最新更新日:2024/09/20 | |
本日:88
昨日:75 総数:930704 |
『定期テスト3が終わりました』
本日、定期テスト3が終了しました。
ここ何日かの間、坂を登って登校する生徒諸君には、教科書やノートを手にする姿が目立ちました。朝早くから登校し、教室で学習する姿も見られました。各々が、各々のやり方でしっかり取り組めていたのではないでしょうか。 以前にもお話ししましたが、これまでの数年間で、子どもたちをとります学習環境、特に「学習のスタイル」が激変してきています。個別に机に向かい、主に座学(インプット)を中心としたスタイルから、グループ討議やプレゼンテーション、ポスターセッションなどの発表など(アウトプット)を重視したスタイルへと変わってきています。 どうしても表面的な変化に目が行きがちなのですが、今一度確認しておかなければならないのは、やはり「バランス」が大切であるという点です。 例を挙げれば、プレゼンのスキルがどれだけあったとしても、自ら「伝えたいもの」がなければ単なる「言葉遊び」となってしまいます。英語がどれだけ上手でも、「語りたいこと」がなければ、あまりコミュニケーションの場では役に立ちません。それは日本語も同じはずです。 したがって、基礎・基本となる「知識・理解」はとても重要です。「質・量」ともに一定のレベルの知識を身につけなければ、その後の発展的・応用的な学習へとはなかなか行き着きません。 やはり義務教育最後の3年間を担う公立中学校に於いては、先にも述べましたが「バランス」を重視した教育課程を大切にし、卒業後の多様な進路選択に対応できるものでなければならないと考えています。 教室での座学、校外での体験学習、様々な行事での取り組みや部活動などなど、たくさんのことにチャレンジをして「失敗」を繰り返しつつ「成功」体験を得ていくこと。それが中学生という「発達段階」で求められる「生きる力」となり、その後の基盤となります。その一つとして、今回の定期テストも位置づけております。 保護者の皆様におかれましても、目に見えて分かりやすい「点数」という視点だけではなく、今お子たちが何ができて、何に躓いているのか、そのことをご確認いただければありがたく存じます。ご家庭と学校が手を携え、お子たちの育ちを支援してまいりたく存じます。どうか今後ともよろしくお願いいたします。(よ) |
|