最新更新日:2024/09/24 | |
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卒業式
卒業式
去る2月28日(金)京都市立日吉ヶ丘高等学校第65回卒業証書授与式を挙行いたしました。今まで支えていただきましたすべての皆様に御礼申し上げます。卒業生たちは、それぞれの夢を胸に抱いて卒業して行きました。卒業式式辞の一部を紹介し、ご報告とさせていただきます。 「京都市教育委員会より指導主事、PTA会長様・役員の皆様・教育後援会会長様・役員の皆様・保護者の皆様、関係各位のご臨席を賜りましたことに、心から御礼申し上げます。ただいま、普通科210名、国際コミュニケーション科36名、計246名の卒業生に卒業証書を授与いたしました。卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。卒業生の皆さんにとって、充実した3年間であったことを願っています。皆さんは9年間の義務教育を終了し、自立した社会人となるためにこの日吉ヶ丘高校で学んで来られました。本日卒業すれば、世間の人からは社会人として扱われます。今までは、学校の教職員や保護者・周囲にいる大人から守られていましたが、これからは自分で判断し、行動しなければなりません。世界のIT企業が集まるアメリカのシリコンバレーで活躍しておられる岡田ノリユキ氏がご自身のブログで次のように綴っておられます。「『判断』には3種類ある。一番良いのは『正しい判断』。次に良いのが『間違った判断』。そして最悪なのが『判断しないこと』とあります。新しく会社を起業するときは、常に状況が変化し、毎日が意思決定の連続になる。最も重要な判断が必要な時に手遅れになっていることもある。これという決め手が無くても『AかBか』の判断をしなければならない場面は多々ある。判断を行うのには勇気がいる。大きな判断になればなおさらだ。普段から『置かれた状況に対して判断を下して行動を取る』ということが最も大切である。」と述べておられます。このことは、私自身も常に心掛けていることです。大人になることの重みと責任をしっかり受け止めて、失敗を恐れず前に向かって突き進んでくれることを願っています。 今、世界はますますグローバル化が進み、身近な存在になってきています。先日、四年に一度のスポーツの祭典・オリンピックがソチで開催され、まもなくパラリンピックが開かれようとしています。浅田真央選手や葛西紀明選手、羽生結弦選手や多くの選手から大きな感動をいただきました。その中で最も心に残ったのはクロスカントリースキーでロシア選手のスキーが競技途中で折れてしまい、その板のまま走っていたところをライバル国のカナダのコーチが新しいスキー板を差し出し、その板と交換し見事に完走したエピソードでした。この光景を見た世界中の視聴者が、これぞまさにオリンピック精神だと賞賛していました。是非皆さんの力でお互いに助け合い、自国や自分の身の回りの幸せだけを願うのではなく、大きく世界に目を向けて、すべての人々が幸せに暮らせる平和な社会を築いてくれることを願っています。 最後になりましたが、保護者の皆様に一言お祝いを申し上げます。本日は、お子様のご卒業まことにおめでとうございます。卒業式の晴れの日を迎えられ感慨一入のことと存じます。お子様方はすくすくと成長され、大きな夢を抱いて本校を巣立っていかれますが、まだまだ支援が必要な状況も出てくることが予想されます。そのような時には温かく見守っていただきたいと存じます。残された在校生や我々教職員は、日吉ヶ丘高校が少しでもよい学校になりますよう、努力を重ねていきたいと存じます。特に、来年度から日吉ヶ丘高校は進学型単位制高校へと大きく生まれ変わりますが、今まで脈々と受け継がれてきた素晴らしい歴史と伝統を守り、さらに新しい文化を創造していく覚悟でございます。ご入学以来、本校の教育活動にご理解をいただき、ご支援・ご協力を賜りましたことを心より感謝申し上げます。今後とも相変わりませぬご支援をお願いいたしまして第65回卒業証書授与式の式辞といたします。 平成26年2月28日 京都市立日吉ヶ丘高等学校 校長 大江加津雄 |
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