最新更新日:2024/09/20 | |
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岩倉文化講演会 1/7(土)
1月7日(土)岩倉北小学校で「第18回岩倉文化講演会」が開催されました。今回は,大阪府立大学の中村 治先生を講師にお迎えして,「岩倉の伝統食」〜もん餅って何でしょう〜というテーマでご講演いただきました。中村先生は,岩倉の地で生まれ育ち,岩倉地域に関する著書をたくさん執筆されている先生です。
岩倉では,お正月は雑煮ではなく,もん餅を食べる習慣があるそうです。もん餅とは,おもちをあんこときなこを混ぜて包んだものです。(餅の焦げ目をお湯で柔らかくするようにもみ込む。あんこをもみ込む。そこから,もみもち→もんもちと呼ばれるようになったのではないかと言われています)そのもん餅をなぜお正月に食べるようになったのか。昔は農家が多く田畑での作物作りが影響していることや宮中の文化が反映されていたのではないかという中村先生の文献や聞き取りを根拠とした説明に引き込まれました。 また,岩倉北地域の谷口さんには,もん餅の作り方を実演していただきました。最後の質疑応答では,出身地の雑煮の種類やもん餅の食べ方など,話題が尽きず,80名を越える参加者が大変盛り上がり,とても有意義な講演会となりました。 地域の伝統文化は,このような講演会によって継承されていくのだと思います。来年度は,明徳小を会場にして開催される予定です。楽しみにしています。 京都市の学校教育の重点では,目指す子ども像として『伝統と文化を受け継ぎ,次代と自らの未来を切り拓く子ども』が掲げられています。学校でも,子どもたちが,岩倉の文化や伝統に誇りをもち,郷土を愛する人に成長できるよう努めていきたいと思います。 岩倉三校ふれあいサロン管理運営委員会の皆様,岩倉の歴史と文化を学ぶ会の皆様,岩倉各少年補導委員会,自治連合会の皆様,そして,会場を準備いただいた岩倉北小学校の皆様,よい機会を与えていただきありがとうございました。 |
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