最新更新日:2024/09/26 | |
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始業式の話
校門の桜もきれいに咲きました。春休み,皆さんはどのように過ごしましたか。今年は,卒業式を過ぎても,なお寒い日が続きましたが,4月からは一気に暖かくなり,桜も花を咲かせました。まさに春の息吹を感じながらのスタートです。
2年生・3年生のみなさん,進級おめでとうございます。みんなの,一人一人の表情や姿を見ていると,それぞれ決意も新たにして,始業式に臨んでくれているなと頼もしく思います。 2年生のみなさん,皆さんは先輩になります。学校の中核として,新しく入ってくる1年生をリードし,3年生を見習って,積極的に山科中学校を作っていく学年であるという自覚を高めて欲しいと思います。 3年生は本校を代表する存在です。山科中の最高学年として,下級生をリードしてくれることを期待しています。今年は創立70周年です。伝統ある山科中を引っ張って下さい。また,3年生は,義務教育の最終学年として,今年は自分の将来にかかわる進路の決定という大きな目標を成し遂げなければなりません。しっかり学んでください。 いつもはこんな話はしないのですが、先生は社会科を教えていたので、今日は歴史上の人物の話をします。「夢に挑戦する」という話です。 江戸時代に生きたある男の話です。彼は小さいころから星空を眺めることが好きな少年でした。いつか天体を勉強したいと思っていました。しかし、夢とは全く関係のない酒屋の仕事に打ち込む人生を歩みます。人生50年と言われていた江戸時代。彼はなんと50歳になってから、天体観測と測量の勉強に挑戦します。 55歳から17年間、一歩一歩と歩き続け、測量のため彼が歩いた距離は実に4万キロ。地球一周分だそうです。出来た日本各地の地図は今と比べても誤差は0.1ミリとか。これは完璧に同じ歩幅で歩く訓練をした成果です。 彼の名は伊能忠孝。彼は自分を取り巻く夢とはまったく関係のない酒屋の仕事という環境を受け入れ、人のために自分にできる精いっぱいことをやり続けました。夢に生きるとは、やりたいことだけやることではありません。夢に生きるとは、好きな事だけやることではない。夢に生きるとは、目の前のことをすべて受け入れ、そのときにできる小さな一歩を踏み出し続けること。学校生活でも同じです。やりたいこと、好きなことだけ出来るわけではない。でも、彼のようにいつまでも夢や目標を持ち、日々の努力と挑戦をコツコツと積み重ねたら「夢を実現」することができると思います。 明日は入学式です。後輩が入学してきます。楽しく充実した学校生活が送れるよう応援よろしくお願いします 今日から新しいスタートです。先生たちも頑張るみなさんをしっかり応援し,一緒にがんばることを約束して,始業式の言葉とします。 新年度のスタート
新年度が始まりました。
始業式・入学式と続く行事で子どもたちを迎えるための準備をしています。先生たちと一緒に,新たな年度を新たな気持ちでスタートしましよう!! 月が変わって暖かな日が続きます。校門横の桜も花を咲かせ始めました。 今年度も,山科中学校教育にご協力よろしくお願いいたします。 |
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