最新更新日:2014/10/17 | |
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「12月は人権月間です。」
「子どもの存在を尊重し,かけがえのない命を守ります。」
子どもを共に育む京都市民憲章の,第1番目に書かれている文章です。 人間は生まれながらにして大切な命があり,生きる権利があります。そして人として本来持っているたくさんの権利が誰にでもあります。しかし,その誰でも持っている権利が知らず知らずのうちに侵されたり,奪われたりすることがあります。そこで,人権を大切にすることの意義を常に考え合っていかなければなりません。 とくに今月は,1948年12月10日に,第3回国連総会において世界人権宣言が採択された月でもあります。その後1950年の第5回国連総会において,毎年12月10日を「人権デー」として,世界中で記念行事を行うことも決議されています。日本では12月10日を最終日とする1週間を人権週間と定め,人権尊重思想の普及高揚のための啓発活動を展開しています。さらに,京都市では同じような趣旨で12月全体を人権月間として取り組んでいます。 人が人として本来持っている権利は守られているのでしょうか。世の中には,女性であること,障害があること,外国人であること,特定の地域に住んでいること,宗教が異なること,膚の色が異なることなどで人としての権利が守られず,世界中でまだまだ多くの人々が人権の享有を阻まれています。 学校では,未来を担う子どもたちに「差別しない」「差別を見抜く」「差別を許さない」人権感覚をしっかり身につけさせたいものです。 新道校では特に,具体的な体験を通して人権を身につけてほしいと取り組んでいます。相手を尊重する便利なツールとしての「あいさつ」をしっかりすること。友だちの名前を呼びすてにしないで呼ぶこと。次に使う人の立場になって,トイレのスリッパを揃えること。等々,常に思いやりを持って,お互いの人権を大切にする子どもの育成を目ざしています。人権月間のこの機会に,ご家庭でも人権について話題にしてみてください。 「非日常の中での子どもの成長」
建仁寺開山の栄西禅師が,茶の木のタネを中国から持ち込み,茶の栽培と喫茶の普及の地となった建仁寺では,一般に茶道で使用する花々のことを「茶花」と言うそうですが,今まさに茶の花が満開です。ツバキ科の花ですが,白くて小振りの花がやや下向きに慎ましく咲いているのは,椿の花とは対照的で茶道の木らしくワビを感じさせる花です。
さて今月は,全国的にインフルエンザが子どもたちの間に流行しており実施が心配されましたが,5年生の「山の家」(4泊5日)の野外体験活動を無事に実施することができました。今回は非日常(環境・指導者・仲間)の中でどれだけ自分たちの力が出せるのかが焦点でした。便利な町の中で保護者の方との生活環境から,自然の中でなんでも自分で苦労して生活していく環境。担任や周知の教職員の学校生活環境から,他校の馴染みのない先生や,山の家の先生,YMCAのキャンプリーダーのお兄さんやお姉さんからの指導,総合地球環境研究所の大学の先生のお話。それらを気心の知れたクラスの友だちではない,他校のともだちの環境の中で,私はあえて,できるだけたくさんの非日常の活動を設定し,子どもたちに持てる力を出させたいという願いがありました。 普段の学校生活の中では本校の5年生は,とても積極的に発言し,活発に意見を交換できるようになっていますが,非日常の中ではどれだけ力を出してくれるものかと半信半疑で様子を見ていましたが,私の予想を大きく超え,新道の5年生から全体の5年生へ,積極的に発言することや素直に反省する心,など他校へなさわやか風を吹かせてくれたことに,大変満足して帰って参りました。非日常の中でも日常的な活動ができることは,本物の力だと確信しました。 7月には4年生の「みさきの家」(2泊3日)ともども,いずれも他校の友だちと一緒に野外宿泊活動を終えると,一回りも二回りも子どもたちは成長しました。日常の学校生活では学習できない貴重な体験が,子どもたちの成長のバネになっていたと実感しているところです。関係の保護者の皆様には荷物の準備や,当日までの体調管理等いろいろとご協力いただきまして本当にありがとうございました。 【 お知らせ 】 11月1日(日)京都新聞の日曜版(P15・16です。),「ing Kyo」欄の「ソフィアがやってきた!」で本校の5・6年生の特別授業の様子が掲載されました。同志社大学社会学部教授の渡辺武達さんが「新聞やテレビはどんなことに役立つのだろう?」というテーマでお話しされた様子が詳しく掲載されています。ぜひご覧下さい。(これも非日常の体験の一つです。) 全国学力・学習状況調査より見えてきたもの
