最新更新日:2024/09/26 | |
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春を迎えて
今年の冬はずいぶん厳しいと思っていたのですが,桜の様子を見るといつもより早く咲き始めて,ほんの数日で散り始めました。暑いと寒いの気候の移り変わりが年々早くなるように思います。心地よいと感じる時期が短くなってきたのでしょうか。
昨日,始業式・入学式を済ませ,子どもたちは新しい友達や担任とともに新しい学年をスタートさせました。明るい表情で登校してくる子どもたちを見ると嬉しく,改めて心が引き締る思いがします。 今年の学校教育目標は昨年と同じく「考え,伝え,ともに高め合う子」としました。昨年度,学級会の話し合い活動に重点を置き,「自分の意見を分かりやすく話す。」,「人の意見をしっかり聞く。」,「自分に意見と友達の意見を考えあわせて,より良い意見を見つける。」という力を育ててきました。 そして,その力を教科の学習や係りの活動,クラブや委員会活動の中で生かしてきました。考えたり,話したり,まとめたりすることを何度も繰り返すことで,思考力や表現力,判断力を伸ばすことができてきたと思います。 今年度は,今までの活動を一層充実させて,一人一人が持つ力をしっかりと伸ばしたいと考えています。 また,友だちを「○○さん」と呼ぶ取り組みも続けていきたいと思います。以前にも説明いたしましたが,これは,男子も女子も区別なく,同じ呼び方をしましょうというものではありません。「さん」を付けて一人一人を丁寧な呼び方で呼びましょうということです。学校生活のすべての場面で,友だちを「さん」と呼ぶことで会話が穏やかなものになります。 実際に,この取り組みを進めてから3年が過ぎましたが,朱雀第七小学校では,教室でも運動場でも乱暴な言葉遣いがほとんど聞かれなくなりました。 「○○さん」と呼んだ後に乱暴な言葉は続けにくいものです。その結果として,子どもと子どもの間の空気が穏やかになります。それが,安心して登校できることや安心して学習に参加できることにも繋がっていると思います。 勿論,私たち教職員も子どもを呼び捨てにしたり,ニックネームで呼んだりすることはありません。 学校以外のところでも広まってほしいと思う取り組みです。 (校長室より) |
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