最新更新日:2024/06/06 | |
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(前回からつづく)評価・評定
では、一つ一つの観点の 評価ABCはどのようにして定まるのでしょう。この答えは次回にお伝えすることになりますが、その前に、次のようなこともお知りおきください。
昔は、成績と言えば定期テスト、100点満点で何点とれるか、が勝負でしたね。ですから、いわゆる「成績を上げる」ためには、授業中はとにかく(正しいことやまとめが書いてある)黒板をノートにしっかりと写し、テスト前に復習して(たくさん記憶すること、これが主な勝負どころ)、テストで一つでも多く正解することが大切でした。……この大切さは実は、今も変わりません。言葉や知識(重要な用語や漢字、単語・連語など)、基本的な技(計算できる、発音できるなど)を「頭に入れる」ことはやはり大切なんです。これらは今も、定期テストや小テストで、頭に入っているかどうか確かめることができます。 しかし、「丸暗記」だけではすまないところが、「今」求められる学力の、幅が広いところです。 これらの言葉や知識を生かして、もう少し大きな課題に取り組む、その道のりで各自が考え、自分の答えを出したり(黒板に書かれたことを写して得るのではなく)、場合によっては級友と知恵を出し合ってよりよい答えを導き出すといった力が「身につく」ことも大切だとされているのです。 このような、世の中を生きていくのに必要な力は、テストや小テストでは確かめにくいため、授業のノートや提出物、授業中の言動から見て取る必要が出てきます。(昔はよく、「学校で教わったことは世の中に出てから役に立たない」という声が聞かれましたね。) つまり、今は、「成績を上げる」ためには定期テスト・小テストだけでなく、毎日の授業での学習活動に真剣に取り組んで、言葉や知識や技を使いこなすことまでが大切だということになります。保護者の皆様がお仕事の中で、何事にも真剣に取り組まれ、言葉や知識や技を使いこなしていらっしゃるのに似ていますね。(つづく) |
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