最新更新日:2024/09/20 | |
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『生徒諸君にとっての望ましい「壁」とは』
個人面談も本日が最終日となりました。お忙しい中、ご来校いただきましたことをお礼申し上げます。
中学生という時期は、生徒一人ひとりの「成長」と「変化」の幅が大きく、そして多様です。誰一人、同じようにはいきません。例えば、兄弟姉妹でもまったく違うことは、皆さんもよくご存じなのではないでしょうか。 それでも3年生諸君に見られるように、ある時期が来たら一様に乗り越えなければならない「壁」が出現します(もちろん、その子の状況によっては先延ばしにできることもありますが「永遠」ではありません)。 高く、大きな「壁」(例えば受験や進学など)は生徒諸君の前に立ちはだかり、乗り越えるための努力を求めます。その一方で、子どもたちはこれまで大人たちのサポートに守られ、その自主性を尊重されることで伸びやかに過ごしてきた実態もあります。 時として目の前の「壁」に戸惑い、立ちすくんだり、場合によっては考えることを止めてしまう生徒がいないわけでもありません。そうした場に出くわした際に、私たち大人ができることはなんだろうか、といつも考えます。 友だちの「ような」先生は望ましいが、先生が友だちでよいのか、と私は考えてしまいます。一番身近な「大人」として(ご家族をのぞき)、私たち教員は「望ましい壁」としての役割があるように思うのです。ただ、その「加減」が難しいのが現代ではないでしょうか。同じような思いを、保護者の皆さんも抱いておられるとしたお話も伺うことがあります。 彼らが本当の「壁」にぶち当たったときに負けないために、少しずつ「失敗」もさせながら、そして乗り越えさせながら、「柔らかい壁」として振る舞うことが、今の私たち教員に、またご家族にも求められているのかもしれません。 本当に難問ですが、真摯に彼らと向き合い、探っていこうと思います。是非、お力をお貸し下さい。よろしくお願いいたします。(よ) |
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