最新更新日:2024/09/27 | |
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平成28年度 学校いじめ防止基本方針
1 学校いじめ防止基本方針
(1)目的 いじめは,いじめを受けた生徒の教育を受ける権利を著しく侵害し,その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず,その生命又は身体に重大な危険を生じさせるおそれがあるものである。 私たち教職員は,生徒の尊厳を保持する目的の下,いじめはすべての生徒に関係する問題であるという認識を持ち,すべての生徒が安心して学校生活を送り,様々な活動に取り組むことができるよういじめ防止対策の取組を推進する。 (2)基本理念 すべての生徒が安心して学校生活を送り,様々な活動に取り組むことができることは,生徒の基本的な権利である。どの生徒もいじめられず,いじめを行わず,そして,いじめを放置することのないよう全校をあげていじめ防止対策に取り組む。 2 学校におけるいじめの防止等対策のための組織 (1)いじめ防止対策委員会の設置 1 委員会名 いじめ防止対策委員会 2 構成員 教頭,生徒指導主事,総務部長,保健主事,スクールカウンセラー *必要に応じて,音楽科主任,人権教育部長,担任,顧問等の関係教職員が参加する。 3 開催時期 定例会:前期・後期各1回開催。その他必要に応じて随時開催。 4 委員会として取り組む内容 すべての生徒の動向を把握し,必要に応じて組織的な対応をし,学校におけるいじめの防止や早期発見及びその対策の措置等を講ずる。また,いじめ防止のための研修会等を開催する。 (2)教職員の資質向上 1 基本的な考え方 「見逃しのない観察」「手遅れのない対応」「心の通った指導」を進めるとともに,人権尊重の精神を育てるため教職員はたえず研修(自己研修,校内研修)に努め,資質向上を図る。 2 研修の時期・内容等 年度当初(方針等の確認),職員会議における生徒指導連絡,前期末(前期まとめ) 年度末(年間まとめ) 3 基本的取組 (1)学校におけるいじめの未然防止のための措置 1 授業改善 各教科の取組を通して「人間としての在り方生き方」について考察を深めさせることが,いじめ防止に資することを踏まえ,校内公開授業や参観授業等に取り組むとともに授業内容の充実を図る。 2 道徳教育・体験活動 生徒の豊かな情操と道徳心を培い,心の通う対人交流能力の素地を養うことがいじめの防止に資することを踏まえ,全ての教育活動を通じた道徳教育や体験活動等の充実を図る。 3 生徒が自主的に行う活動 学校としていじめ防止に資するため,生徒が自主的に行う活動の支援を行う。 4 生徒への働きかけ及び保護者への啓発 生徒・保護者に対し,いじめを防止することの重要性に関する理解を深めるための啓発等を行う。 (2)いじめの早期発見のための措置 1 情報の集約と共有 全教職員が普段から生徒の様子を見守り,心配な事柄を発見した場合は速やかに情報共有を行う。 2 生徒に対する定期的な調査 1)アンケートの実施 毎年,「悩みアンケート」や「いじめに特化したアンケート」を実施し,いじめ防止等に必要な対応を行う。 2)教育相談の実施 生徒・保護者及び教職員からの相談を担当する分掌として「総務部」を設置している。 3)その他 いじめを受けた生徒等の教育を受ける権利,その他の権利利益が擁護されるよう配慮する。 4 いじめが起こったときの措置 (1)基本的な考え方 いじめの相談や通報があった場合には,速やかにいじめの事実の有無の確認を行い,いじめをやめさせる措置を講ずる。必要な場合は,関係機関との連携を密にして指導に取り組む。 (2)いじめが発覚したときの対応 生徒がいじめを受けていると思われるときは,速やかに当該生徒に係るいじめの事実の有無の確認を行い,学校の設置者である教育委員会に報告する。そして,いじめをやめさせるとともにその再発を防止するため,複数の教職員がスクールカウンセラーの協力の下,いじめを受けた生徒・保護者に対する支援やいじめを行った生徒等に対する指導またはその保護者に対する助言を継続的に行う。 (3)ネット通じて行われるいじめへの対応 生徒及び保護者が,発信された情報の高度の流通性,発信者の匿名性,その他のインターネットを通じて送信される情報の特性を踏まえ,インターネットを通じて行われるいじめを防止し,且つ効果的に対処することができるよう必要な啓発活動を行う。 5 重大事態への対処 (1)基本的な考え方 次に掲げる重大事態に対処し,再発防止策を講ずる。 1 いじめにより生徒の心身又は財産に重大な被害が生じた疑いがあると認めるとき。 2 いじめにより生徒が相当期間学校を欠席することを余儀なくされている疑いがあると認めるとき。 (2)重大事態が発覚したときの対応 速やかに,当該重大事態に係る事実関係を明確にするための調査を行う。いじめを受けた生徒及び保護者に対しては,当該調査に係る必要な情報を適切に提供する。 