最新更新日:2024/08/22 | |
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夏休みを迎えるにあたって
朱雀第七小学校 校長 武内 泰憲
平成27年度も前期1が終わろうとしています。あと少しで,子どもたちが楽しみにしている夏休みが始まります。毎年,夏休み前には,校長として,全員元気で健康で安全な夏休みを過ごしてほしいと強く願い続けてきました。 おかげさまで,この間,大きな事故やけがもなく,学校生活を送れています。 しかし,京都市では,大切な尊い「いのち」が失われる事故が相次いで起こりました。 そこで,7月1日(水)の朝会で「いのち」について子どもたちに投げかけてみました。使用したのは,福島正伸さんの『強い子』というお話です。 難病で入院しているある女の子がいました。その子には,多くの器具がとりつけられています。母親は,子どもの姿を見るたび「どうしてうちの娘が……」と嘆きます。 女の子は,そんな母親に『強い子』というお話を創りました。 女の子の生まれるずっと前,天国では,いろんな子が神様にプレゼントをもらっています。「あの町に生まれたい。」「お金持ちの家に生まれたい。」しかし,ふと見ると「重い病気」というプレゼントがあります。女の子は神様に聞きます。「これは,誰がもらえるの?」神様は言います「強い子だよ。これをもらった子は,生まれてからずっと苦しいんだ。だから,強い子にしかあげられないんだよ。」 女の子は考えます。「他の子がこれをもらったら,会ったときつらいだろうな。」と, そこで,言います。「そのプレゼント,私にちょうだい。私が一番強い子よ。」 そして,女の子は,母親に言います。「こうして,神様にお願いして,私が生まれたんだよ。」 福島さんは,「人は少しずつ違った遺伝子をもっています。それは,1つの病気で人類が絶滅しないためだそうです。すべての人に,生まれてきた理由があります。私たちが人間として生まれてきたのは,まわりの人たちだけでなく,他の生物や地球にとって必要な存在だからなのです。」 子どもたちだけでなく,すべての生き物には,存在しているという「意味あるいのち」があるのです。子どもたちには,「自分のいのちは(自分で守る)」と伝えています。 長い夏休みに入ります。規則正しい生活を行い,健康で安全な休みとなりますよう,保護者・地域の皆様の温かい見守りをお願いいたしますとともに,全員8月25日(火)には,元気な顔を見られることを楽しみにしています。 子どもの成長
平成27年度が始まり,早三か月が過ぎました。この間,6年生は「修学旅行」,5年生は「野外学習山の家」,4年生は「野外学習みさきの家」,1年生から3年生は「遠足」と,校内だけでなく,校外でのさまざまな学習をしてきました。
そうした中で,子どもたち一人一人は,本当によくがんばり,成長している様子がよくわかります。 例えば,6年生の成長は目を見張るものがあります。 毎朝,全員が運動場でランニングを欠かすことはありません。希望者は,土曜日にも学校に来て走る姿が見られます。 朝には,チャイムが鳴る5分前に放送委員会による「京都市歌」が流れます。遊んでいた下の学年の子どもたちは,手洗い・うがいをして教室に入っていきます。 6年生が活動しやすいように全校で支えています。 6年生は,学年集会で,ランニングを続けてきた心境を作文にまとめました。 また,5年生や6年生は,毎月「こころの日・環境の日」にあいさつ運動やリサイクル活動を続けています。 このように,朱七の子どもたちは,学校教育目標にある「光り輝く朱七の子」に近づいているのではないかと思っています。 7月23日(木)〜8月24日(月)まで子どもたちが楽しみにしている夏休みに入ります。「早寝・早起き・朝ごはん」という言葉がありますが,「遅寝・遅起き・昼ごはん」になることなく,規則正しい生活を行い,けがに気を付け,安全面・健康面に十分気を付けてほしいと思います。地域の皆様,保護者の皆様どうぞ見守りをよろしくお願いいたします。 6月は環境月間です
朱雀第七小学校 校長 武内 泰憲
6月5日は,環境の日といわれています。これは,1972年6月5日にストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められたものです。国連では,日本の提案を受けて6月5日を「世界環境デー」と定めており,日本では「環境基本法」(平成5年)が「環境の日」を定めています。 また,平成3年度から6月を「環境月間」と定め,各地でさまざまな行事が行われています。本校では,5月28日(木)に「ゴミ0」の取組を行いました。 私たちが暮らしている地球環境は,温暖化や異常気象など大きな問題を提起されています。そうした中,『ハチドリのひとしずく〜いま,私にできること〜』という短いお話がヒントをくれているように思います。 