最新更新日:2024/06/12 | |
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良いお年をお迎えください
23日は2学期の終業式でした。例年楽しみにしていた行事がほとんどできないため,この4ヶ月は長くなりそうだと思っていましたが,過ぎてしまえばあっという間だったように思います。
終業式では,子ども達に以下のことを話しました。 ○通知票は,学校で勉強し生活したことの記録。良かったところは自分が頑張ったところ,良くなかったところは自分が伸ばせるところとして,3学期からの勉強や生活の目標にしてほしいこと。 ○冬休みの過ごし方について,ゲームは家の人と決めた時間を守ること。ゲームを通してひどい言葉を使ったり仲間に入れなかったりして,人を傷つけることはしないこと。学校や家のきまりは,自分と周りの人の安心・安全に必要なことなので,どこでも誰とでもきまりは守るようにすること。家の手伝いもしっかりして,役に立つことをし,ここでも自分の力を伸ばしてほしいこと。 そして,みんなが頑張っていた,たくさんの姿の中から2つを紹介しました。 1つ目は,高学年の算数の勉強時間でのこと。「わからへん」と言った子どもに,担任が,「わからへん?何ていい言葉や。わからへんことをわからへんと言えるのはとってもいいことや。」と褒め,みんなで考えようと授業が進んでいきました。「わからへん」が言えるクラス,それをみんなで解決しようとするクラス,そして,わからないからとあきらめたり人任せにしたりするのではなくて,人の話を聞いて一生懸命考えていた子も素晴らしい。1学期には低学年のクラスで同じ様子を見ましたが,高学年でも見られたことが嬉しいです。 2つ目は,放課後の遊びの中での話。異学年の子ども間で,遊びに「寄せて」「嫌や」ともめ事が。よくある話です。「さっきは入れてくれへんかったくせに,自分達は『入れて』っておかしいやん。」それぞれの理由があって,どっちの言い分もわかります。最初から仲間に入れて,仕返しみたいなこともしなければいいのにという話ですが,素晴らしいのは,その次の行動です。その子ども達同士で話し合いをして,一緒に遊んだのです。どんな話し合いになったのかは知りませんが,自分達の力でもめ事を解決したところが素晴らしい。 子ども達には,この話をもとに,成長するきっかけはどこにでもあり,解決しようと考えることで,自分の成長だけでなく人とのつながりも強くなるということを伝えたいと思いました。子どものことなので,もめ事もたくさんあります。自分達だけで解決できないこともたくさんあります。そこを我々大人がどうサポートするかが,子どもの生きていく力を育てるために大事なポイントだと思っています。子どもの力を信じ,成長するきっかけを損なわないようにしたいと,子ども達の姿から私も学びました。 地域・保護者の皆様には,日頃より学校教育にご協力をいただき心より感謝申し上げます。 どうぞお体ご自愛いただき,良いお年をお迎えください。 |
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