6 関係機関との連携 (1)地域・家庭との連携の推進に向けて いじめの防止等のための対策は,いじめを受けた生徒の生命及び心身を保護することが特に重要であることを認識しつつ,地域住民,家庭その他の関係者の連携の下,いじめを克服することを目指して行う。 (2)関係機関との連携の推進に向けて 設置者である教育委員会を通じて,重大事態が発生した旨を市長に報告を行う。 平成28年度 中学生向けスクールガイダンス 報告その2音楽に憧れ真剣に進路に悩む数多くの中学生達が、熱心に、授業体験や、卒業生の演奏とインタビューや、在校生との交流コーナーなどに参加しました。 写真は上から、合奏の授業見学の様子、音楽科からの選抜に関する説明、卒業生の演奏とインタビュー風景、です。 健康長寿のまち・京都4月の新年度が始まって早々、本校ホールで収録が行われました。 以前、市立高校PRのための収録が本校でも行われましたが、今回の収録は生徒たちがメインではないものの、「お年寄りを支える若者」という今回のCMの重要なコンセプトを担い、生徒たちもやる気満々。 春休み中に練習を行い、いよいよ収録当日。 カメラやマイク、照明など山のような機材とともに、音響さん、カメラマンさん、メイクさん、アシスタントの方々、演者さん、マネージャーさん、ディレクターさん、プロデューサーさん…多くの方々がホールに来られて、収録が始まりました。 生徒たちにとって「収録現場」というものは初めての場所でしたが、一本のCMにどれだけ多くの方々が時間と情熱と夢を込めて作っているのか知ることのできた場ともなりました。 たくさんの人と一緒に一つのものを作り上げていくプロセスとその喜びは、生徒たちにとって得難い貴重な体験の場であり、将来、仕事をしていく上でも役に立つ体験になったのではないかと思います。 このような機会をあたえてくださった第弐表現の秋山さんをはじめ、多くの方々にこの場をお借りしてお礼申し上げます。 生徒たちが笑顔で演奏する姿も、CMでどうぞお楽しみください! 平成28年度 中学生向けスクールガイダンス 報告その1写真は、5月14日(土)に行われた第一回目スクールガイダンスの様子です。 中学生とその保護者の皆さんは、学校生活の様子や入試に対する現段階での具体的な準備のしかた等、熱心に聴いていただきました。 高校生の演奏、卒業生の演奏、高校生とともに実際の授業を受ける「授業体験」など、盛りだくさんのプログラムでした。 第4回 金管・木管アンサンブル部定期演奏会管打楽器専攻の新入生にとって初めての本番。 先輩達と練習を重ね、熱の入った素敵なコンサートになりました。 お客様も約150名と、このコンサートも少しずつ周知されてきたのではないかと思います。 また、生徒の発案でコンサート終了後に熊本地震支援募金を行い、 計39,488円のご協力を頂きました。 集まった募金は日本赤十字を通して全額熊本県にお送り致しました。 ありがとうございました。 平成28年度 遠足音楽や勉強から少し離れて、春爛漫を満喫し明日からの活力をもらったようです。 写真上:1年生、妹背の里 写真中:2年生、二色の浜 写真下:3年生、大阪市科学館 対面式、新歓コンサート
新1年生を迎え、13日(水)、対面式と新歓コンサートが行われました。
対面式では、新1年代表が堂々と力強く挨拶し、生徒会長が新入生を優しく励まし、期待を表明しました。 続いて、「新歓コンサート」が開かれ、3年生を中心に先輩たちが楽しいクイズコーナーもまじえながら、普段とは違った編成、曲種で新入生の耳を楽しませました。中でも、5台のスタインウェイを使ったピアノ5台の連弾は珍しく、圧巻でした。また、校長を引っ張り出し飛び入り参加させたグループもあり、山脇校長は無事その役を果たしました。(お疲れ様でした。) 先輩たちの暖かい演奏を聴いて新入生はますますこの学校で学ぶ意欲を高めたようでした。 平成28年度 入学式 (70期)毎年、京都・日本の春を象徴する装いをみせるここ城巽の地は、今年も四月の訪れと同時に一気に桜が満開となり、新たな年度のスタート、そして新たな出会いを待ちきれないと言わんばかりでした。昨日の雨で、少し散ってしまったかもしれませんが、逆に、あらためて仕切り直し、晴れやかな、身の引き締まる思いで、今日の日を迎えることができた、そんな気がします。 3月の第67期卒業演奏会の挨拶でも触れましたが、戦後70年を過ぎた我が国、国の内外や分野を問わず、前に進めなかったり、時には心が通じ合わなかったり、裏切られたり、解決すべき課題はいまだ多く、科学・文化・スポーツ・芸術の世界においてさえ、人間の尊厳をも問われかねないような、厳しい状況が立ちはだかっている現実があります。 季節としての春は毎年確実にやってきますが、本当の意味での春爛漫の日々が、日本・世界に一日も早く訪れることを祈るばかりです。しかし同時に、今こそ、「音楽」の、そして文化芸術の持つ力や可能性を強く信じる時ではないかと感じます。