最新更新日:2024/06/07 | |
本日:35
昨日:83 総数:544299 |
子どもを共にはぐくむ〜京都はぐくみ憲章〜
大寒を過ぎたころから,西門横に植えられた梅の花が一輪,また一輪と咲き始めました。そんな紅梅の花に降り注ぐ暖かな日の光は,心なしか春のときめきを感じます。
さて,みなさんは京都市が平成19年2月5日に制定した「子どもを共に育む京都市民憲章」をご存じでしょうか。愛称の「京都はぐくみ憲章」の方が馴染みがあると思います。上の写真のように参観日や懇談会等多くの方が学校に来られる日に,校門の横にこのはぐくみ憲章ののぼりが出ているのをご覧になられた方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。この京都はぐくみ憲章が制定された2月5日は,「京都はぐくみ憲章の日」と定められました。この憲章は,子どもを健やかで心豊かに育む社会を築くために,京都市民共通の行動規範として制定されたもので,行動理念は以下の通りです。 わたくしたちは, 一 子どもの存在を尊重し,かけがえのない命を守ります。 一 子どもから信頼され,模範となる行動に努めます。 一 子どもを育む喜びを感じ,親も育ち学べる取組を進めます。 一 子どもが安らぎ育つ,家庭の生活習慣と家族の絆(きずな)を大切にします。 一 子どもを見守り,人と人が支え合う地域のつながりを広げます。 一 子どもを育む自然の恵みを大切にし,社会の環境づくりを優先します。 京都には,昔から子どもを社会の宝として,愛し,慈(いつく)しみ,将来を託してきた,人づくりの伝統があります。学校創立146年目を迎える西京極小学校ですが,ここ西京極でも子どもたちの教育を大切にしようという伝統がしっかりと受け継がれていることを日々強く感じています。そして,地域やPTAの皆様の手で子どもたちを健やかに育むための確かな取組を進めていただいていることに深く感謝しています。これからも,「京都はぐくみ憲章」の理念に基づき,子どもを温かく笑顔で見守り,地域や社会の宝として大切に育む「はぐくみ文化」の息づく西京極の伝統を保護者や地域の皆様とともに守り,さらに広めていきたいと思っております。どうぞ,よろしくお願いいたします。 校長 今村 ひろみ 笑門来福 〜 みんな笑顔の1年に 〜
新年,あけましておめでとうございます。
新しい年を迎え,保護者・地域の皆様には,ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。また,今年が皆様にとりまして,幸多い一年となりますことを祈念いたします。そして,今年も何があっても笑顔を忘れずに元気に過ごしてまいりたいと思います。 さて,今年の干支(十干と十二支)「いのしし」のイラストが入った年賀状がたくさん届きました。今年の干支を漢字で書くと「亥年」ですが,正確には「己亥(つちのと・い)」の年ということになるそうです。 干支は,昔から草木の成長に例えられます。亥(い)年は,十二支の中でも最後の年です。ですから,十二支を植物の一生に例えて考えると,草木が枯れ落ちて,種の内部に草木の生命力がこもっている状態だと言われます。言い換えれば,前年の戌(いぬ)年でたわわに実った果実が種子となり,エネルギーを蓄えて次の世代へ向かう準備をするという意味の年だそうです。子(ね)年から始まった一つの流れが,亥(い)年でいったん終わりを告げます。この終わりというのは,先ほど述べましたように,種子を宿す終わりです。つまり,次の始まりに向けて新たなエネルギーを蓄える年でもあるということになるのです。 また,亥(い)年の意味の中には,動物のイノシシのイメージから万病を予防するという意味もあるそうで,猪肉は栄養価が高く万病予防の効能があるとも信じられているそうです。そこから,無病息災の意味が生じたとも言われています。さらには,イノシシの性格と言えば猪突猛進が挙げられますが,そこから勇気と冒険の象徴ともされているそうです。 種子がエネルギーを蓄えて次の世代へ向かう準備をする亥年は,平成最後の年にふさわしいと言えるのかもしれませんね。私たちも次の時代へと向かうために,気持ちを引き締めて内なるエネルギーをしっかりと蓄えたいものです。そして,子どもたちが,春に新たな一歩をしっかりと踏み出せるよう,支えていきたいと思います。地域の皆様,保護者の皆様には,今年も笑顔で温かく子どもたちを見守り育んでいただきますよう,よろしくお願いいたします。 校長 今村 ひろみ |
|