京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/29
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◇◇5/25(土)英語村体験会(1)へのご参加ありがとうございました!今回ご参加いただけなかった方は9・10月にも同じ内容で実施しますので、またのお申込をお待ちしております!!また7・9・10月に学校説明会も実施予定ですので、ぜひご参加下さい◇◇                                 ◆◆令和4年度入学生(現3年次生)より始まった「グローバルコミュニケーションコース」は入学時に英語の目標別グループを自分で選べ、さらにその中で習熟度講座も実施しており、英語が苦手な人も心配いりません!ぜひ説明会等で、新コースの特徴や生徒の声をお聞きください!!◆◆                                                  ◇◇【英語だけじゃない日吉ケ丘!】をより知っていただくために【日吉ケ丘公式YouTube】で学校説明会の録画や生徒が制作した学校紹介動画をぜひご覧ください!◇◇                                             ◆◆HP右下「リンク」より過去の『学校説明会の動画』や『学校案内パンフ』をご覧いただけます!今年度パンフは7月の第1回学校説明会より配布予定です。◆◆

卒業生へのメッセージ(令和5年度卒業式式辞)

厳しい寒さもようやく緩みはじめ、春の足音も聞こえてくるこのよき日に、京都市立日吉ケ丘高等学校第75回「卒業証書授与式」を挙行するにあたり、京都市教育委員会 指導部 学校指導課 首席指導主事 小野恭裕様、学校運営協議会理事長および同窓会長 審 政義様、教育後援会会長 千賀 修様、PTA会長 南 了仁様を始め、多数の御来賓、保護者の皆様方の御臨席を賜りまして、心からお礼申し上げます。
 
ただいま、3年次生227名に卒業証書を授与いたしました。
 
卒業生の皆さん、御卒業おめでとうございます。3年間の高校生活を終え、本校を巣立ってゆく皆さんに心からお祝いを申し上げます。
 
皆さんは、本校が進学型単位制普通科高校となり、その8期生として、そして最後の3コース制での入学生として3年間本校で過ごしました。

3年間を振り返ると、高校生活の始まりは、まだ、新型コロナウイルス感染症の流行の影響を受け、学校生活の制限がありましたが、少しずつ、日常に戻っていく中で、毎日の授業、学校行事、研修旅行、部活動、そして友だちとの日々の生活など、学校で大いに学び、たくさんの経験ができたと思います。

皆さんもよくご存じのように、本校の育てたい生徒像は、「世界をつなぐ越境者」です。これに関して2つお話したいと思います。

一つ目は、「越境」、壁や境を超える経験の大切さについてです。
人間には、「コンフォートゾーン」という慣れ親しんだ居心地のいい行動範囲や思考範囲があります。それは、常に同じものを見て、同じように考えて、同じような人と接して不安を感じない安心できる範囲のことです。コンフォートゾーンの壁の向こう側にあえて跳びださなくても何不自由ない生活ができます。しかし、コンフォートゾーンに居続けていると、自分とは異なる価値観を理解することが難しくなってしまったり、将来の自分の可能性の芽を摘んでしまったりする危険性があるのです。

皆さんは日吉ケ丘高校で、勇気を出してチャレンジしてみた経験、努力を重ね成功した経験、一歩踏み出して他人と分かり合えた経験など、いくつ壁や境を超えようとした経験があるか数えてみてください。緊張しながら普段話さない友達に話しかけたこと、成績を伸ばそうと一人自習室で勉強してみたこと、研修旅行やフィールドワークで学校外の人と本気で話をしたこと、部活動でいつもと違う戦略を試してみたこと、英語村で英語を使って話しかけてみたこと。コンテストやコンクールに応募してみたこと。越境祭で大勢の前で発表したこと。それらすべて、コンフォートゾーンから抜けて越境した体験です。

コンフォートゾーンから一歩踏み出した経験が多い人ほど、内面が強くなり、変化に対する適応力が高くなり、自信をもってさらに大きなチャレンジができるといわれています。このような体験はあなたたちの成長の糧となっています。日吉で小さな越境を繰り返してきたことはこれからの大きな越境のための準備となり、将来に向けての大きな自信となっているのです。

アメリカの著述家のニール・ドナルド・ワルシュ氏は、Life begins at the end of your comfort zone.と述べました。人生はコンフォートゾーンの終わりから始まる、という意味です。皆さんは高校という一つのコンフォートゾーンから今、新たな世界に踏み出そうとしています。卒業後も「越境」を続けて、自信をもって自分の人生を切り開いていって下さい。

