最新更新日:2024/09/20 | |
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早春の雑感
「花売りのリヤカーが,路地裏に春を今年も運んできました。………。」
この歌のようなご時世ではありませんが,街角の花屋さんでは,所狭しと春の花が咲きあふれています。咲き急ぎのようで,少し可哀相な気がします。 もう,学校の一年も終わりの月なんですね!六年生は一歩一歩を確かめるように,学校生活を大切に送り始めています。他の学年の子どもたちも,それぞれにしっかりと成長してくれています。 前述の歌の終わりに,「一年のくらしを懐かしみ,涙こぼれる私です。」という歌詞があります。一年を終える時,人は様々な思いを残します。人それぞれに生活の条件は違いますが,「頑張ってきてよかった。」「一生懸命やってきた。」という思いを残せたら幸せですね。校舎を回りながら,ふと,こんな歌を思い出しました。 柊野校でのこの7年,校長としていろんなことをし,たくさんの人と出会い,多くのことを勉強させてもらいました。私も少しは成長したような気がします。我々のまわり,皆さんのお子さんのまわりは,どんな一年だったか振り返ってみませんか。昔のことですが,毎年三月になると,「ほたるの光」を口ずさみ自分の子の成長を胸に刻んでいた母親がいたという話を聞いたことがあります。 商店街の横道を少し入った,北風と早春の風がぶつかりそうな路地に,小さなお地蔵さんがまつってあります。誰が供えたのか,小もちと湯のみにさされた菜の花が,赤いよだれかけに語りかけているようでした。 一年間,学習やいろいろな行事に取組み,頑張ってきた子どもたちですが,やさしさとぬくもりを灯していてほしいものですね。 |
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