9月27日(日)に行いました運動会には,早朝より多数の保護者の皆様,家族の皆様,地域の皆様にお越しいただき,子どもたちにあたたかいご声援をたくさんいただきましたことを,厚く御礼申し上げます。おかげさまで天候にも恵まれ,子どもたちも日頃の練習の成果を充分発揮し,素晴らしい演技がご覧いただけたものと思います。ありがとうございました。
さて,今年4月21日に6年生を対象に実施しました「全国学力・学習状況調査」の結果が約一月前に公表され,マスコミでは都道府県のランク付けが公表されました。ちなみに京都府の小学6年生は,全国第6位だそうです。さらに,各学校の結果も送付されてきました。ところでマスコミに公表された数値は全国的な傾向や,京都府でのあくまでも,それぞれの平均値に過ぎません。それらが高い地域に住んでいるからと言って安心はできませんし,逆に低い地域に住んでいて悲観することもないと思います。それよりも各学校,各クラスでの教育指導の改善の資料として分析することの方が,値打ちがあると思います。 ところで,本校の結果ですが,国語,算数とも学習の定着度を見るA問題は全国や京都府よりも高く,既習事項がしっかり定着していることが伺えますが,既習事項を活用したB問題はやや苦手のようです。全国的な傾向でもありますが,本校の子どもたちは更に顕著に表れています。とくに資料から情報を読み取り,与えられた条件にそって事実や考えを書く問題などに弱さが見られました。 日常の学習環境を尋ねる調査問題では,いわゆる「早寝・早起き・朝ご飯」と学力との相関関係を分析した結果が公表されていて,それぞれをしっかりとっている子どもの学力は高いという結果が出ています。しかし,本校の子どもたちの家庭での学習環境はあまり芳しい結果が出ていません。寝る時刻では全国では80%以上の子どもが午後11時までに寝ていますが,本校では60%近くの子どもが午後11時以降に寝ています。朝起きる時刻は全国では76%以上の子どもが午前7時までに起きていますが,本校では75%の子どもが午前7時から8時の間に起きています。毎日朝ご飯を食べている子どもも全国平均よりも10%以上低い数値になっています。全国レベル以上の学力がありながら「早寝・早起き・朝ご飯」と学力との相関関係が見られないという特徴的な事象が見られました。一方,読書が好きと答えた子どもが100%とか,新聞などのニュースに関心が高く,住んでいる地域の歴史や自然についての関心が圧倒的に高いのも事実です。地域の行事に参加する子どもの割合も高く,なによりも学校で好きな授業があると答えた子どもが100%いる事実は他校に自慢できるものです。 「早寝・早起き・朝ご飯」と学力との相関関係が見られないという事象を,学校が好きであったり,地域が好きである分をカバーしているように思われます。地域の皆様によって子どもたちが大きく育っている証だと思います。 「早寝・早起き・朝ご飯」の実践をさらに保護者の方のご協力を得て進展していき,子どもたちの学力を更に伸ばして行きたいと思いますので,ご協力をよろしくお願い申し上げます。 「 挑 戦 」
楽しかった夏休みが終わり,早くも1週間がたちました。夏休み前集会で子どもたちに,「夏休みの間に何かに挑戦をしてみましょう!」と声をかけましたが,この間子どもたちはいろんなことに挑戦してくれたようでした。6年生の全市水泳記録会。5年生のりっこう学習(総合的な学習の時間)の一環として高島屋での発表。部活動での記録への挑戦。チャレンジ学習での不得意科目への挑戦やプールでの泳力に挑戦。放課後学びの特別教室では茶道や生け花に挑戦してくれた人もいました。地域の行事では,教育キャンプや盆踊り,魚つかみや建仁寺の夜の鐘撞きに挑戦し,また早起きに挑戦してラジオ体操に参加した人もたくさんいました。その他個人的にもいろんなことに挑戦し,一回り成長した子どもたちから,いろいろ聞きたいと思っています。
学校の教職員は,東山開睛館新設に向けた取組として,今年度より統合による様々な課題と新たな教育の創造に向けた,部会が開催され討議が行われています。一口に課題や新たな創造といっても,様々な分野に亘ります。今までの学校で作られてきた妥当性のある決まりや,行事,教育の手立ての違いをどう一つにまとめるかということは大変な作業になります。もちろん保護者や地域の皆様にもご協力をいただかなければならない問題もあります。例えば,銀行口座の統一による変更や,宿泊行事の変更による積立金の問題,通学路の変更による様々な課題等々。現在は課題ごとに,なんと30種類の検討部門が作られて検討が進められています。夏休み中に,京都市総合教育センターの大ホールに7校の教職員が集まって,それぞれの部門から課題を共有すべく,報告と研修を行いました。 東山開睛館の新築工事(ハード面)が進んでいますが,立派な建物に見合うべく,立派な教育が行えるように教育の中身(ソフト面)の創造に向けた挑戦も着々と進んでいます。 「奇跡の星,地球」
夜明けの時間が大変早くなり,また,夕方がいつまでも明るくなってきて,子どもたちも,ついつい遅くまで外で過ごしてしまいがちになっているのではないでしょうか?
