最新更新日:2024/09/20 | |
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あいさつするって 気持ちいいね
あいさつは大切なものです。子どもたちは,今までに何度も「あいさつしましょう」と言われてきたことでしょう。
4月にこの学校に赴任し,子どもたちが登校するのを門で迎えた1日目に感じたことは,「この学校の子どもは,あいさつをよくするな。」「顔を見てあいさつしてくれる子どもが多いな」ということでした。しかし,毎朝門に立っていると,だんだん声が小さくなってきたり,あいさつしない子どもが目立ったりします。 月初めには,ハッピープラン委員会の子どもたちも,門に立ってあいさつ運動をしてくれます。ハッピープラン委員会の子がいるだけで,あいさつの声はよくなります。しかし,課題も見られます。ハッピープラン委員会の子どもたちが話し合い,課題と感じたことをもとに,全校で話し合う時間をとることにしました。6年生の児童が,1年から5年の各教室に行き,小グループでの話し合いを行いました。 あ あかるく い いつも さ さきに つ つたえよう この中で,できていないのは「さきに」ではないかということで,「さきに」あいさつするために,どうすればよいかをグループごとに話し合いました。各グループに入った6年生が中心になって,どのグループでもしんけんに話し合う姿が見られました。 この話し合いを経て,翌日の朝,ハッピープラン委員会の子どもは,朝からあいさつしに門に立ってくれました。いっしょに立っていると,驚くほどあいさつの声が響いているのです。大きな声で元気よく,そして,「さきに」あいさつしようと,みんなが声を進んで出しているのがわかりました。それから1週間たっても,まだ朝のあいさつは気持ちよく行われています。このすばらしいあいさつは,門だけではなく,廊下で出会った時にも見られます。 自分たちで課題を明確にして話し合ったことが,このように,すばらしい姿として見られるのはうれしいものです。先生に言われたから,親から言われたからではなく,自分たちで,何とかしようとしたからこそ,変われたのではないかと思います。 このすばらしいあいさつがいつまでも続いて,「気持ちのいいあいさつができる朱七の子」であってほしいと願っています。 めあてをもって
早くも6月を迎えました。初夏を思わせる暑さの中に,すがすがしい風も吹いています。
6月1日の朝会では,子どもたちに「めあてをもって」ということについて話しました。 教室で学習するときには,黒板に「今日のめあて(学習課題)」が示され,子どもと確認しながら学習が進みます。何か取組をするときには,はじめに「何をがんばりますか?」と一人一人のめあてを書いたり話したりします。学期のはじめや1年のはじめにも「がんばること」を決めることがあります。 「めあて」を決めて,それに向かって取り組む姿はすばらしいものです。でも,「めあて」を決めるだけではいけません。たとえば,「漢字の勉強をがんばろう」という「めあて」を立てたとしましょう。その子は,その「めあて」のために,漢字の練習を繰り返すことでしょう。でも,ここで大切なことは,「何のために,漢字の勉強をがんばるのか。」ということです。「漢字テストで100点をとりたい。」「○年生の漢字を全部覚えたい」「習った漢字を使って文章を書きたい。」等,その「めあて」が実現した時の自分の姿(目標)を描けているかが大切なのです。 自分が行動するときに,「何のために」と目的があり,「〜したい」「〜できるようになりたい」と目標があることは,とてもすばらしいことなのです。 今年度の学校教育方針にあげている一つに,「自ら進んで学習する子」というのがあります。「学習」ということばは,「生活」「行動」等に置き換えられます。行動するときには,「めあて」にそって自分で考え,判断することが求められます。「なぜ〜するのか」「どのように〜するのか」を考えます。そして,「よりよくするにはどうするか」「うまくいくためにはどうすればよいか」判断します。そして,最後には「うまくいったか」「何がよかったのか」「もっとよい方法はあるのか」と振り返ります。この一連の行動により,たくさんの力が身に付くことになり,人は成長するのです。 成功した時はうれしくなります。でも,失敗したり,相手にいやな思いをさせてしまったりと,よくない結果をもたらすことがあるかもしれません。そこで,大切にしたいことは,行動する前に自分でどう考えたかということ,また,結果を見て,しっかり振り返ることができるかということではないでしょうか。「めあて」をもつことで,自分の行動に責任をもつことにつなげてほしいものです。 |
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