京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/31
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6月8日(土)休日参観

校長プリーズ第50号

校長プリーズ 〜 日野原先生の言葉 〜    第50号
菊の花が街のあちこちで咲き匂っています。菊は秋のシンボルともいえる花です。別に秋菊(しゅうきく)とも言われるゆえんでもあります。
 秋の季節は「読書の秋」「スポーツの秋」「行楽の秋」そして「食欲の秋」などといろいろ名付けられ、私たちの日々の営みが大変充実することを言い表わしています。
しかし、今季はいつもと大変違っています。それは新型インフルエンザが猛威をふるっていることです。28日、厚生労働省はインフルエンザが原因で18日から24日までの1週間に、休校や学年閉鎖、学級閉鎖の措置をとった教育関連施設が前週の8534施設の約1,6倍の1万3964施設に上がったことを発表しました。
本校においても皆様ご承知のとおり、インフルエンザのそれ以上の感染を防ぐため 4年の学年閉鎖、1年の2学級閉鎖、さらに2年生の3学級閉鎖をやむなくさせて頂きました。私も今までの経験のなかで、1日の欠席者が閉鎖学級以外に最大52名(19日・月曜日)に達したことは初めてでした。遠足等学校行事の変更もあまり無いことです。現状では1日も油断のならない事態が起こっています。新聞紙上でこのインフルエンザは5歳から9歳までが発症染率が高いと発表されていますがまさに実感しています。幸い高学年には休む人が少ないために今のところ安心していますが、他校の例を見ても決して安心はできません。学校の現状はその都度お知らせ致しますので気をつけて頂きますようお願い致します。今週末は20数名におさまり、すこしだけほっとしています。
子ども達が元気で健康に過ごしているときは健康なことのありがたさに、なかなか気がつきませんが、病気になった時はじめて気がつくものです。有名な児童書「星の王子様」の中に「大切なものは目に見えない」と書かれたこの言葉が思い出されます。
今年98歳を迎えられた日野原重明先生、東京の聖路加国際病院理事長・同名誉院長のドクターです。先生は2006年、95歳になられたときから「いのちについての授業」を全国の小学校で本格的に実施されました。 その授業で先生が子ども達に語られた本が手に入りました。大変感慨深く読ませてもらいました。その書かれたことの一部分ですが、皆様に紹介させて頂きます。秋の夜長にお子様との語らいの話題にして頂けたらと思います。
「朝起きてから何をしますか?きっと、朝起きて、ご飯を食べて学校に行くでしょう。授業を受けて、給食を食べて、学校が終われば家に帰ってゲームをしたり宿題をしたりする。夕食後はテレビを見たり、本を読んだりして、ねむるでしょう。それらはみんな、自分自身のために使っている時間ではありませんか。ご飯を食べるのも、勉強するのも、遊ぶのも自分のため。ねむることにはもっとも長く時間をかけているはずです。君たちの睡眠時間は9〜10時間でしょう。1日は24時間ですから、眠っているだけで1日の3分の1近くも使っていることになります。ごく少しは人のために使ったとしても、君たちは1日のほとんどを自分のために使っていることになります。お父さんやお母さんは違いますね。ご飯をつくったり、お仕事のほかに何かボランティアの仕事をしているでしょう。大人になるとか、働くということは、そういう時間が増えてくるということなのです。「僕だってお母さんのお手伝いをしている」とか「お兄ちゃんの代わりに犬の散歩に行った」という子もいるでしょう。でも、自分のために使っている時間に比べたら、ほんのわずかでではありませんか。そこで、私は君たちに宿題を出そうと思います。まず、「自分のことばかりでいいのかな」と考えてみてください。次に、1日の中の少しでも、自分以外の人のために、時間を使うことはできないか、よく考えてください。わからなければ、お父さん、お母さんに、自分の時間をどう使っているの?と聞いてみるといいですね。そして、君たちがいまの2倍の年齢、つまり二十歳になったとき、もう一度、自分はどんなことに時間を使っているのかと、考えてみると約束して下さい。それは自分のいのちをどのように使うのかを、考えるということなのです。二十歳で成人式を迎えるというのは、自分が独りで考えて自分の時間の使い方を決められるおとなになるということです。そのことを自立と言います。」
引用文献 「いのちの授業」 日野原重明著  ユーリーグ発行

