最新更新日:2024/09/25 | |
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親子でルール作り
以前,2人の方から同じ話をお聞きしました。それは,経済協力開発機構(OECD)による15歳の生徒の学習到達度調査(2018年調査)において,授業や宿題でデジタル機器を活用しない生徒が79の参加国・地域の中で第1位という結果であったこと。しかし,学習以外でゲームやチャットでなどで毎日デジタル機器を使う生徒は,第1位という結果だったというお話でした。私はドキッとしました。デジタル機器の活用については,学校でも学習の中でどんどん取り入れていかないといけないと思いました。
先日,PTAの家庭教育学級で「情報モラル講座」があり,京都市情報モラル市民インストラクターの菅原邦美さんのお話をおききしました。子どものネット依存とそのために大人がすることのお話でした。そのお話の中で心に残ったことをお知らせします。 ○子どもがゲームの実況などのYou Tubeに引き付けられるのは・・・ →しゃべり方がため口を崩したもの,そしてあおるような言葉遣いも要因の一つ。 ⇒普段は止められるような言葉遣いに,子どもがひかれてしまう。 ○「ソーシャルゲーム依存」なぜゲームをやめられないのか・・・ →ゲームをする 〈ハラハラ ドキドキ 不安感〉→クリアする 〈心地よさ〉→ ドーパミン(快感ホルモン)の大量放出→心地よさの記憶「またやりたい」 →更なる刺激を求める「もっともっと」 ⇒ このようにゲームは,はまるように作られている ○子どもは,自らやめる力が弱い →ヒトには感情をつかさどる「大脳辺縁系」と理性をつかさどる「前頭前野」がある。大人はどちらも発達しているので,したいことがあっても理性で我慢をすることができる。でもこどもは,「前頭前野」が十分に発達していないので,したいことがあるとなかなかやめられない。 ⇒その為に周りの大人の関わりが必要 □まわりの大人ができること 子どもと共にルール作りを 子どもと一緒に!が重要 保護者による使用制限機能(ペアレントコントロール)をする ゲームのレーティング(年齢制限)の確認を保護者がする 利用時間の制限 等 ■してはいけないこと いきなりスマホを取り上げること イライラ・暴言・暴力などの禁断症状が出る →意欲をなくし,何もしなくなる 子どものすべてが詰まっているので憎しみは親に向かう このようなお話をお聞きしながら,子どもを取り巻く周りの大人がどう関わるかが大切だということを再確認しました。子どもが将来,ネット依存にならないためにも,ネットの世界よりも現実の世界が楽しくて自分の居場所がある心地よい場であることを実感してほしいと思います。また,私たち大人がスマホ利用のお手本を見せることも大切ですね。 もし,何かお困りのことがございましたら,何なりと学校へご相談ください。 |
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