二つ目は、「つなぐ」についてです。
アップルの創業者のスティーブ・ジョブズ氏は、イノベーションに必要な創造力について、「いろいろなものをつなぐ力であり、一見すると関係ないように見える様々な分野の疑問や課題、アイデアやひらめきを上手につなぎ合わせる力」だと述べました。独創的と言われるものは、何もないところから急に現れるのではなく、すでに存在するものを、誰もが行わなかった方法で、単につなぎあわせた結果である、ということです。また、それは多様な経験をしてきた人にしかできないともジョブスは述べています。これは、今、これまでにないつなぎ合わせ方をすることにより新たな価値や新たな解決策を生み出す「新結合」とも言われている、まさにイノベーションのことでもあります。

「世界をつなぐ越境者」の「つなぐ」には、社会や世界の中にある様々な価値と価値、人と人とをつなぐ、つまり架け橋になる、という意味があります。しかし、ジョブスの「つなぐ」の視点から同様に考えると、「つなぐ」ことにより思いがけず全く新たなものが生まれてくる可能性もあるのです。これは新たなものやサービスだけに言えるものではありません。社会や世界には、多様な価値観が存在しています。それらを理解し、多様な経験をし、価値と価値、人と人をつないでいく中で、これまでにない新しい価値や新たな世界を作り出せる可能性があるのです。

今、世界を見渡すと、3年目に突入したロシアによるウクライナ侵攻や昨年度勃発したイスラエルとハマスの衝突など、世界情勢はより一層緊迫化しています。「戦争はよくない」というのは簡単ですが、誰にもそれを止められない現実には、価値と価値の共存の難しさや何千年も変わっていない人間の姿が浮き彫りにされています。しかしそのような厳しい中でも、もし私たちにできることがあるとすれば、それは、自分とは異なる価値観を排除するのではなく、理解し、多様な経験をし、これまで誰もがやらなかったようなやり方で価値と価値を「つなぐ」ことにより、新たな価値、新たな境地を見出していくことかもしれません。一見非常に難しいことですが、今は、それを可能にできる人が求められている時代ではないでしょうか。

「世界をつなぐ越境者」には様々な意味が込められています。この言葉を3年間浴びて育った卒業生の皆さんは大きな可能性に満ちています。どうか、自信をもって広い世界に飛び出し、自己実現はもちろん、社会の発展や世界の平和に貢献してほしいと思います。

最後に、高いところからではございますが、保護者の皆様に一言御挨拶を申し上げます。

本日はお子様の御卒業、誠におめでとうございます。高校生活を通して、お子様は立派に成長されました。これから一人の大人として、自分の意志で社会を歩んでいくお子様を、引き続き温かく見守っていただきたく存じます。また、この三年間、物心ともに御支援と御協力を賜りましたことに、厚く御礼申し上げます。

卒業生の皆さん、明日からは、この日吉ケ丘高校が母校となります。いつの日か皆さんそれぞれの「世界をつなぐ越境者」として成長した姿を、見せてくれることを期待いたしまして、式辞といたします。

令和6年3月1日
京都市立日吉ケ丘高等学校長
太山 陽子


令和6年度入学者選抜 前期選抜合格発表

 2月22日前期選抜の合格発表が行われました。
 前期合格者72名(うち口丹・山城通学圏17名)の皆さん
 おめでとうございます!

 この後、制服採寸、合格者登校日、等々入学に向けて多くのことを準備していかなければなりません。「高校生になる」ための心の準備も大切です。

 日吉ケ丘高校では、在校生、教職員一同が新入生を迎える準備を始めています!

【合格者登校日について】※詳細は、合格発表時に配布される資料を確認してください。
 ・第1回合格者登校日 3/19 (火) 13:30集合 合格者及び保護者
 ・第2回合格者登校日 3/22 (金)  9:00集合 合格者のみ 昼食持参
 ・第3回合格者登校日 4/ 4 (木) 合格者のみ(集合は10時から12時の間で別途指示)

令和5年5月8日以降の本校における新型コロナウイルス感染症対策について

令和5年5月8日から、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類感染症に移行されることを受け、教育委員会から国方針を踏まえ、学校教育活動の継続を前提とした感染症対策が示されましたので、5月8日以降の本校での対応を変更いたします。

