最新更新日:2024/09/24 | |
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★3月8日(木)の給食(2018.03.08)★給食からひろがる世界 「ちゃんぽん」って不思議な言葉です。 その語源は??? 諸説もろもろの語源 1)中国の福建語で簡単な食事を意味する「喰飯(シャンポン)」という言葉がなまって生まれた説。 2)鉦(かね)の音を表す「ちゃん」,鼓の音を表す「ぽん」と,違うものがまざったことを表現する言葉として生まれた説。 3)ポルトガルの言葉で「ごちゃまぜにする」といった意味を持つ「チャンポン」という言葉からきた説。 辞書を引くと,「ちゃんぽん」の意味は,次の2つ。 1)2種類以上のものをまぜこぜにすること。また,そのさま。 2) 肉・野菜などをいため,小麦粉に唐灰汁(とうあく)を加えて作った中華風の麺と一緒にスープで煮た長崎の名物料理。 なるほどね。 ところで,唐灰汁(とうあく)って何? 唐灰汁(とうあく)とは? まず,ラーメンの麺を作る際に,欠かせないものに「かん水」というものがある。これは,きいたことがありますよね。 小麦粉を練ったときに発生するグルテンに,アルカリの成分を加えると,粘性が強くなり,コシが出るようになる。かん水は,そのために用いられるアルカリ塩水溶液のこと。 ちゃんぽんの麺に使われているのは,唐灰汁(とうあく)と呼ばれるものだそうです。唐灰汁は、かん水と同じアルカリ塩水溶液だそうですが,かん水が,炭酸カリウムが主成分なのに対し,唐灰汁は炭酸ナトリウムなのだそうです。それが、ちゃんぽんの麺にラーメンとは異なるモチモチとした食感を生み出しているのだそうです。 一般的なラーメン → 炭酸カリウム K2CO3 ちゃんぽん麺 → 炭酸ナトリウム Na2CO3 ちなみに,ベーキングパウダーは炭酸水素ナトリウム。 なるほど! もともと,人類は灰を水に溶かして炭酸カリウムを得て,それを活用していろんなことに利用してきた歴史があります。 人類と,炭酸カリウムの歴史を紐解きたくなりました! |
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