最新更新日:2014/10/08 | |
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今月の言葉から
3月 学校だより
3月。「弥生」草木がいやが上にも生い茂るの意味だそうです。 いよいよ今年度も終わります。年度当初の目的は達成できたか。確かな成長は感じられるか。まとめの時期になりました。 今月は、最近の印象に残った言葉をいくつか紹介したいと思います。 「何か持っていると言われ続けてきました。きょう何を持っているかを確信しました。・・・ それは、仲間です。」 斉藤 佑樹(日本ハム) 仲間がいるから成長がある。仲間がいるから喜びあえる。仲間がいるから感動がある。そう思わせる言葉です。 「成功の反対は失敗じゃなくて、何もしないことだと思う。できないという壁は、自分が勝手につくりあげているもの。ぼくは、そんな幻想を打ち破りたい。」栗城 史多(登山家) かつてニートと呼ばれていた彼が、エベレストに単独、無酸素登頂で挑みました。昨年の挑戦は、途中で下山しなければなりませんでした。それでもうつむきません。その時に 上の言葉を残しました。 「やる気を引き出すこつは、ポジティブなかん違いをさせることです。」大塚隆史(塾講師) めったに約束を守らない子でも、「守らなかったんだ。珍しいよね。」と言えば、「ぼくは約束を守る子なんだ。」と思い、守る回数が増えます。 「頭に入れれば、重くない。」 白石 幸則(自営業) おでこをつつきながら、ここに入れたものは、ちっとも重くない。だからうんと勉強しなさい。とおばあさんが言ったそうです。 3月の異称として、「桜月」「桃月」「花月」「花見月」等があります。明るい月になりそうな気がします。 Newspaper in Education
2月 学校だより
2月。2月4日は立春。暦のうえでは春になりますが、「春は名のみの風の寒さや」と歌の一節にもあるように、まだまだ寒い日が続きます。 本校では、今年度から「新聞を教育に Newspaper in Education」に取り組んでいます。これは、新聞を読むことで、語彙の力、読み解く力、考える力、社会への関心を育てていこうというものです。 こんな記事を見つけました。 「大みそかの大雪で、鳥取県内の国道では、車1000台以上が立往生してしまいました。元日の朝になってそのことに鳥取県琴浦町の人たちは、気づきました。看板屋さんは、自分の家の前に『トイレ』の札を立てました。車の中に赤ちゃんのいる人には、お湯と毛布を手渡していきました。何人もが集まり、炊き出しを始めました。そのおにぎりをお盆にのせて、雪の中を汗だくになりながら、夕方までかかって配りました。バナナはいりませんか?と声をかけて歩く人がいました。饅頭屋さんは、ほかほかの饅頭を1200個配りました。琴浦の人は夜になって、きょうは元日だと思いだしたということです。」 とても、心が温かくなる記事でした。人間っていいなあと感じます。 自分の力の10の内、1を他の人のために使う。自分のできることでいいから、みんなのためにつくす。みんなが、助け合って、高まりあえるような地域、学校でありたいと思います。そして、新聞を通して、子どもたちが考えを深め、学力を高めてくれることを願っています。 新指導要領完全実施へ
平成23年4月 新学習指導要領スタート
新しい指導要領は、「生きる力」を育むという理念のもと、知識や技能の習得とともに、思考力、判断力、表現力などの育成を重視しています。 また、言語や理数の力を育むための教育内容を充実させ、授業時数も増加させています。 これからの教育は「ゆとり」でも「つめこみ」でもありません。次代を担う子どもたちが、これからの社会において必要となる「生きる力」を身につけてほしい。そのような思いで新学習指導要領は定められました。 「生きる力」を育むためには、学校だけではなく、ご家庭や地域など社会全体で子どもたちの教育に取り組むことが大切です。保護者や地域の皆様のご協力がますます必要と考えています。 1 授業時数の増加 ◎国・社・算・理・体の標準授業時数が6年間で約1割増加します。 ◎週あたりの標準授業時数が、1・2年生で週2時間、3〜6年で週1時間増加します。 (すでに、21年度から全学年で週1時間増加しています。) ○国 1・2年生で週9時間に増加 ○算 2〜6年生で週5時間に増加 ○理 4〜6年生で週3時間に増加(算・理は21年度から実施) ○体 1〜4年生で週3時間に増加 ○外国語活動 5・6年生で週1時間新設(実施中) 2 言語の力を育みます。 言語活動は、知的活動やコミュニケーション、感性、情緒の基盤となるものです。国語をはじめ各教科等において、知識、技能を活用して、レポートの作成や論述を行うなど、言語の力を高める学習を行います。 3 理数の力を育みます。 ◎算数では、大切な内容を繰り返して学習します。 ◎学習の中に作業的活動や体験的活動を効果的に取り入れます。 ◎観察、実験を充実させます。 4 外国語教育を充実します。 ◎5・6年生で週1時間(年間35時間)あいさつや買い物、遊びなどの身近なコミュニケーションの場面を設定して、外国語を聞いたり、話したりする音声面の活動を行います。 5 伝統や文化に関する教育を充実します。 6 体験的活動を充実します。 7 道徳教育を充実します。 8 健やかな体を育てます。 9 環境教育、食育、消費者教育、家族と家庭に関する教育も行います。 あけましておめでとうございます
新年、明けましておめでとうございます。
