6月の田植え以来,大切に育ててきた稲も,乾燥を終え,いよいよ脱穀,籾摺り,精米を迎えました。小さな苗が,大きく成長し,立派な米に変わる日です。まずは,脱穀。昔ながらの方法で脱穀を体験しました。特に,国立民族学博物館で見た足踏み脱穀機を使って脱穀していた時は,子どもたちもその動きにおどろいていました。次は,籾摺りです。すり鉢とボールを使って籾殻を取っていきました。そして精米。ビンの中に玄米を入れて,棒で米を動かしながら精米してみました。ただ,短時間では上手に白米にすることはできませんでした。昔の人々は,お米を育てるのも,とれたお米を白米にするのにも,長い時間をかけて,苦労をしながら作っていたことがよく分かりました。最後に,機械での籾摺り,精米を見せていただきました。機械の便利さを実感することができました。