最新更新日:2024/09/20 | |
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人は大河の一滴
(きらめき7月号より)
先が見通せない状況の中でも,季節は移ろいでいきます。梅雨に入り,すっきりしない天候が続いている今日この頃ですが,梅雨明けとともに,新型コロナウイルス感染拡大収束を願うばかりです。 6月1日に学校が再開してから1か月が過ぎました。とは言っても,全員登校の通常再開からは,まだ2週間余りしかたっていません。そのような中でも,子どもたちは,元気に学校生活を送っています。学校の存在の大きさを感じています。引き続き,手洗い,換気,マスク着用など感染予防に努めてまいります。今後は,熱中症にも気をつけていかなければなりません。水分補給や,状況に応じてのマスクの着脱などご家庭でも,子どもたちに声かけをお願いいたします。 さて,休校期間中にあるテレビ番組で五木寛之さんの『大河の一滴』という本が紹介されていました。22年前に発行された本ですが,当時に私も読み,力をもらったような覚えがありました。探してみると本棚に眠っておりましたので,読み返してみました。年を重ね,読解力がついたとは思いませんが,内容がどんどん心に入ってくる気がしました。今のコロナ禍だからかもしれません。「現状を嘆くのではなく,自分がその環境の中で何ができるのかを考え,行動することが大切である」「人は大河の一滴・・・それは小さな水の一滴にすぎないが,大きな水の流れをかたちづくる一滴であり,永遠の時間に向かって動いていくリズムの一部なのだ」と書かれています。人は,存在していることに大きな価値があるというメッセージは,教科書にも載っている金子みすゞさんの詩「私と小鳥と鈴と」の中の「みんなちがってみんないい」に通じます。感染予防対策で様々な制限があり,生活様式を変えていかなくてはならない中で,できることを工夫して行っていくこと,日々の生活を感謝しながら過ごすことの重要性を改めて感じました。(本の解釈等,私的な感想ですのでご了承ください。) 通常授業再開後,各学年週2コマ授業時間が増えました。各40分授業ではありますが,4年生以上は7時間目まで学習しています。7月31日までの1か月,短い1学期ではありますが,子どもたちが充実した学校生活を送れるよう,教職員一同,努めてまいりますので,保護者の皆様,地域の皆様,今後ともご理解,ご協力をよろしくお願いいたします。 |
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