最新更新日:2024/09/26 | |
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芸術探求事業「長唄講義」2芸術探求事業「長唄講義」1
三味線/杵屋勝九郎先生、杵屋寿哉先生、長唄/今藤小希郎先生をお迎えし、6月12日(火)1,2年生合同で開催しました。解説は本校日本音楽史担当の井口はる菜先生です。
本物に触れる貴重な機会、京都の音楽高校だからこそできる豊かな時間を今年は実現でき、本当に良かったです。 三味線や長唄の歴史や解説のあと、動物の様子や情景などを表現した音楽を鑑賞しました。大変関心を寄せたようで「真顔で弾かなければならないのですか?」「今藤先生は扇子を持ってらっしゃいますが何か意味はあるのですか?」「座っていては声が出にくいと思うのですが、なぜ立って歌わないのですか?」などの質問が相次ぎました。先生方のお答えがまた楽しく和やかなもので、生徒たちは興味深く耳を傾けていました。 三味線の体験レッスンや、長唄も実践し(勧進帳)、最後には先生方のすばらしい演奏を鑑賞しました。 感受する力を全開にして、邦楽を身近に、そして西洋音楽との違いやそれぞれの魅力をたくさん感じたことでしょう。先生方本当にありがとうございました。 力を抜けば抜くほど,力が出る!
6月29日(火)〜7月1日(木)
文化庁の「芸術による子どもの育成事業」として,「野口体操」の講座を,各学年ごとに2時間ずつ,3日間にわたって開催しました。 講師は,野口体操創始者の野口三千三氏から直接教えを受け,現在,体奏家/ダンスアーティストとしてご活躍の新井英夫先生と,アシスタントの板坂先生にご指導いただきました。 「野口体操」とは,数十年前,東京藝術大学の体育の授業に取り入れられていた体操です。本校教員のなかにも,東京藝大在学中に体育で習ったという先生もいます。 お手本は自然界。「動」という漢字を分けてみれば「重力」。動きは,重力・重さの流れの関係によって生まれる。動きの主エネルギーは重さの流れ,そのきっかけを作ったり微妙なコントロールをするのが筋肉の役目,という自然の原理を体感する様々な方法・体操を教えていただきました。 大きな「ポリ幕」をみんなで持ち,ほんの少しのエネルギーで幕を動かすと,それが全体に伝わり波ができる様子=空気の重さの流れを全員で感じました。【写真1枚目】 寝ころんだ状態で,友人に両足のかかとを持ってゆすってもらうと,胴体から頭の先,手の先へと微振動が伝わってゆらゆらゆれる「寝にょろ」【写真2枚目】 同じく寝ころんだ状態で,片腕を垂直に上げ,友人にその手のひらを両手で包むように持ってもらって,腕の重さに任せて揺らしてもらうと,蛇のようにぐにゃぐにゃと揺れる「腕にょろ」【写真3枚目】 体重の移しかえで重さの流れを腕に伝え,両腕を回転させる運動【写真4枚目】などなど,様々な動きを体験するなかで,生徒たちは徐々に「脱力」することを体得していき,同時に,脱力したところにエネルギーが通っていく感覚をつかんでいきました。腹式呼吸と胸式呼吸についても学びました。 最後に新井先生が,前後に少し足を開いて長い鞭を手に立ち,鞭をゆっくり前にやり,後ろにやり,そして瞬間的に前にもってくると……「衝撃波」が生まれて,大きな音をたてました!【写真5枚目】 力を入れずに腕を前後に動かし,瞬間的に鞭を前にやるときに,体重移動とともにくっと力を込めるのです。鞭はどこにも当たっていないのに,パーンというすごい音が!みんな,びっくり! 講座終了後,何人もの生徒がトライして,成功していました。【写真6枚目】 様々な動きを学ぶなかで,一番力が抜けているところが一番よく動いていることを発見しました。 楽器を弾くとき,歌うとき,余計な力が入っているとよい音は生まれません。力を抜くと重力の重さを力に変えられます。フォルテッシモやピアニッシモ,高音の発声,速弾き…,演奏には「脱力」が大切であることを学びました。 体がほぐれて,とても気落ちがよかったですね。 今後の演奏に,日々の生活に,ぜひ野口体操を取り入れていきましょう。 新井先生,板坂先生,楽しく興味深いご指導をありがとうございました! 第198回定期演奏会(公開実技試験)第2日目を行いました!