だからこそ、その才能を与えられ、豊かな未来を託された若者には、しっかりと先を見据え、本質をわきまえ、立ち向かう姿勢と、高い「志」が求められていると思うのです。 本日は、京都市立京都堀川音楽高等学校、第7回入学式を挙行するにあたり、御来賓として、京都市教育委員会生徒指導課首席指導主事 八束様、PTA音友会会長 束原様、ならびに役員の皆様、京都・堀音同窓会会長 藤本様、城巽自治連合会会長 香川様、堀音父母の会会長 寺内様、のご列席を賜りましたことに厚く御礼申し上げます。ありがとうございます。 ただ今めでたく、平成28年度新入生、40名の入学を許可いたしました。 新入生、第70期生の皆さん、入学おめでとう。皆さんは、見事選抜の難関を突破し、この晴れの日を迎えました。ここまで確固たる意志を貫き、たゆまぬ努力を重ねてきた、その成果が花開いたのだと思います。また、保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。保護者の皆様におかれましても、ここまで並々ならぬご苦労があったであろうと拝察いたします。京都堀川音楽高等学校 教職員一同、そして在校生一同、新入生の皆さんのご入学を 心より歓迎いたします。 さて、本校は、1948年(昭和23年)に 、「堀川高校音楽課程」として創設され、以後、出雲路学舎、岡崎学舎、沓掛学舎と移転し、1997年(平成9年)、日本で唯一の公立の音楽高等学校として独立しました。そして今からちょうど6年前の平成22年4月に、ここ城巽の地に移転してまいりました。新校舎とともに校名も、「京都市立京都堀川音楽高等学校」と 改称、新たな一歩を踏み出し、今年3月には、第67期生が、それぞれの進路に向かって力強く巣立っていきました。 そして記念すべき第70期生40名を、今日、制服の装いも新たにして、迎えることができました。創設以来、音楽を専門とする公立の高等学校として、全国から高い評価を受け、その70年近い歴史の中で、国内のみならず、世界で活躍する音楽家を数多く輩出してきた、輝かしい伝統のある音楽の名門校です。したがって、新入生の皆さんには 本日から、この京都堀川音楽高等学校生の一員としての、誇りと自覚を持って生きてほしいと思います。 本校の教育目標は、「人権尊重の精神を基盤に、心豊かな人間を育てるとともに、将来幅広く音楽専門家として活躍し、文化の発展に貢献する人材を育成すること」です。この大きな目標を達成するためには、まず、水準の高い、恵まれた環境と、熱意ある優秀な教授陣に囲まれた中で、思う存分、「音楽力」を身につけなければなりません。 今、皆さんは、「音楽」という、楽しいけれどもけっして平坦でない厳しい道を敢えて志しました。自分が多くの中から選ばれし精鋭であるという、自信と誇りを持って、何事にも積極的に取り組んでください。また同時に、自ら進んで教養を身につけ、視野を広げようとする姿勢を忘れてはなりません。その基礎基本となる「確かな学力」を培うことも、けっして怠ってはなりません。なぜなら、皆さんの大きな夢の実現への道は、その「音楽力」と「確かな学力」の両輪がそろってこそはじめて動き出すものだからです。 高校時代は、そのためだけに与えられた、時間と空間を占有できる、貴重な日々の連続です。思う存分「学べる」という歓びをかみしめ、他者を慮りながら自らを律し、たくましく、その貴重な日々を構築していき、将来に繋がる大きな「人間力」 を培ってほしいと思います。 本校の校歌「海を遠く」の歌詞の中には、 『こころを合わせ そよげば 歌がひろがる』 『ひとりでできないことも、わたしたちが集えばできる』 『たたんだ翼をひろげ 恐れずにむかっていこう』 とあります。 音楽を通した学びの過程で、自らの個性を磨き、伸ばし、他者の思いに心をよせ、自分に何ができるか思索してください。そして3年後には、与えられた環境の中から、思い切って翼をひろげ大きく飛び立ってほしい。そのために、この学び舎で、仲間とともに切磋琢磨し、時に悩み苦しみ、しかし常に楽しみ、有意義な3年間を送るのだという、ゆるぎない「覚悟」を 今日から持ちつづけてほしのです。 音楽を深く愛し、自分の中にある無限の可能性と力を信じ、これから始まる音高生活の充実は「自分しだいで決まるのだ」とたえず自身に言いつづけてほしい。また、そのためにも常に高い目標と志をたてて、これから始まるすべての事に積極的に臨んでもらいたいと心から願っています。 最後に、平成28年度新入生40名、第70期生に、アンドレ・ジッドの言葉を激励として贈り、式辞とします。 『改革すべきは世界だけでなく、人間である。その新しい人間はどこから現れるのか。それは外部からではけっしてない。友よ。それを自分自身のうちに見い出すことを知れ。各人は驚くべき可能性を内蔵している。君の力と若さを信ぜよ。たえず言い続けることを忘れるな。「自分しだいでどうにでもなるものだ」と。』 平成28年4月8日 京都市立京都堀川音楽高等学校 校 長 山 脇 護 |
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