京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/23
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学校教育目標 『自ら学びに向かい、共に高め合い、未来を拓く子どもの育成』                       〜自分のよさに自信をもち、仲間とのつながりを大切にし、夢に向かう姿を求めて〜

相手を感じながら

京都の町では,猛暑日が何日もあったり,想像を超える大雨が降ったりと厳しい天候の夏休みでした。全国的にも大きな災害が発生しており,被害にあわれた方々には心からお見舞いを申し上げたいと思います。

さて,30日余りの夏休みが終わり,登校してきた子どもたちの元気そうな顔を見ることができました。教室のあちらこちらで楽しかった思い出を交換する場面があったと思います。
夏休みの期間の午前10時近くになると,来訪者を知らせるチャイムが鳴り,「生き物大好き委員会」の当番の児童がきて,うさぎの「バニラ」の世話をしてくれました。バニラもさすがに暑さは応えるらしくうさぎ小屋の一角にじっとしていることが多かったようです。でも,毎日新しい水と飼料をもらい,掃除をしてもらったことで夏を乗り切れそうです。
強い日差しの中,毎日,決まった時間に登校して丁寧に世話をする子どもたちの姿はとても立派だと思いましたし,一人一人の姿に責任感を感じました。責任感というのは相手があってこそ感じるものだと思います。この場合の相手はバニラでしょうか,それとも同じ委員会で活動している友だちでしょうか。
委員会活動をしているのは5年生・6年生の高学年児童です。もっと幼い子どもたちの心の中にも責任感は宿っていると思いますが,高学年になるとそれがより強く行動や態度と結びついて現れると感じます。
今日から学校生活が再開されます。責任感のある高学年のお兄さんお姉さんの姿をお手本にして,1年生から6年生まで心を合わせて,学校生活を充実させてほしいと思います。
学習と同時に,来月末に行われる運動会の練習も始まります。「考えて意見を持つこと」,「話すことで周りの人に伝えること」,「協力して行動すること」が得意な朱雀第七小学校の児童にとっては,運動会はその力を発揮する絶好の機会です。
準備や練習の段階から責任感を持って,協力し合って立派な運動会を作り上げると思います。
ご期待ください。
                           (校長室より)

夏休みには

 一部の地域では,梅雨明けが伝えられ,日差しが肌を刺すように感じられます。
 明日から夏休みに入ります。子どもたちは,1か月余りの期間を家庭や地域で過ごすことになります。
 さて,夏休みはなぜあるかというと,この期間はあまりにも暑く学習に適さないからと思われている方が多いようです。でも,実際は明治時代に欧米から学校制度を取り入れた時に,あちらでは,学校の1年が9月に始まり翌年の7月に入ると終わることが理由だそうです。
 学校制度を整えるために,欧米から招かれた教師たちが自分たちの国がそうだったように夏の期間の休みを要求したということです。
 では,夏休みの宿題はというと大正時代から始まったといわれています。日本では,4月から翌年3月までが学校の1年です。その期間の中ほどに,ふた月近い休みがあると,子どもたちが勉強をする習慣や意欲を無くしてしまうのではないかということで,「夏休みの宿題」が登場します。
 今年も学校からは,「読む,書く,計算する」というような宿題が出ますが,担任も学級だよりなどでお伝えしているように,時間に余裕のある夏休み中にできることを体験してほしいと思います。
 数十年は,真っ黒に日焼けすることも宿題の一つでした。暑さに負けず,屋外で元気に遊ぶことが大切だという意味だったと思います。2学期が始まると,学級ごとに日焼けの具合を担任の先生に判定してもらった記憶があります。(今は,紫外線を受けすぎることへの心配があり,日焼けすることを奨励されませんが。)
 時間をかけてどこかに出かけることも楽しい体験だと思いますが,おうちの方と夏休みの過ごし方についてお話しすることも大事なことですし,お父さんやお母さんが楽しかった夏の遊びを一緒にしてみたり,クラフトの作り方を教えてもらったり,大人の方が子どもの頃読んで面白かった本を教えてもらったりするのも楽しいことです。
 夏休みが終わると,教室に観察ノートや工作,調べ学習などが展示されます。子どもらしい発想が生かされていたり,大人のアドバイスが感じられたりと,作品を見て回ることを楽しみにしています。 (校長室より)

大人の目で見守りを


最近,マスコミで取り上げられる話題の一つに携帯電話やスマートホンに関するものがあります。内容は,その利便性を伝えるものもありますが,半数以上が問題点について取り上げたものが多いように思います。
 例としては,見知らぬ人と連絡を取り合った結果思いもよらぬ犯罪の被害者になったケースや,人の心や体を傷つける道具になってしまったケース,意思に反して高額な支払いを要求されるケースなどが報道されています。
 小学生がこうしたトラブルの被害者になることも珍しくないということです。携帯電話が普及するまでは,小学生が,住んでいる校区以外の人と関わりを持つことはほとんどありませんでした。ところが,今は遠く離れた他府県の見知らぬ人とも簡単に連絡を取りあえます。そして,相手がどんな人であるかが良くわからない場合があります。怖いことです。
 「無料」を強調する親切な人から高額の請求書が届いたり,なんでも話せる優しい同級生の友達ができたと思っていたら本当はお父さんより年上の人だったりということも珍しくないそうです。
 子どもたちをそういった被害から守るために,様々な取組が行われています。本校でも先月の25日に6年生対象の「ケータイ安全教室」を実施しました。学んだことをしっかり心に留めておいてほしいです。
 さて,大人は携帯電話やスマートホンの問題点を子ども以上に理解しているのでしょうか。自身を振り返って見ると,「ガラ系」とよばれる携帯電話で,登録をしている限られた人と連絡を取り合うことだけに使っています。
 一年ほど前までは,携帯電話とスマートホンの違いは画面の大小くらいだと思っていました。今は,様々な機会に学ぶ機会があり少しは分かってきたでしょうか。でもそれは,中・高生の知識にはとても及ばないように思います。
 子どもたちを携帯電話やスマートホンがもとで起こるトラブルから守るためには,様々な犯罪やトラブルの実態やフィルタリングのこと,マナーのことなど大人が知って,子どもたちに伝えることが大切だと思います。
 子どもを見守るための「眼力」をつけるのに,行政や警察・PTAや学校が企画する講座などに参加していただいくのもよいと思います。
                          (校長室より)

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