6月19日(土)
公開実技試験第2日目。 指揮,声楽,弦楽専攻が行われ,計19名が試験に臨みました。 この日も,一般のお客様にはご来場いただけませんでしたが,在校生と保護者に公開される「第198回定期演奏会」として披露されました。 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,座席を50%に制限しての開催となり,保護者の方の一部と専攻外の1,2年生には,アリーナにてライブ中継映像をご覧いただきました。 前週の中継ではアリーナの舞台中央に設置されているスクリーンを使っていましたが,舞台奥の壁面全体を覆っているホリゾント幕をスクリーン代わりに使ってみたところ,大きな画面で臨場感がより高まって,好評でした。 下は,出演した3年生【写真右】の感想です。 〇今回の実技試験を通じて何よりも心に大きく刺さったのは,仲間との支え合いでした。万全のコンディションではなかった人も少なくありませんでしたが,73期全員がモチベーションを保ち,お互いに励まし合い,たくさんの先生方や後輩にも力を借りながら成し遂げることができたのが,何よりもうれしいです。同級生の演奏を聴き,何人もが目に涙を浮かべていたのも印象的でした。完全な形ではなかったですが,この状況だからこそ一生心に残る最高の思い出です。(指揮専攻 Yさん) 〇先生方にできる限りの感染症対策をしていただいたおかげで,安心して舞台に立つことができました。ホールで演奏することの喜びを,これまで以上に感じています。この実技試験の日のことはこれからもずっと忘れないと思います。(声楽専攻 Fさん) 〇同級生の,普段とはまた違った姿,表情,お客様の大きな温かな拍手に包まれ挑んだステージ。今までの実技試験では感じられなかった空気。何もかもが新鮮で,うっとりするほどの幸福感に満たされました。このような機会を設けてくださった先生方,保護者の皆様,後輩たちに心から感謝の気持ちを込めて演奏しました。 本当にありがとうございました。(ピアノ専攻 Hさん [本日は伴奏で出演]) 【写真左】アリーナ中継の様子(休憩中,明るい状態) 【写真右】6月19日に出演した3年生たち 第198回定期演奏会(公開実技試験)第1日目を開催しました!
6月12日(土)
緊急事態宣言下のため,昨年度に続き今年も,一般の方にはご来場いただかず,在校生と保護者の方の前で,3年生が渾身の演奏を披露しました。 本日は,第1日目として,ピアノ専攻13名と管打楽専攻7名の演奏でした。 密をさけるため,昨年度末にPTA音友会の寄贈により整備された,ホール=アリーナ中継システムを活用して,ホールには3年生とピアノ・管打楽専攻の1,2年生,そして,3年生の本日出演の生徒の保護者の方各1名にお入りいただき,アリーナでは,1,2年生の保護者と別の専攻の1,2年生を中心に鑑賞いただきました。 本来なら,ホールいっぱいのお客様の前で演奏する緊張感や高揚感を感じながら,思い切り自分が磨いてきた音楽を皆様に届ける日となるはずでしたが,残念です。 しかし,今できる精いっぱいのかたちのなかで,頑張ってくれたと思います。 来週は,同様のかたちで,指揮・声楽・弦楽が行われます。 < 生徒の感想〜ピアノ専攻 K > 正直に言って,一年前の自分が今日のことを想像できたでしょうか。 大きな拍手で舞台に上がり,演奏後,さらに大きな拍手を贈ってもらえる。 こんな当たり前を,去年1年間,感じることができなかった。 そして,今日,この当たり前が実現されてうれしかった。 この実現のために協力してくださった先生方,後輩,保護者の皆さんに,本当に感謝しています。 【写真左】ホールの様子 【写真右】アリーナの様子(休憩中,明るい状態) クラス行事日
