最新更新日:2024/09/24 | |
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夜空の星のはなし
昨日12月21日の午後6時ごろ。南の空の低いところに明るく輝く星が輝いていました。
写真の真ん中に見えるぽつんと輝いている星なんですが,じつは2つの星なんです。 その2つとは「木星」と「土星」。この二つがとても近づいたためにまるで一つの星のように見えたのが,昨日の夕方でした。これはとてもめずらじい景色で,このように見えるのは,なんと400年ぶりだそうです。 夜空の星のほとんどは,星空全体が東から登って西に沈むという動きはありますが,一つ一つの星があちこちに動くということはありません。なので,星座はいつも同じ形で見えます。 でも,星の中で一つ一つがいろんな動きをする星がいくつかあります。代表選手は月。昨日はあの星の横にあったのに,今日は違う星の上にある…ということがありますね。それ以外にも,地球と同じように太陽の周りをまわっている星≪これをわくせい(惑星)といいいます≫はそれぞれが動かない星の間を動いていきます。今回の主役である「木星」と「土星」も惑星で,普段はそれぞれの決まりに従って動いていますが,昨日はたまたまその場所がぴったり合ったということです。 「じゃあ,ぶつかったんじゃないの?」と思う人がいるかもしれませんが,そうではありません。地球から見て縦横方向には近づいているのですが,手前と奥という位置はものすごく離れています。つまり,見た目だけが近づいているということです。なので,ぶつかる心配はありません。 この2つの惑星が一番近づいたのは昨日でしたが,まだしばらくはとても近いところで見えるはずです。太陽が沈んで暗くなったころ,南の空の低いところを見てみましょう。二つの星が仲良く並んでいるはずです。午後6時30分ごろにはほとんど沈んで見えなくなるのでご注意を。 |
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