最新更新日:2022/03/24 | |
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実りの秋と書き表します。「無花果」は,花を咲かせずに実をつけるように見える ことから付けられた漢語で,これに熟字訓で「いちじく」という読みを付け ました。しかし,実際には外から見えないだけで花嚢の内部に小さな花を つけます。果実は熟すと濃い紫色になります。ちょうど今食べ頃になっている 実があります。果肉の部分を食しているのかと思っていましたが,実は 果肉ではなく花托(かたく)と言われる部分を食べているそうです。 別名,蓬莱柿(ほうらいし),南蛮柿(なんばんがき),唐柿(とうがき) などとも言われます。原産地はアラビア南部で、紀元前3000年頃には栽培され ていたというから驚きです。日本には、1630年長崎に渡来し,不老長寿の果物 とされています。 もう一つは「リンゴ」 リンゴの種類は多く,現在7500以上の品種が栽培 されているそうです。くだものとしてももっともポピュラーですね。 原産地はカザフスタン南部,キルギスタン,タジキスタン,中国の新疆ウイグル 自治区など中央アジアの山岳地帯,カフカスから西アジアにかけての寒冷地 だといわれています。現在,日本で栽培されているものは,明治時代以降に 導入されたものです。病害抵抗性,食味,収量などの点から品種改良が加え られ,亜寒帯,亜熱帯及び温帯で栽培可能になりましたが,暑さに弱いため 熱帯での栽培は難しいそうです。 この暑い夏に,身近な場所でこんなに大きな実をつけた「リンゴ」に感動 しました。昨年は,赤く色づいたと思った途端,鳥についばまれてしまいま した。今年は鳥よりも早く,賞味したいですね。 秋の気配が・・・アオイ科の一年草。草丈は1m半くらいになります。 原産はアフリカ。わが国への果菜としての導入は比較的最近。 名前の言われは,原産地の地名で英語の「okra」からきています。 フランス名は「gombo(ゴンボ)」とユニークですね。 花が咲き,そのあとにできる実があの「オクラ」になります。 切り口が5角形,独特のねばねばがあり,さくさくおいしいです。 今は,世界各地で栽培されています。日本では鹿児島と高知が代表的産地。 別名 「陸蓮根(おかれんこん)」というそうです。 秋といえば「コスモス」の花を思い浮かべます。 菊(きく)科。コスモス属の植物です。 原産地はメキシコですが 日本の風景に自然にうまくとけこんでいる花です。 メキシコからは,1876年頃にイタリアの芸術家が日本に持ち込んだ のが最初と言われ,渡来当時は「あきざくら」と呼ばれていました。 「コスモス」の漢字を「秋桜」と表すのはこういう由来からです。 コスモス(cosmos)の語源は、ギリシャ語の「秩序」「飾り」「美しい」という 意味の 「Kosmos, Cosmos」の言葉に由来しています。このことから, 星がきれいにそろう宇宙のことを,cosmosと呼び,また,花びらが整然と並ぶ この花をcosmosと呼ぶようになりました。花の名の語源を調べると新しい発見 があります。見た目はいかにも弱々しい「コスモス」ですが,台風などで倒さ れても茎の途中から根を出し,また立ち上がって花をつけるというほど強い 植物です。 花言葉「乙女のまごころ,愛情,たおやかさ」 観察池に目を向けるとソーセージのような穂をつけていました。この機会にガマについて少し調べて みました。池や沼などの水辺に生える葉は高さ1〜2mで,水中の泥の中に地下 茎をのばします。夏に茎を伸ばし,円柱形の穂をつけます。穂の下部は赤褐色 で太く,雌花の集まりで穂の上半分は細く,雄花が集まり,開花時には黄色い 葯が一面に出ます。風媒花の植物です。雄花も雌花も花びらなどはなく,ごく 単純な構造になっています。雌花は結実後は,綿クズのような冠毛を持つ小さ な果実になります。この果実は風によって飛散,水面に落ちると速やかに種子 が実から放出されて水底に沈み,そこで発芽します。また強い衝撃によって, 種が飛び散ることもあるそうです。 5年生が花壇の土を掘り出して,ビニールシートを敷き,苗代を作り育てた 稲に穂がついていました。よく見ると,稲の花も見られます。さあ,どんな米 ができるか楽しみですね。 わあ!!背丈がぐんぐんのびて・・・ひまわりはすくすくと育ち,太陽を見てほほえんでいました。 和名「ひまわり」の由来は,太陽の動きにつれてその方向を追うように花が 回るといわれたことからついたそうです。ただしこの動きは生長に伴うもので あるため,実際に太陽を追って動くのは生長が盛んな若い時期だけです。 2階に届くかの勢いで伸びたひまわり。夏休み明けの子どもたちの登校を 待ちわびているかのようです。 |
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