒と学校,人と人とのつながりを維持し,生徒の生活と学習をサポートしていきます。

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郵送準備中!

 堀川では,これまでの休業期間中,Web上のmoodleで健康観察や学習の指示をしてきました。休業の延長をうけ,moodle以外の支援を進めています。

 今日5月12日(火)は,各学年主任の指揮のもと,事務室も含む多くの先生方が,学年通信や学習課題を郵送するための封入作業を,3学年一斉に行いました。

 各HR教室の名列順に並ぶ机の上に,その生徒に必要な課題等を置き,複数の先生方で確認したうえでレターパックの封をしていきました。

 本当は明日発送の予定でしたが,多くの先生方が張り切って作業に当たった結果,想定よりも早く作業が済んだので,本日発送することができました。

 皆さんの手元に5/18日(月)までには必ず届くと想定しています。

 教員から皆さんへのたくさんの愛と課題が詰まった封筒を楽しみに待っていてください。

(左:封入の様子 右:一学年分の発送物)
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