最新更新日:2024/09/19 | |
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災害に備える〜1年前の記憶から〜
およそ1年前の平成30年6月18日7時58分に起こった大阪北部地震では,登校途中の児童の尊い命が奪われました。そして西日本を中心に全国的に広い範囲で記録的な大雨が降った7月豪雨の際にも多くの方が亡くなられ,浸水や家屋の全半壊等の被害がありました。本校にも避難所が設置され,地域の方が避難して来られました。さらには,9月4日の台風21号の上陸で葛野大路通りの大きなケヤキの木の枝が折れたり,暴風により建物やその一部が吹き飛んだりするなど大きな被害を受けたところもありました。このように,昨年は,本当に大きな災害に見舞われた年でした。今一度,亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りするとともに,被災された地域の復旧・復興を願っています。また,私自身,経験したことがない災害が続き,子どもたちの命をどうすれば守りきれるのか,ということを深く考えさせられた1年でした。
地震後,本校のプール横のブロック塀はすべて撤去され,フェンスに変わりました。また,京都市全体で地震に対する非常措置について改めて詳細を見直し,『地震に対する非常措置についてのおしらせ(京都市域において震度5弱以上の地震があった場合)』を4月に全校配布いたしました。先日6月16日の引き渡し訓練を含む避難訓練(大雨による水害を想定)の際には,一定時間後に集団下校を行いました。しかし,在校中に震度5弱の地震が発生した場合には,児童全員保護者への引き渡しとなることも記載していますので,再度ご確認ください。同時に,『台風等に対する非常措置についてのおしらせ』も配布しております。どちらも「保存版」として配布しておりますので,1年間大切に保管してください。なお,本校のホームページに常時掲載しています。このようなお知らせを見る必要がない1年であれば嬉しいのですが,そればかりはわかりません。 6月9日には,本校において西京極総合防災訓練が行われました。保護者の方と一緒に参加していた子どもたちを見ながら,子どもだけで家庭にいる際に地震などの災害が起こった場合はどうするのか,家族で外出している際に災害が起こった場合はどうするのか,そんなことも時間を見つけて是非ご家族で話し合ってみていただきたいと思いました。 今年は,今のところ京都は大きな災害に見舞われていませんが,夏至を過ぎても梅雨入りをしませんでした。1951年以降,6月25日頃梅雨入りをしたこともあるそうですが,26日に梅雨入りの発表となったのは初めてのことです。農作物への影響も心配です。令和の時代を迎え,大きな災害が起こらないことを切に願いつつ,常に備えることを忘れないようにしたいものです。 校長 今村 ひろみ |
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