最新更新日:2024/05/31 | |
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授業探訪 3年生理科
松田先生の理科の授業を見てきました。
この時間の目標は【太陽系の外惑星の見え方が理解できる】ことです。 これを理解するための太陽・火星・地球の軌道の図を、板書を手がかりに、各自がノートに大きく描きました。それに、火星にできる影を自分で塗っていき、地球からの距離も考えに入れて、火星がどう見えるかを考えて図中に描く場面が、今 必要とされる思考力や判断力を鍛える大切な場面です。 この間、「(図は)ノートの半分ぐらいに描こう」「軌道って何やった?」「惑星はなぜ光ってるんやった?」「(火星がここなら)地球はどこ?」など、今日 解りたいことのための復習や確かめの問いかけがタイミングよく織り交ぜられ、生徒が迷子にならないよう配慮されていました。 後半、「NHK10minボックス」で惑星が行きつ戻りつする見かけの動きのわけを知り、この動きから「惑」星と呼ばれるようになり、惑星のこの動きを説明できない「天動説」が否定され「地動説」が正しいとされるようになった……しかしこれで授業は終わりませんでした。「(太陽が宇宙の中心だとする)地動説も実は完全に正しいわけではなく、太陽(系)も銀河系の中を動いていて、星座もやがては形が……」と説明が続いたとき、何人もの生徒が宇宙の不思議に感じ入ったという表情を浮かべていました。この瞬間、「関心・意欲・態度」が高まったな、と感じました。 覚えなければならないことも多い理科ですが、知識・理解が広がることで夜空の見え方が変わるのも大切なことだと思われませんか。 |
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