詳しくは配布文書をご覧ください。

生徒心得(校則 令和5年4月1日現在)を公開しています

本校では、生徒会を通じて生徒が主体的に関わることによる生徒心得の確認・見直しを進めています。

日吉ケ丘高校 生徒心得

3年次生岸野さんが校長室まで越境体験を報告に来てくれました。

3年次生岸野さんは、昨年度の都農町フィールドワークの主要メンバーとして宮崎県の都農町の町づくり・地域活性化に関わりました。先月も春休みを利用し、自ら都農町を訪れ、都農町の若者に向けて自分のアイデアをプレゼンしました。先週、その報告に校長室まで来てくれました。

また、「京都でも継続的に活動をしたい」という岸野さんや昨年度のフィールドワークに参加したメンバーの思いを受け、今週末には、日吉ケ丘高校に都農町の起業家の方が来られることになりました。そして、現在、どのような取組をしているのか、また、どのような思いをもってこれからの社会を変えていこうと考えているかのお話や生徒との交流をしてくださる予定となっています。

今年度も都農町フィールドワークを実施していきます。始まったばかりの取組ですが、一人ひとりの生徒が主体的に行動し、ネットワークを広げ、越境体験を積み重ね、「世界をつなぐ越境者」に近づいていって欲しいと願っています。

越境体験をしている在校生の皆さん、ぜひ、校長室に報告に来てください!(校長室)
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入学式式辞

今年は春の訪れが少し早く、本校の日吉坂の桜は、みずみずしい葉桜として新入生の皆さんを歓迎しています。

ここに、令和五年度京都市立日吉ケ丘高等学校入学式を挙行するに当たり、京都市教育委員会事務局学校指導課指導主事、田中佑明様、学校運営協議会理事長および同窓会長 審政義様、PTA会長 千賀 修様を始め、多数の御来賓、保護者の皆様方の御臨席を賜り、衷心より、お礼を申し上げます。

ただ今、入学を許可いたしました新入生の皆さん、入学おめでとうございます。教職員一同、在校生とともに、皆さんを心から歓迎いたします。

本校は、昭和24年の創立以来、73年の歴史を持つ学校であります。この間、時代の変遷とともに、本校も変化を遂げてまいりました。平成7年度には京都府下で初の英語科を設置し、その後、平成21年度には英語科を国際コミュニケーション科に転換いたしました。さらに、平成26年度からは、高校入試制度の変更に応じて、より広い地域から大学進学を目指す生徒が集い、自分の興味・関心や進路希望に応じて主体的に学ぶことができる「進学型単位制普通科」となりました。そして、昨年度からはそれまでの3コース制を改変し、全員がグローバルコミュニケーションコースの生徒となりました。

本校の教育目標は「自律」・「協働」・「創造」であり、育てたい生徒像は「世界をつなぐ越境者」であります。これは、身の周りの社会や世界の中の様々な境の両側にある文化や歴史、価値観の多様性を理解した上で、その境を越え、境の両側の世界をつなぐ架け橋となる人という意味です。自分の中にある壁や社会に存在する様々な境を越えて挑戦し、いろいろな人々とつながり、自分の世界を広げ、新しい価値を求める人に育ってほしいという願いが込められています。

その「世界をつなぐ越境者」なることをめざし、これから本校で高校生活を送る新入生の皆さんに、二つのことを伝えます。

一つ目は、「自律」を目指してほしいということです。
昨年4月から成年年齢が20歳から18歳に引き下げられました。入学生の皆さんは、在学中に成年になります。18歳になると、選挙の投票権が得られ、国政の重要な判断に参加できることになります。また、自分の意志で様々な契約もできるようになります。

「自律」は、本校の教育目標にもありますが、もとは「自分の行動を自分でたてた規律(ルール)に従って正しくコントロールしていく」という意味です。つまり、自分で考え、判断し、行動していくということです。先生や保護者の方に言われたことをやるだけ、では「自律」しているとはいえません。中学校までは、先生や大人から「これをやりなさい」「あれをやりなさい」と指示され、それをこなすことが多かったかもしれませんが、指示されることや与えられることに慣れすぎてしまうと、人は次第に自分の頭で考えなくなってしまいます。それどころか、指示などの与えられる内容に不満を言ったり、うまくいかないことがあるとその理由を他人のせいにしたりするような人間になってしまうことさえあります。

ロボットやAIなどが予想を超えたスピードで進んでいる変化の激しいこの時代において、これまでのような「指示に従って物事を行う」ことの重要性は低くなってきており、社会全体でこの自律の力が求められています。高等学校は、生徒自らが自分で判断し、主体的に行動できる人間、つまり自律した人間に育っていくための学びの場だと思ってください。「中学までは1から10まで指示があったのに、高校ではないのはおかしいのではないか」と思われることがあるかもしれません。しかし、これは生徒の皆さんが自律していくために必要なステップです。もちろん学校も、少しずつそれができるよう丁寧にサポートしていきます。

