最新更新日:2024/09/20 | |
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いのちの大切さ
本校での臨時休業に際しまして,保護者の皆様や地域の皆様には,ご理解・ご協力ありがとうございます。
そのような中で,本日シェイクアウト訓練をする予定でしたが,臨時休業のため実施できなかったので,子どもたちにつたえたかったことを発信させていただきます。 2011年3月11日に起きた東日本大震災では,多くの方々が亡くなられたり建物が倒壊したりと本当にたくさんの方々が被災されました。そして,現在も大変な中で生活されたり,まだ行方不明の方がおられたりしている状況に心を痛めています。 子どもたちにぜひとも伝えたかったのは,「釜石小学校の奇跡」というお話です。 釜石小学校の児童が,自分たちの判断で,全校児童184人全員が一人も命を落とすことなく無事に避難できたことを「釜石小学校の奇跡」と呼んでいるそうです。 子どもたちの命を救ったのは,「津波てんでんこ」という教えです。 この「津波てんでんこ」というのは,「津波が来たら,てんで(一人一人)が,自分の命を守ることだけを考えて,できるかぎり高い所へ逃げる」ということだそうです。 釜石の町は,過去に何度も大きな津波に襲われ,多くの命が奪われました。 しかし,釜石小学校の子どもたちは,それまで教えられていた「津波てんでんこ」の教えを忠実に守って,子ども同士,より高い所へ逃げた結果,助かったのだそうです。 このお話を知り,大きな自然災害が起きた時に,自分で判断し,行動できる力を子どもたちにつけたいと改めて思いました。 この東日本大震災から私たちは生命の大切さ,温かな人と人とのつながり等たくさんのことを学びました。それを私たちの大切な子どもたちにしっかりと伝え続けていきたいと思います。 今後ともよろしくお願いいたします。 |
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