最新更新日:2024/06/17 | |
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校長コラム7月
大人同士の会話で“子どもの姿”を表現する時に「今の子どもは…」という言葉を使っていることをよく耳にします。そのほとんどが,自分たち大人が子どもの頃と比較して,今の子どもの現状を憂い,さらには否定する時に使っているようです。
それでは,大人に目を向けてみましょう。子どもたちに「今の子どもは行儀や礼儀を知らない…」「今の子どもは物を大切にしない…」等々ということは,自分たち大人が子どもの頃は“礼儀や行儀を知っていた”“物を大切にしていた”ということに他ならないでしょう。それらを身に付けて来たはずの私たち大人が,時と場所を選ばずの「携帯電話」「ガム」「ポイ捨て」等々…我々自身が考えなければならないことがたくさんあるのではないでしょうか。 年々,科学技術が進歩し物質的に恵まれた環境の中,大人も子どももその豊かさにどっぷりつかって日々の生活を営んでいます。人間関係が稀薄化しているとも言われる昨今,私たち大人が今一度,日々の生活を見つめ直していく必要があると思うのです。 「子どもは親(大人)の背中を見て育つ」と言われています。「子どもはいつの時代も同じ」という基本的な考えに立ち,私たち大人が良いお手本となり,子どもたちに正しいことを正しく伝えることが大切ではないでしょうか。 亡くなったご先祖様達が嘆かれませんように…「今の大人は…?」と…。 校長コラム6月
今回は,東校舎の1階の南側に,「れいんぼう(タイムケアー事業)」という,平成19年度から本校の空き教室をお貸ししている1つの「教室」を紹介したいと思います。
この事業(教室)は,本校においては,呉竹総合支援学校に通学している中・高校生に対し,社会福祉法人の“希望の家”が運営し,放課後や長期休業中における余暇活動や相互交流の場を提供すると共に,中・高校生のお父さん,お母さん方の就労や地域活動を支援していこうという考えのもと,京都市障害保健福祉課が管轄するものです。昨年度は,延べ1291人の利用があり,この事業を有効的に活用されている事がうかがえます。 現在,京都市には4ヵ所(呉竹総合支援学校区…砂川小,北総合支援学校区…紫野小,東総合支援学校区…西野小,西総合支援学校区…境谷小)のそれぞれの福祉法人の手によって運営される“タイムケアー事業”の教室があり,各総合育成支援学校に通う多くの生徒が楽しく,毎日を過ごしています。 校長コラム5月
“憲法月間”によせて
5月3日は憲法記念日…,京都市では日本国憲法の精神(国民主権,基本的人権の尊重,平和主義)を共に見つめなおす“憲法月間”としています。 その憲法には,人が人として尊ばれ人間らしく生きるために,誰もが生まれながらにしてもっている「基本的人権」は,侵すことのできない永久の権利だと保障されています。 しかしながら,私たちの身の周りには,まだまだ人権が十分には保障されていない現実があります。 本校においては,将来にわたって自他を尊重し続けようとする心温かな児童(人間)の育成をめざすことを学校経営方針の一つとして掲げ,教職員一丸となって日々の教育活動を推し進めているところです。 憲法月間を機に,各家庭,地域におかれましても,今一度,身近な人権について考えていただければと考えています。 |
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