最新更新日:2024/09/24 | |
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人権週間
国際連合は,1948年(昭和23年)12月10日の第3回総会において,第二次世界大戦の反省をもとに,世界における自由,正義及び平和の基礎である基本的人権を確保するため,全ての人民と全ての国とが達成すべき共通の基準として,世界人権宣言を採択したのに続き,1950年(昭和25年)12月4日の第5回総会においては,世界人権宣言が採択された日である12月10日を「人権デー」と定め,全ての加盟国及び関係機関が,この日を祝賀する日として,人権活動を推進するための諸行事を行うよう,要請する決議を採択しました。
我が国においては,同宣言が採択されたことを記念して,1949年(昭和24年)から毎年12月10日を最終日とする1週間(12月4日から同月10日まで)を,「人権週間」と定めており,その期間中,世界人権宣言の趣旨及びその重要性を広く国民に訴えかけるとともに,人権尊重思想の普及高揚を図るため,全国各地において集中的な啓発活動を行っています。 「思いやりの心」や「かけがえのない命」について,この機会にもう1度考えてみませんか? 本年度の「第66回人権週間」では,啓発活動重点目標「みんなで築こう 人権の世紀 〜考えよう 相手の気持ち 育てよう 思いやりの心〜」を始め,17の強調事項を掲げ,啓発活動を展開することとしています。 ≪年間強調事項 17項目≫ ( 1) 女性の人権を守ろう ( 2) 子どもの人権を守ろう ( 3) 高齢者を大切にする心を育てよう ( 4) 障害のある人の自立と社会参加を進めよう ( 5) 同和問題に関する偏見や差別をなくそう ( 6) アイヌの人々に対する理解を深めよう ( 7) 外国人の人権を尊重しよう ( 8) HIV感染者やハンセン病患者等に対する偏見をなくそう ( 9) 刑を終えて出所した人に対する偏見をなくそう (10) 犯罪被害者とその家族の人権に配慮しよう (11)インターネットを悪用した人権侵害をなくそう (12)北朝鮮当局による人権侵害問題に対する認識を深めよう (13)ホームレスに対する偏見をなくそう (14)性的指向を理由とする差別をなくそう (15)性同一性障害を理由とする差別をなくそう (16)人身取引をなくそう (17)東日本大震災に起因する人権問題に取り組もう (法務省) 修学旅行 後記
今年の修学旅行も無事,成功裏に終えることができました。今年の修学旅行は3日間とも天候にも恵まれ,生徒たちもよく努力して,大変良い修学旅行となりました。生徒たちには本当に感謝しています。
昨日は3年生の代休が明けて,修学旅行後の登校初日であり,1限に修学旅行団の解団式を行いました。 生徒の司会進行で式の運営をしてくれましたが,その時に修学旅行を振り返りながら,話を致しました。はなはだ措(粗)辞ではございますが,生徒たちの努力や頑張りの一部でも知っていただければ幸いです。 ≪解団式≫ おはようございます。体調は回復しましたか。二日間休養できましたか。 修学旅行が大きなけがや病気,そして事故もなく,無事に終えることができて成功させることができました。まず,そのことは喜ぶべきことだと思います。 100人が一斉に行動することは大変なことですが,出発の日の朝の集合から,5分前行動ができたように,集合時間がきちんと守れて行動できていたことは,一人一人の自覚と責任をもった行動ができていたということです。 そのおかげで,すべての行程が順調に進み,天気までも三日間恵まれ、本当にいい修学旅行にすることができました。これは,君たち一人一人の努力の結果です。 1日目の班別研修でも,集合時間までに全員が集合し一人も遅れる人がなく,次の行程にスムーズに移ることができました。交通事情で多少バスの時間に誤差が出たこともありましたが,もし,君らの集合が遅れておれば,その後の行程に致命的な打撃を与えたかもしれません。そういうことが一切なかったということです。 夜のレクレーションでは学年全体が一つになり大変盛り上がることができました。もしふざけたりしておれば,おそらく怪我に結びつくようなこともあったかもしれませんが,一生懸命に取り組んでいたことで,大きなけがなどなく,最後まで全員が楽しむことができました。懸命に取り組んだことによって,この夜レクが思い出として残った人も多いのではないでしょうか。 2日目の平和学習では,生徒の力だけで平和セレモニーを行い,原爆の犠牲となった人々に千羽鶴と祈りをささげ,不戦と平和を誓いました。原爆がさく裂した時に,もし,あそこ(爆心地)にいた人がいれば,原爆から放出された熱線が3千度から4千度と言いますから,いつ自分が死んだかもわからないうちに一瞬にして蒸発して亡くなった方もおられたかもしれません。 セレモニーの時は気温が約30度だったので,暑くてブレザーを脱いでいた人もいましたが,君たちは原爆の熱線の百分の一の温度を体感していたのです。 そのあとのペーロン大会でも大変貴重な体験をしました。 民泊では,民家の方が口をそろえて君らのことを褒めてくださっていました。きちんとお世話になれていたことがよくわかります。 このようにいろんな意味で,いろんな場面で君らの努力がよく見て取れた修学旅行でした。これからも,自覚的に意識し,学校においても責任ある行動を取り続けてほしいと思います。 結団式で二つのお願いをしたことを覚えていますか。すでに記憶の端からこぼれてしまっている人もいるかもしれませんが,一つは,現地でしか学べないことを一つでもいいから身につけて帰ってくること。もう一つは修学旅行を通して少しでも自立心や社会性を身につけてほしいということでした。そのためには責任ある行動が必要だということでした。 最低この二つを実行することをお願いしましたが,どうでしたか。 これらについてきちんと回答できれば,「修学」の意味の最低限の目標は果たせたと考えていいと思います。 ぜひ,楽しい思い出とともに,この修学旅行で学んだことを今後の学校生活に生かし,特にこれからは,進路に向かって頑張れる力に変えてほしいと思います。 そして,結団式で(実行委員長の)Kさんも「感謝」について述べていたように,今回の修学旅行が成功し,本当にいい修学旅行となったのも,君たちのために、多くの人達の協力や支えがあったということを忘れてはいけません。 お世話になったすべての人達に心の中で「ありがとう」とつぶやきながら感謝をして,先生からの話を終わります。ご苦労様でした。 (校長室より) |
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