最新更新日:2024/05/31 | |
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校長の窓22(交通安全ポスター表彰式)
18日(祝)敬老の日に、京都市西文化会館ウエスティにおいて、西京小学生交通安全ポスターコンクール表彰式が行われました。今年は、第10回記念交通安全講演会として、表彰式の後の講演会も行われました。
西京警察署の独自の開催だそうで、今年で10回目になるものです。西京区の小学校から多数の応募があり、その中で12作品が表彰されました。本校からも1名、入賞して表彰されました。おめでとうございます。 どの作品も、自分の思いや願いがはっきりとわかるように、工夫された作品ばかりで、会場に展示されているものを見ていると、それぞれ大事にしたいことばかりでした。 後の講演の中で、気づかされたのは、思いやる精神、譲り合う精神の大切さをあらためて思いました。それぞれが、われ先にではなく、そこに人がいる、そこに車ある、そこに自転車が通る、そこに体の不自由な方がおられる・・・そんな意識を持ち、だから今自分はどんな配慮や行動、気遣いができるのかを考えることで、ぐっと事故数は減るのではないでしょうか。 北欧の国では交通事故がほんとどない国があるそうです。それはルールが厳罰化されているわけではなく、一人一人の気持ちや行動が事故率につながっていると知りました。 また、子どもに事故が多い要因として、視野が大人のように広くはないこと、また、車のスピードと距離感が大人のようにつかみきれないことを知りました。車やバイクを運転するものは、その認識を持つこと、相手の状況を思いやることで、行動は変わり、事故率につながるように思いました。 9月21日からは秋の全国交通安全運動だそうです。安心安全な社会を、まずは自分からつくっていきたいですね。 校長 岡本雅文 校長の窓21(授業参観・懇談会)
14日(木)・15日(金)2日間にわたって、2学期最初の授業参観・懇談会を行いました。残暑厳しい日となりましたが、多数来校いただき、ありがとうございました。今回は、人権にかかわる視点に焦点をあて、授業を見ていただいたり、懇談会でそれぞれの思いや考え、お子様の様子などを交流させていただいたりしました。
人権にかかわる内容となると、どこかかしこまってしまったり、どこか構えてしまったりしてしまうところがあるかと思います。子どももどこか正論を述べなければならないと構えてしまうところがあるかもしれません。本校では、道徳を授業研究の一つとして設定し、自分の思いや考えを相手にわかるように伝えることや、仲間の思いや考えをしっかりと受け止め自分の考えと重ね合わせて、新たな思いを構築したり、よりよい考えや取り組みを話し合ったりして、主体的によりよい社会を創ることができる子どもをめざして取り組みを進めています。 人権意識って難しいもので、この社会は差別のある社会です。また、様々な人権問題があります。その中で私たちは生きています。そのため、しらずしらずのうちに、その差別社会に人格を汚染されているかもしれません。当たり前、と考えていることが、実は当たり前でなかったり、正しいと思っている認識が、実は偏りがあったりしてしまいます。 社会の認識が変わってきているのがその証ではないでしょうか。社会がグローバル化する中で、新たな視点からの認識よる見直しが行われるようになります。だから、私たちは時には、人権の視点で自分の思いや考えを問い直しておくことが大切なのだと思っています。我々教職員も同じです。同じ人として差別の社会の中で影響を受けている可能性があるととらえ、常に問い直す機会を設定しています。また、子どもたちと人権について学び合うことで、子どもの言葉にハッとさせられることも出てきます。 わずかな機会ではありますが、保護者の方と共に、教師、保護者の関係ではなく、子どもを育む大人として、互いの思いや考えを出し合い、学び合える時間が大切だと思って、毎年この機会を設定しています。 今回、懇談会の中で、子どもを真ん中に据えながら、互いの思いを交流すことでき、とてもよかった、私にとって貴重な時間でした、という言葉を教職員から聞いたりしました。たぶん、参加いただいた保護者の中には同じような思いを持っていただいた方もおられたのではないでしょうか。また、来年度にはなりますが、ぜひ、教職員も含めたみなさんで学び合える時間、自分を問い直す時間にしていきたいと思いますので、この懇談会にも誘い合ってご参加いただければ嬉しいところです。 今回も、PTAの役員の皆様にはたいへんお世話になりました。ありがとうございました。 校長 岡本雅文 校長の窓20(防災の日)
本日9月3日は関東大震災から100年の防災の日です。100年をむかえるにあたって、最近は多くの報道や特集がされています。
今から100年前、東京や神奈川の首都圏を中心に多くの方が被害にあわれました。ちょうど昼時であったこともあり、地震そのものの被害より、それに伴う火災などによる被害が大きかったというように報道されています。災害の多い日本でもあります。地震だけでなく、台風や大雨、最近は猛暑や酷暑など、自然の力を侮ることなく、大きな被害につながらないように、このような機会を活用して、防災に関わる点検や意識を確認しておくことは大切ですね。 また、大きな災害の際には、流言による大きなリスクも伴います。今回の震災100年の特集の中でも、流言による暴動や略奪の報道があります。過去のことは、資料とともに当時の方々の証言などからしかわからない所がありますが、根拠のないデマが、大きな被害につながること、長い歴史の中で経験していることではないかと思います。そのことは、近年、SNSの普及に伴って、大きな危険をはらんでいることにつながるように考えます。 パニックになった状況、日常ではない状況、想定を超えた状況では、冷静に判断することはむずかしいのかもしれませんが、やはり、正しく判断して正しく行動することが、すべての人の安心安全につながるのではないかと思います。 正しく判断できる状況をつくためにも、災害に備えて、ということが大切ではないかなと思います。9月1日防災の日、各ご家庭の意識を確認し、災害に備えてどんな準備がでいているのか、確かめておくことも大切ですね。 校長 岡本雅文 |
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