〜見つけよう 大切なもの きっと いくつもあるはずさ よく見たらいっぱいあるね 家族や友だちや先生〜
「大切にしてほしいとねだるよりも 自分が周りの人を大切にしていると,気付かないうちに大切にされているのですよ。そうして,どんどん自分から働きかけていくことが大事なのです。」
というメッセージを伝えようと考えました。
このことをそれぞれの発達段階で受け止めて,具体的に感じ,その気持ちを歌に込めて伝えました。
今日の全校音楽集会では,歌を大事にしていくことは,その一つ一つの音符を大事にして歌っていくことであると学習しました。教職員の歌を聴いて,子どもたちは,まず,気づきました。
「言葉を大事に,フレーズを大事にして歌います。」
のばすところ,息つぎのところを確認して繰り返し練習をしました。
1年生が,そのことを一生懸命にしようとしている姿が,かわいかったですね。
今日の1時間の学習の中で,子ともたちの歌声に変化を感じることができました。他学年の歌を聴き合ったこと,そして,具体的に練習したことが変化につながったと考えます。
「音楽」は,感じるだけではいけません。「感じて」それが,なぜそうしなければいけないのか「思考」することが必要なのです。でも,「分かる」だけではまだ,不充分です。それを「表現」できてこそ,「音楽」なのです。
教職員の範唱を聴いて,歌い方の違いを感じ,「なぜ,そのほうがよいのか。」そのわけを考えました。そして,表現しようと練習をしました。
このことを全校児童でいっしょにしたことの価値は,大きいのです。
「全校音楽集会」は,児童会活動の集会ではありません。「音楽」の教科として,指導しています。できていなければ,できるようになるまで,指導しなければ授業ではありません。発表だけに終わらず,全校で練習する時間や,感じたこと考えたことを発表することが大事であると保護者の皆様にも分かっていただけたことと思います。
全校音楽集会のねらいは,そこにあります。