最新更新日:2024/09/24 | |
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バロックダンス講座第3回〜文化庁主催事業
平成28年度文化芸術による子供の育成事業(芸術家の派遣事業)として、7月の1,3年生を対象としたバロックダンス講座第1,2回に引き続き、2年生を対象とした第3回を行いました。
2年生たちはヨーロッパ研修旅行から帰国してまだ1ヶ月。シェーンブルン宮殿の大広間やシャンデリア等の雰囲気とその余韻を持ちながら、ブーレ、ガボット、メヌエットのステップを学びました。 当初はぎごちなかった動きも次第に滑らかになり、重心の移動が拍子と結びついてステップとなっていることを体感したり、チェンバロの構造や特徴を説明していただいた後に、実際のチェンバロの演奏を聴かせていただいたり、バロック時代のダンスと音楽の生きた結びきを体感できた時間になりました。 講師として来ていただきましたダンスの浜中康子先生、チェンバロの上尾直毅先生、お忙しい中を本当にありがとうございました。 文化芸術探究事業 2年対象 「尺八講義」尺八の寄田真見乃先生、日本音楽史ご担当の井口はる菜先生をお迎えし、楽器のこと、簡単な歴史をお話しいただきました。室町時代からのものと思われがちですが、日本には奈良時代に伝来し、また楽器の起源は紀元前と伺って、その歴史の長さに驚きました。「どうしてこんなに続いたのだと思いますか?」という生徒からの質問も出て、寄田先生の「良いものであったから続いているのだと思います」とのお答えに生徒たちは頷いていました。 体験学習では、ともかく音を出すだけでも大変そうでした。四苦八苦の合間にふいに音が出たりすると、笑いでいっぱいになるような楽しい学習でした。 一音に魂が宿るごとく、先生の尺八の音色は多彩で音の高さや長さも自由で豊かでした。惹きこまれるような空気と余韻。体験後は一層真剣に鑑賞しているようでした。寄田先生、井口先生、ありがとうございました。 全校人権学習
12月12日(月)に全校人権学習を行いました。今年度は、講師として兵庫県聴覚障害者協会の森本尚樹さんと手話通訳の中西愛さんにお越しいただき、「聴覚障がい者の暮らしと社会」というテーマで講演をしていただきました。ご自身の生い立ちに加え、聴覚障害者のコミュニケーションについて教わりました。「手話」以外に「指文字」、相手の口の動きから言葉を読み取る「読話」などがあり、ゲーム形式で体験させていただきました。特に「読話」では、正解率が高く、さすが音楽高校の生徒は口の動きがはっきりしていると森本さんからおほめの言葉をいただきました。最後に「聞こえない人もごく当たり前の生活ができる社会になってほしい」というお言葉がありました。生徒たちは、障害のある方のことや自分自身のこと、友人、家族そして社会のことを見つめ直すきっかけになりました。
写真上・・・森本尚樹さんの手話を交えての講演 写真中・・・口の動きを読み取る「読話」体験 写真下・・・手話で拍手 |
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