このお話は,南アメリカの先住民に伝わるお話です。主人公は,クリキンディというハチドリ(体長10cm前後の小さな鳥)です。 森が 燃えていました 森の 生きものたちは われ先にと 逃げて いきました でも クリキンディという名の ハチドリだけは いったり きたり くちばしで 水のしずくを 一滴ずつ 運んでは 火の上に 落としていきます 動物たちが それを見て 「そんなことをして いったい 何になるんだ」 といって 笑います クリキンディは こう答えました 「私は,私にできることを しているだけ」 (光文社より) 地球温暖化や異常気象など,世界規模の問題を解決することは,とても大切なことです。しかし,一人一人が,クリキンディのように,とても小さなことでもこつこつと努力することを続けることが必要ではないでしょうか。朱雀第七小学校の子ども一人一人がクリキンディのように,自分のできることから何事も(勉強を含めて)始める力をもってほしいと願っています。 さて,みなさん,森はこの後どうなったのでしょうか……。 ランランランチ最終卒業前にも校長室で「ランランランチパート2」をしたいと考えています。 ランランランチランランランチ再開
5月8日(金)から,校長室で6年生と給食を食べる「ランランランチ」を再開しました。今日からは,6年2組の子どもたちとの会食です。修学旅行も経験した6年生は,楽しく話が弾みました。
5月 憲法記念日に寄せて朱雀第七小学校 校長 武内 泰憲 5月3日(日)は,憲法記念日です。昭和22年(1947年)5月3日に日本国憲法が施行されました。また,5月は『憲法月間』とされています。これは,我が国の基本となるきまりである日本国憲法の精神を見つめなおす月間と考えることができます。 日本国憲法の大切な三つの柱は『国民主権』『平和主義』『基本的人権の尊重』です。 この詳しい内容は,6年生の社会科で学習します。日本国憲法の内容は,国民一人一人がしっかりと理解しておかないといけないものです。 そのうちの一つ『基本的人権の尊重』は,「誰に対してもやさしく接することができ,自分も相手も大切にする行動がとれる」ということです。言葉でいうとことは簡単ですが,実際に行動することはとっても難しいことです。 先日,6年生が参観日に道徳の学習を行いました。考える資料として,相田みつをさんの「めぐりあい」という作品をヒントとしました。 あなたにめぐりあえて ほんとうによかった ひとりでもいい こころから そういってくれる ひとがあれば 6年生が一人一人,人を大切にするために自分のできることを考えました。 ・一人一人が細かなこと,やるべきことをやっていく。 ・1年生や下級生の見本となる6年生になる。 ・人の気持ちを考え,みんなで高め合いたい。 ・日ごろから笑顔でいて,下学年の人にも笑顔になってもらい,明るい学校をつくる。 ・みんなが団結していきたい。 ・一人一人にやさしく接したい。 ・当たり前のことを当たり前にしたい。 ・他校の人がうらやむ,楽しく仲のよい学校にしたい。 ・めぐり会えてよかったと思える人になりたい。 ・信頼される人になりたい。 今年度から,子どもたちにより分かりやすい「朱七のやくそく」「光りかがやく朱七の子」という学習や生活の基になるものをつくりました。 ご家庭でも是非この機会に,たとえば「お友だちとなか仲良くしているの」など話の輪を広げ,人を大切にする必要性を伝えてくださればありがたいです。 5月の連休が明けた7日(木)の児童朝会において,憲法月間ときまり,やくそくについて話を子どもたちにしました。きまりややくそくは,人をしばるためにあるのではなく,自分を「まもる」ためにあることを伝えました。 ランランランチ2回目
4月22日(水)第2回目のランランランチがありました。
子どもたちは,修学旅行で「地引き網」を楽しみにしていることが分かりました。 ランランランチ
4月20日(月)から,6年生と校長室で一緒に給食を食べる「ランランランチ」を始めました。
1 自己紹介(名前と生年月日,星座) 2 どんな6年生になりたいの 3 どんな学年・学校をつくりたい 4 修学旅行で楽しみにしていること など一人一人に聞きました。 下の学年のお手本となりたい。やさしくしたい。 協力する学年。卒業した中学生からバトンを受け取ったようにみんなでがんばりたい。 仲間と助け合う。明るく楽しい学校をつくりたい。 など頼もしい6年生の姿がありました。 国語学習
4月20日(月)今日も雨模様で,心なしか子どもたちも朝の挨拶も元気がなさそうでした。教室の学習を見ると,「めあて」から始まり「ふりかえり」までの見通しを持って,国語の学習を行う姿がありました。
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