最新更新日:2024/06/06 | |
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授業の様子 3年生 美術科
先日まで「篆刻」をしていたという3年生の美術ですが、この日から「水墨画」に入りました。いきなり墨を薄めてかくわけではなく、何週間かにわたるこの題材の指導計画では、まず「鑑賞」です。鑑賞の授業で水墨画ならではのよさを感得してもらうということです。なるほど、それをよくわからないままに筆に墨をつけても、何かはかけるかもしれませんが、水墨画らしくなりそうにありませんね。
そのためこの時間はまず、何枚もの水墨画のコピーが黒板やプリントで示されました。それらを見比べながら「騒々しい感じがするのは?」「時間が止まっているような感じがするのは?」といった問いや、線の特徴に気づかせる問いに応じて各自、これだと思う水墨画を選び、「そう思った理由」も書きます。言葉に表すことで、自分が感じたことを自分自身にとってもはっきりさせることができ、班の人などほかの人に伝えて共有できたり意見を求めたりすることもできますね。言葉を使うことは実技を多く含む教科でも大切なのでしょう。 授業の終わりには次の時間の予告があり、次時は実際に、濃淡、かすれ、にじみなどの技法を使ってかいてみるのだそうです。 芸術は爆発、ではなく、どの教科の授業も、生徒のみなさんがねらいに向かえるよう計画的に行われています。また、この日の晩、美術の先生は篆刻の仕上がりをチェックしていました。計画だけでなく、評価が大切な点も他の教科と同様です。 |
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