そういえば,先週の日曜日が夏至でした。今が昼間の時間が一年で最も長い季節です。太陽の話題では,今月22日に日食が見られます。屋久島と奄美大島の間にあるトカラ列島では,100%太陽が欠ける皆既日食が見られると言うことで,観察ブームになっているようですが,京都でも70〜80%が欠けて見える部分日食が見られます。 この日食という現象は,月の400倍もの大きさの太陽が,月よりも400倍遠い位置にあるために,地球からの見かけの大きさが,月と太陽が同じ大きさになります。そのために地球からの見かけ上,互いに重なると日食や月食の現象が起こるのですが,400倍大きい太陽が偶然400倍遠い位置にある奇跡で,この素晴らしい天体ショーにお目にかかれるのです。 先日,5年生の「りっこう学習」(総合的な学習の時間)に特別講義をしていただいた,福嶌義宏先生(国立大学共同利用機関 総合地球環境学研究所 名誉教授)も,雨のお話をしていただいたのですが,その中で,水は地球上では個体(氷),液体(水),気体(水蒸気)の三種類存在している。(「水の三相」といいます。)これは宇宙の中では非常に希なことで,水が存在することだけでも希であるのに,更に,地球が太陽からの説妙の位置にあるために,地球では水の三相が見られると言うことだそうです。この位置が,少しでも遠くになると,水は全て氷になってしまいますし,少しでも太陽に近いと,全て蒸発してしまいます。生命を維持していく重要な液体の水が存在するこの地球は,まさに奇跡に近い星なのです。 この奇跡に近い,貴重で大切な地球上にまもられながら私たちは,日々生活をしています。水を大切にし,自然を大切にし,そして人を大切にすることが,地球を大切にすることに繋がるものだと思います。 「障害のある人から学ぶこと」
一昨日は学校の休日参観を実施させていただきました。多くの保護者の皆様,地域の皆様方にもご参観いただきまして,誠にありがとうございました。日頃平日の参観にはなかなかお越しいただけない方々にも,学校の様子,またお子様方の授業の様子をごらんいただけたかと思います。何かお気づきの点がございましたら,ご遠慮なく学校までお知らせいただきますようお願いいたします。
さて,本校では原則毎月10日を「こころの日」として,あるテーマをもとに,自分の心を見つめ直して,思ったこと考えたことを学級で話し合い,日常の生活に活かせていく取組を行っています。今月のこころの日は「障害のある人について」がテーマとなっています。先月の朝会では,憲法月間の取組の中から,基本的人権の尊重について,さらにその最も重要な「生命の尊重」に関して,絵本の読み聞かせをしながら子どもたちにお話をしました。今月は「障害のある人」について,灰谷健次郎さんの「だれもしらない」という絵本の読み聞かせをして,お話をしたいと思っています。 障害があるために,障害のない人と同じような行動が取れなくても,同じ人間であることはもちろんのことですが,障害がない人には普段気付きにくいことが,障害があるからこそ,豊かに広がる世界があるものです。障害のために厳しい人生を送っておられる方々に,励ましをおくっているようで,じつは反対に障害のある人から,私たちに励まされている場合もあるのです。 障害があるなしにかかわらず,かけがえのない人生を送っておられる方々からは,大きな感動を感じます。人はみんな違っていいものです。それぞれの個性を認め合って,それぞれが自信をもって自分の良さを発揮していってほしいものです。 平成21年度 「 校内研究 」
1.研究教科 「国語科」
2.研究主題 『自分のおもいを豊かに表現する子ども』 〜話し合い活動を通して〜 3.めざす子どもの姿 ○低学年 ・自分のおもいや考えを,楽しんで話すことができる子 ・相手の話を,楽しんで聞く子 ○中学年 ・自分のおもいや考えを,分かりやすく話すことができる子 ・自分の考えと比べながら,最後まで話を聞く子 ○高学年 ・自分のおもいや考えを,工夫して話すことができる子 ・話し手の意図を考え,尊重しながら話を聞く子 ◎個を高める ・言葉を手がかりにして,豊かにイメージし,おもいを高める。 ◎集団で高めあう ・話し合い活動により,表現力を高めあう。 4.研究の取組 〈国語科指導の充実〉 ・自分のおもいを表現する力の育成を意識した授業の展開 ・児童の実態から,学年ごとにテーマや取組の重点の設定 〈言語活動の充実〉 ○「話すこと」,「聞くこと」の技術の向上 ・朝の会や帰りの会のスピーチなど ・新道タイム,児童集会の活用 〈教室や教室前廊下などの掲示物の充実〉 ○授業の流れが分かる掲示物,興味・関心が高まる掲示物 ・教室掲示…「話し方名人」,「効き方名人」,「声のものさし」 「基本話型」,「学習計画表や学習の流れ」 5.研究を進めるにあたって ○言語活動の基盤の形成 ・朝の会のスピーチ ・朝読書,音読 ・作文や日記 ○話し合い活動の充実と縦の系統性 ・基本話型 ・聞き方,話し方 ・話し合い活動 ○分かる楽しい授業 ・国語科からすべての教科へ ○生きて働く国語力 ・学校行事…新道タイム,運動会,学芸会,各集会など ・特別活動…学級会,児童会,委員会,なかよしグループなど 5月は 「憲法月間」 です
