心配されていた天気も寒さも全くといっていいほど気にすることもなく、とてもよいコンディションの中で「地域一斉清掃」が予定通り実施されました。
各クラスでの諸注意が終わると、放送の合図で各学年ともグランドに集合し、校長先生の「激励の挨拶」を聞いてから、竹ぼうきや熊手、金ばさみなどを持ってそれぞれ自分たちが担当する場所へと移動しました。到着した分担場所には、何日も前から落ちていた葉っぱがすでにたくさん積もっており、一人一人がごみ袋を片手に、担任の先生の指示で作業に取りかかりました。とはいっても、歩道いっぱいの落ち葉についついうれしくなって、最初のうちは両手いっぱいに落ち葉をすくっては上に放り投げ、舞い落ちる葉っぱに「キャッキャッ」といっては遊んでいる生徒の姿もありました。けれども、多くの生徒は最初から真剣そのもの。少しでも早く袋をいっぱいにしようと、せっせとほうきで集めた落ち葉をごみ袋に競うように放り込んでいました。そのうち、新しいごみ袋を要求する生徒も出てきて、一緒に作業をしている先生たちの目には、その姿が頼もしくも映りました。
また、「軍手についている落ち葉はしっかり払って、軍手は広げて回収箱に入れてな」とお願いしていたことに対して、ほとんどの人がそれを守ってくれたことにはとても感動しました。その後、すぐに洗濯もできたので助かりました。協力してくれて「ありがとう」。
今回の取組はわずか30分ほどの活動でしたが、地域の方たちのお手伝いが少しでもでき、みなさんに少しでも喜んでいただければ、何よりもやり甲斐があったのではないかなと思っています。これからも他人が喜んでくれることを一生懸命やれる人であってください。
最後に、当日一生懸命取り組んでくれた生徒のみなさん、お疲れ様でした。そして、お忙しい中、生徒たちと一緒に落ち葉を拾っていただいた保護者の皆様、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。