4月23日(金)本来なら遠足を実施する予定でしたが,新型コロナ感染者数の増加を受け,校内でのクラス行事日として各学年で感染対策に留意しながらクラスの親睦を図りました。以下は各学年の様子です。
【1年生】 前半は,チーム対抗で様々なゲームに取り組みました。ジェスチャーや絵で答えを仲間に伝えるゲームなど,白熱した戦いが繰り広げられました。後半は,行事委員が企画進行する宝探しゲーム。学校中に隠したお宝を探し求め大いに盛り上がりました。75期の初めての行事は、行事委員のがんばりもあり、クラスの和を深める楽しい時間になりました。 【2年生】 急遽、校内で実施することになったクラス行事。準備期間がほとんどなかったにも関わらず、行事委員のメンバーがクラスで楽しめるレクリエーションを考えてくれました。 クラスの皆からも意見を募り、実施することに決まったのは“気配切り”。 それぞれが新聞紙で刀を作り、目隠しをして相手に斬りかかっていました。目隠しをしているので、全く人のいない方向に進んでしまったり、味方に斬りかかってしまったり……。その度に外野からは声援や方向の指示などが飛んできて、笑いが絶えない時間を過ごすことができました。 【3年生】 3年生は、行事委員さんによる主体的な進行により、アリーナを使って全員が体を動かしながら、クラスの親睦をはかるレクリエーションの時間を持ちました。前半はクラスを2つにわけ、アリーナ全面を活用して全身運動を楽しみ、後半は、9つのグループをつくってお互いに考えるゲームに取り組みました。 校内の活動ではありましたが、普段の学校生活とは異なる集団活動の時間を共有できた今回のクラス行事は、気分をリフレッシュし、相互の連帯をさらに深めることができた1日となりました。 【写真は上から,1年,2年,3年の様子です。】 【4/13(火)】「Horion Concert of ”73rd”」が開催されました!
4月13日(火)15:00より,73期生によるコンサート「Horion Concert of"73rd"」が,本校ホールにて開催されました。
準備段階から当日の運営まで,すべて73期生(3年生)の手によるコンサートでした。 昨年度の1年間,重唱や重奏などの授業で取り組んできたアンサンブルの集大成として,ソロや合唱も交えながら,思いのこもった音楽を,招待者の皆様に届けてくれました。 最後の合唱では,美しいメロディと歌詞が胸に迫って,ステージの生徒たちとお客様方とがひとつになって胸を熱くしているのが感じられました。 一人一人の成長の見える,そして,温かい演奏会になりました。 ホワイエには,昨年度の「総合的な探究の時間」に取り組んだコロナ下での音楽活動についてのグループ探究のポスターや動画が展示され,お客様が熱心にご覧になっておられました。 73期の生徒たち自身の感想等は,あらためてこのブログに掲載させていただきます。 ご来場くださった皆様,ありがとうございました。 Horion Concert”The 73rd”を開催します!
皆さん、こんにちは!堀音73期生です。
この度私たちは、4月13日に演奏会を開催させていただくことになりました。 新型コロナウイルスの影響により身内だけのものになります。ご了承ください。 73期のアンサンブルの授業の集大成として頑張っていきます。 拙い演奏ではありますが、精一杯頑張ります! ご招待者の方も、当日37.5度以上や風邪の症状がある場合は、ご来場をお控えください。また、ホールでの手指の消毒にもご協力よろしくお願い致します。 開場 14:30 開演 15:00 場所 京都堀川音楽高校ホール ※要整理券 一般の方に来ていただけないのはとても残念で心苦しいですが、後日感想や写真等をこのHPに掲載させていただきます。よろしくお願いします。 |
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