1947年に「日本国憲法」が制定されて,60年が過ぎました。日本国憲法では,「国民主権」,「基本的人権の尊重」,「平和主義」の3点が中心となり,私たち国民が大切にしなければならないものと記されています。そこで,子どもたちや私たちに最も身近な「基本的人権の尊重」の面から憲法を見たとき,憲法の精神が日々の生活の中で十分には生かされているとは言い難い現実が存在します。同和問題を始めとして,障害のある人に対する問題,在日外国人に対する問題,女性問題などの「人権に対する問題」について,これから解決していかなければならない数々の課題があります。また,子どもたちの間にも「いじめ」の問題を始めとして,人権に関わる問題がたくさんあります。この様な中で,人が人として大切にされる世の中にするために,私たちは今何をしなければならないのかを,この機会に改めて考えてみることが大切ではないでしょうか。21世紀は,「人権の世紀」と言われています。子どもたちや私たちの未来を,明るく希望に満ちたものとするためにも,人権問題の解決に向けて,一人一人が手に手をとって頑張ろうではありませんか。
なお,本校におきましては,憲法月間に合わせて,それぞれの学級において,人権の大切さについての学習をし,友だちや相手の立場に立って考えた人権標語も作成します。また,児童集会や「新道タイム」で,それぞれの学級の代表の子どもたちが,人権の大切さについて考えたことや思ったこと,感じたことなどを,子どもたちみんなの前で発表する予定もしています。 「 五月に!」
「奇跡的に美しい五月」と,シューマンの歌曲「詩人の恋」の中でドイツの詩人ハイネは言っています。その言葉とメロディーを毎年この時期に私は必ず思い出すのですが,それは「思い出す」のではなく,心の中まで萌葱色に染まるくらいの新緑が,「思い出させてくれる」のかもしれません。それほど新緑が美しい季節となってきました。
学校は新しい学年になってほぼ1ヵ月が過ぎました。1年生も学校に慣れ,小学生らしくなってきていますし,6年生もわずか1ヵ月前とは見違えるように,最高学年としててきぱきと活動してくれています。保護者の方々,地域の方々のご協力で,いいスタートが切れているようです。ありがとうございます。 さて,まもなく子どもたちも楽しみにしている連休がやってきます。「みどりの日」にも,「こどもの日」にもそれぞれ意味があるわけですが,学校では特に「憲法記念日」を子どもたちに意識させて取組を行っています。 ご存じの通り,私たちが毎日平和で安全な生活が送れる大元が憲法です。京都市では,5月3日の憲法記念日だけでなく,5月を憲法月間として様々な取組が行われています。 学校では,憲法を直接学習するのは6年生ですが,そこに書かれている基本的人権の尊重を,発達段階にあわせて指導を行います。私からは基本的人権の尊重で最も大事な生命の尊重について,子どもたちにお話しをします。子どもたちから感想をお聞きください。 今も昔も,親御さんや教職員が子どもを思う気持ちには変わりがありません。身体の健康とともに心の健康もだいじです。大空に泳ぐ鯉のように,子どもたちみんなが元気で健康な毎日が送れますように。 平成21年度 「学校教育方針」
○ 校 訓 『 至誠 自治 力行 』
○ 学校教育目標 「よく考え,心豊かに,たくましく生きる子の育成」 ○ めざす子ども像 勉強が好きな子(かしこくなろう) ・話がしっかり聞け,思いを表現できる子 ・自分の考えを書いたり発表したりできる子 ・めあてをもって自ら学ぶ子 ・学習の準備がきちんとできる子 思いやりのあるやさしい子(やさしくなろう) ・あいさつやあとしまつのできる子 ・友だちと協力できる子 ・自分で考えて行動する子 ・自分の仕事を責任持ってやれる子 明るく元気な子(がんばろう) ・最後までやりぬく子 ・進んで運動や外遊びをする子 ・早寝早起き,朝食をしっかりとる子 ・安全に気をつけて行動ができる子 ○ 子どもたちへのスローガン 「優しさいっぱい新道校」 「元気いっぱい新道校」 「やるきいっぱい新道校」 |
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