W.C.M. 協力  49号

暑い夏が去り、さわやかな秋が訪れました。昔の日本は10月を神無月(かんなづき)と言いました。これは10月になると日本中の神様が、出雲の国(今の島根県)に集まり会議を開き、他の国には神様が一人もいなくなってしまうことからそう呼ばれてきたそうです。さて、先日の運動会ではたくさんの方に来て頂き、子ども達に大きな声援や励ましを送ってもらいました。お陰をもちまして今年の運動会も大成功に終えることができました。あわせて連日の体操服のお洗濯やいろいろご準備などありがとうございました。きっと砂川小学校の子ども達のパワーと力強さを感じて頂けたことと思います。 また、がんばる我が子の姿を見られ、少なからず感動されたのではと思います。私もとりわけ6年生の組み体操の演技に大感動した一人です。3段、4段の人間ピラミッド見事に成功してくれました。全員が心を一つにし、全員が力を結集し、それはそれは見事な演技でした。6年生の皆さんに賞賛を送ります。
私たちの行動は次の3つのステップが踏まれることが大切だと聞いたことがあります。行動の最初は「WANT]です。(ウオンツ・・〜を欲するという意味)。〜したい。〜をやってみたい。〜を欲する。子どもの心の中にこの気持ちが生まれることが第一歩です。大人から見れば意欲を持たせることにつながります。言い換えれば「意欲」や「やる気」を本人自身が持つことです。水をほしがらない山羊を川に連れて行くことは難しいです。6年生の皆さんはきっと「みんなでやってみよう」と意志を強く持ったことと思います。それが厳しい練習にも耐えられたのだろうと思います。
 次の段階は「CAN」です。(キャン・・できるという意味)。したいと思ったことをやってみる経験です。実際に実行する、行動するということです。私たちからはやらせることにつながります。できた経験や、やれたという充足感はつぎへの大きなステップにつながります。「やればできるんだと」いう満足感は自らの自尊感情を高め、人としての大きな成長につながります。たとえ一回ではうまくいかなくとも、あきらめずに頑張ることは辛抱をおぼえ自律心を育てます。成功体験にせよ失敗体験にせよどちらも人を育てます。ここまでの話はよく聞きます。最終段階は「MUST]、(マスト・・〜しなければならないという意味)があるということです。いわば行動の使命であり、義務であり、この最終段階はわたしたちの大人になってからの仕事とか生活がマストだとまとめられました。しかし、ここで今の子ども達の発達の様子からよくよく考えなければならないことがあります。通常の発達はこれら三つの段階を、特にはじめの二つの段階をたとえゆっくりでも丁寧に時間をかけて育て、マストの最終段階に移っていきます。 が、最近はいきなりマストとしての大人としての行動が子ども達に要求されている傾向がとても強いということです。「want」「can」が社会の速い流れから待ちきれずに、ついつい「must」を性急に子ども達に要求しているといった指摘です。その結果、「〜しなければいけない」といった思いが先行することは、やらされている気持ちを強め、やってもやっても満足感や充足感に乏しく、これではうまく子どもは発達しません。新聞をにぎわすいろいろな少年、少女の大変な事件もなんだかその原因がわかるような気がします。子ども達には「できたという体験や喜び」を多く与えたいものです。私たちは「できると思える応援や支援」をしっかりしていきたいものです。
運動会を通してどの学年の子ども達は「協力する心」を学びました。心理学者の舛田登先生が言われます。「人間はひとりではか弱いものです。わがままな心をおさえるという意味で、心の訓練のためにも、大事なことです。さらに、共同することで、自分だけがベソをかいたり、有頂天のなることも少なくなりましょう。孤独は、精神衛生最大の敵と思って下さい。孤独になりたいと思うこともありましょう。それはそれでよいのですが、努めてみんなと一緒に、日頃から心がけることです」と。
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学校行事
3/4 ドッジボール大会 支部巡回展 PTA交通整理 身体計測3年・4−2
3/5 就学前子育て講座・半日入学(午後2時〜) 支部巡回展 ねえおばちゃん読んで 身体計測6年 部活(陸上・バスケット)
3/6 部活バスケットボール交流会(9時〜) バドミントン教室(2時半) 部活(ソフトボール)
3/8 クラブ活動 身体計測5年 部活(陸上・バレーボール)
3/9 朝会 車椅子贈呈式 交通安全指導員さんボランティア等感謝式 藤森中学校通学服渡し・上靴販売 部活(卓球・ゲートボール)
3/10 5年生スチューデントシティ学習 ベルマーク整理日 部活(陸上・バド・音楽)
京都市立砂川小学校
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