二つ目は「多様性」の中での「対話」の経験を多く積んでほしいということです。
この3年間ほど、新型コロナウイルス感染症への対策が続き、学校においてもマスクの着用など、多くの制限がありました。今年の入学生の皆さんは、中学3年間はコロナに明け暮れた3年間だったと思われます。今やっと多くの制限が緩和され、元の活気のある生活が戻ってきています。この5月8日からは新型コロナウイルス感染症が現在の2類から5類に移行することを受け、国をまたぐ往来に関しても、入国の際の水際措置が大幅に緩和されるなど、今後は本校においても海外研修旅行をはじめ、コロナ以前の国際交流が再開される予定です。

本校には、校内留学施設「HELLO Village(英語村)」があり、英語教育や国際理解教育が充実しています。そこでは、海外の文化に触れる機会や、日本や京都の伝統文化を学ぶ機会、留学生など多様な背景を持った人との交流の機会などがふんだんにあり、世界の中の多様性を理解することはもちろん、そのうえで自分ができることを発信するなど主体性や発信力の育成の拠点ともなっています。昨年度からは、ALTの先生にウクライナからの先生も迎えました。世界の現状を知り、自分は何ができるのかを考える場ともなっています。

新入生の皆さんには、このような機会の中で多様な他者との対話を通じ、多くのことを経験してもらいたいと思います。そしてそれらの学びを通して、自分のやりたいことを見つけ、なりたい自分の姿を思い描き、それに向かって、数多くの挑戦をしていってほしいと思います。

最後に、保護者の皆様に一言御挨拶申し上げます。本日はお子様の御入学、誠におめでとうございます。私たち教職員一同は、お子様が自らの未来を切り開き、健全に成長できるよう、全力で支援して参ります。

そのためにも、学校と家庭がそれぞれの役割を果たしながら、お子様の自律に向けて、相互に補完しあい、連携を密にしていくことが重要であると存じます。何卒、本校教育への御理解と御支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

新入生240名の皆さんが、本校での3年間の高校生活を通して、これからの時代を力強く生きていくことができるよう、大きく成長を遂げることを心から期待いたしまして、式辞といたします。

令和5年4月10日
京都市立日吉ケ丘高等学校長
太山 陽子

新年度校長着任のご挨拶

このたび、日吉ケ丘高校の校長として着任いたしました、太山 陽子(たやま ようこ)と申します。

私は、2年前まで教頭として5年間日吉ケ丘高校で勤務していました。この度校長として再び戻ってくることができ、大変うれしく思っています。

日吉ケ丘高校は70年以上の歴史をもち、各界で活躍する卒業生を数多く輩出し続けてきた伝統ある高校です。平成26年度に進学型単位制普通科(国際コミュニケーションコース・アクセラレイティッドコース・リベラルアーツコース)となり、大学進学を目指す生徒が集う中、平成28年度には校内留学施設「HELLO Village(英語村)」が設置され、英語教育や国際理解教育に特色を持つ学校となりました。また、令和4年度にはそれまでの3コースをグローバルコミュニケーションコース1コースに統合し、英語教育・国際理解教育を全生徒に広げました。

日吉ケ丘高校で育てたい生徒像は「世界をつなぐ越境者」です。生徒の皆さんには、自分の壁や周囲の様々な境に気づき、それを越えて挑戦し、社会や世界と関わる中で、新しい価値を創り出す「世界をつなぐ越境者」となってほしいと願っています。

そのためにこれまでの成果と課題を検証しながら、国際理解教育はもとより、日本や京都の伝統や文化も大切にしながら、多様性の中で柔軟な視野を持ち、これからの社会や世界を作っていくことのできる生徒の育成を目指し、教育活動の改善・充実を図ってまいります。

保護者の皆様をはじめ、関係の皆様には、これまで以上にお力添えくださいますようお願い申し上げまして、着任の御挨拶といたします。

令和5年4月3日
京都市立日吉ケ丘高等学校長 太山 陽子
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行事予定
3/13 特活日  SC
3/14 特活日
3/15 特活日
3/18 午前:中期合格発表
3/19 終業式・大掃除・HR
第1回合格者登校日
京都市立日吉ケ丘高等学校
〒605-0000
京都市東山区今熊野悲田院山町5-22
TEL:075-561-4142
FAX:075-551-9046
E-mail: hiyoshi@edu.city.kyoto.jp