最新更新日:2024/06/21 | |
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はきものを そろえる
福井県の永平寺を訪ねると,玄関に「脚下照顧」という立札があります。
これは,開祖・道元禅師からのメッセージです。 はきものをそろえると こころもそろう こころがそろうと はきものもそろう ぬぐときに そろえておくと はくときに 心がみだれない だれかが みだしておいたら だまって そろえておいてあげよう そうすればきっと 世界中の人の心も そろうでしょう この「教え」を『脚下照顧(きゃっかしょうこ)』といいます。 では,「はきものをそろえる」ということには,子どもにどのようなよい効用があるのでしょうか。 「しつけの三大原則」を唱えた教育学者・森信三さんの話にこのようなものがあります。 「はきものをそろえるということには,忍耐が必要なんです。 一度脱いでから,腰をかがめて手でそろえたり,脱ぐ際に先に後ろ向きになってから脱ぐというのは,面倒ですよね。しかし,このようなことをきちんとできる人というのは,キレなくなるんですよ。」 こんなことがあたりまえの事として実行できる子どもに,一人一人が育ってほしいと思っています。 |
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