京都市立学校・幼稚園
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山科の心  〜折れない心、熱い心、優しい心〜  「生きる力」を身につけ、心と知性ある豊かな人間を育成する。  山科の流れのほとり もえいでし若草のごと 緑なす年の友垣 日々にくむ誠と愛も 美しき命の泉 ああ楽し 吾等の学舎

朝読書のこと

 早いもので、新年度が始まって二ヶ月になろうとしています。一年生も標準服が板に付き随分中学生らしくなってきました。30日からのテストを控え、授業中や放課後の学習相談で頑張る姿を目にします。
 朝読書の時間はどの学年、どのクラスも静寂に包まれ、子どもたちは読みたい本を家から持ってきたり、学級文庫や図書室から借りたりして読んでいます。
 よく、「読書をすることで物事を深く考える力が身に付く」と言われます。文字を通して相手が言わんとすることを読み取る力が付くからだと思います。また、1校時目の授業に入る準備として、気持ちを落ち着けて授業への体勢づくりにもなっているようです。各学年の先生も生徒と一緒に本を読んでいます。このように朝読書を続けることで少しでも本に親しみ、本を読む習慣を身につけて欲しいと願っています。
 また、読書は生きる力を育む基礎基本だとも言われます。科学技術が進歩し社会がいかに変化しようとも、これからの社会を生きる力として、文章を読み取ったり文章によって伝えたりすることは,重要な要素であるでしょう。情報化が進めば進むほど、読み取りや表現能力の高度化・高速化が要求されるでしょうし、集中力や落ち着きなども必要となってくるでしょう。読書はそれらの要求される力を満たしてくれる「古くて新しい特効薬」なのかも知れません。
 本校の朝読書の約束事は簡単です。「(1)みんなでやる (2)毎日やる (3)好きな本でよい (4)ただ読むだけでよい 」の四原則です。(1)(2)については全校一斉に8時30分から40分まで行います。学校全体で教師も全員そろって取り組むことは、一人ひとりの生徒に対して無言の影響力を及ぼすと思っています。(3)については漫画・雑誌以外ならどの本でもよいことにしています。本を選ぶ過程で自分は何に興味があるのか、好きなものは何なのかと問い直すことにより、自分を見つめなおすことができるでしょう。(4)については感想文や記録の類は一切求めません。読書嫌いの一つに感想文を求められることがあるからです。
 最近の子どもたちが本を読まないというのは、本を読む機会が少ない、本に触れる機会が少ないことに原因があります。朝読書をすることによって、生徒は机の中に一冊本を入れておくことができます。昼休みの時間、休み時間等少しの時間を見つけ、少しでも本に親しんでくれるようにと願っています。
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学校行事
5/30 第1回定期テスト〜31日
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