最新更新日:2024/09/27 | |
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コミカレ講座「文学歳時記」(3.7)今年のテーマは「琵琶を弾く明石の君」。一般的に地味で魅力のない女性として評価されることの多い明石の君の人物像やその魅力、彼女と光源氏のつながりを語るエピソードに度々登場する琴や琵琶などの音楽の要素、そして彼女を物語に登場させた紫式部の意図などについて紹介していただきました。 岸本先生は春の到来を思わせる素敵なお着物で登壇され、わかりやすく、おもしろく、流れるようにリズミカルに物語の中の人間模様を語られ、あっというまに2時間が過ぎました。参加者代表の在校生は、「源氏物語の『音』の要素に注目することによって、これまで紙芝居のように学んできた古典文学が立体的に見えてきた」と述べ、他にも「物語に登場する和楽器の意外な効果を知ることができた」「長編小説としての源氏物語の中の明石の君の位置づけを知り、新たな読み方ができた」などの感想をいただきました。 継続開催のご要望も多く、参加された皆様の「知りたい」を大いに刺激していただいたひとときとなりました。 |
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