さて、昨年もすばらしいニュースがありました。1つは、イチロー選手の大リーグ10年連続200本安打達成です。もうひとつは、鈴木さん、根岸さんのノーベル化学賞受賞です。 この2つのできごとは、わたしたちに「夢と努力」ということを教えてくれています。 「夢を持つ」ことは、人が生きていく上で大きな力になります。夢を持つと人は強くなれます。「夢を持ち続ける者は、学ぶことを怠らない」という言葉もあります。 イチロー選手は、子どものころから、大リーグで野球をしたいという夢を持っていました。そして、その夢に向かって前向きに努力したのです。 ノーベル賞を受賞した鈴木さん、根岸さんは1つのことに30年以上も取り組みました。道は必ず開けてくると信じ、努力を積み重ね、大きな成果をあげました。 「人間はいろいろな才能を持っているが、最もすばらしい才能は、努力する力を持っていることである。」と言った人がいます。 さあ、新しい1年が始まりました。皆さんはどんな夢を追いかけますか? 教育という文化
12月 学校だより
12月になりましたが、まだ近辺の紅葉は美しく残っています。 さて、最近、日本の教育制度への批判や、教育水準が低下しているのではないかという意見をよく耳にします。 アメリカ合衆国出身のダニエル・カールさんが、以下のように書いておられるのを目にしました。 『国連開発計画によれば、日本の識字率は99%です。学ぶべき文字の多さを思えば驚異的です。1945の常用漢字、46のひらがな、46のかたかな、さらにローマ字も合わせると、日常で2000以上の文字が使われていることになります。国連開発計画では、日本を識字率世界一とランク付しています。アメリカは97%、ランクは55位です。 では日本人はどのようにして、この高い識字率を達成したのでしょうか?1つには、日本には、教育を尊ぶ文化があります。先生たちも一生懸命だし、家でも親たちが子どもの小さいうちから、読み書きを教える努力をしています。江戸時代には、藩校や寺子屋の存在がありました。この教育が、明治大正と、日本が大きな発展をとげた原動力の一つとなっています。 数学、科学のテストスコアも国際水準から見れば高いレベルにあります。保健体育のレベルの高さ、楽譜を読める人の多さも世界最高レベルです。苦手とされる英語でも、英語を読む力は非常に高いものがあります。しかし、話す力ではつまずいています。 日本では、教育が全ての人に約束されています。それは、シンプルではありますが、一番重要な約束です。世界では、お金を持っていなかったら基本的な教育を受けられなかったり、宗教で分離されていたり、女性の教育を否定したりしている国すらあります。』 (総合教育技術2010年2月号より) 日本には、学校だけではなく、地域、家庭に子どもたちに最高の教育を与えよう、知徳体を育てていこうという文化があります。 誇るべき、そして守るべき文化だと思います。 あいさつは心と心を結ぶ魔法のことば
11月 月輪だより
みなさん、こんにちは。いつも月輪だよりを読んでいただいて、ありがとうございます。 さて、今月は、あいさつの言葉の意味を考えてみます。 ○「ありがとう」 「有り難い」読みは、ありがたい。なかなかない。めったにない。という意味です。こんなにしてくれることはめったにない。だから「ありがたい」「ありがとう」なのです。 ○「いただきます」 頂(いただき)。頂上。てっぺんのことです。頭の上に手を高くささげて、感謝することを表します。 ○「ごちそうさま」 馳(ち)走(そう) どちらも走るという意味です。あちこち走り回って、材料を揃える。それがごちそうなのです。多くの労力が詰まっているのです。 ○「おかげさまで」 陰で、自分には見えないところで、私を助けてくれていたんですね。という意味です。 これらの言葉には、心をこめた感謝の気持ちが詰まっています。 ○「おはよう」 これは、「朝早くから大変ですね。」「朝早くから会えてうれしいよ」そんな気持ちをこめています。 ○「さようなら」 「左様なら」「そのとおり」「そうですね、もう今は何も言うことがありません」という意味です。きょうはお別れして、また、あした会いましょう。 あいさつはこのように、相手を大切にする気持ちから生まれました。人を大切にすると いうことは、まず、あいさつから始まります。 今年の7月に、4年〜6年の人に「あいさつについてのアンケート」をしました。その 中で、「あいさつをしてよかったと思うことはありますか?」の答えに☆みんな笑ってくれ る。☆気持ちよかった。☆いい一日になりそうだ。☆友達になれた。☆気持ちが伝わった。 ☆元気になる。☆すっきりする。☆あいさつは始まりだと思う。というのがありました。 あいさつのすばらしさの伝わってくる、すばらしい答えだと思います。 『あいさつは心と心を結ぶ 魔法のことば』 なかま 自然 本物体験
自然の中で なかまと 本物の体験を
国立青少年教育振興機構が「子どもの体験活動」の調査研究をしました。 20代〜60代の成人の調査では、子どもの頃に「自然体験」や「友だちとの遊び」の体験が豊富な人ほど、「もっと深く学んでみたい」や「何でも最後までやり遂げたい」と物事への意欲、関心が高いという結果が出ました。 また、「近所の小さい子どもと遊んだ」「弱い者いじめやけんかを注意したり、やめさせたりした」「地域の活動に参加した」人ほど、「お年寄りや身体の不自由な人には席をゆずる」などの規範意識や「社会や人のためになる仕事をしたい」などの職業意識が高くなることもわかりました。 そこで、同機構では、小学校低学年までは友だちや動植物との関わり、小学校高学年から中学生の時期までは地域や家族との関わりを推進する取組を行い、減少傾向にある自然体験や友だちとの遊びといった体験の充実を図ることが、今後の青少年の育成に重要だと分析しています。 9月13日(月)〜17日(金)に、5年生は4泊5日で「花背山の家」に行ってきました。往復6時間をかけての山登り。自然観察。魚つかみ。焼きそば、豚汁、ホットドッグの料理作り。と自然の中で思い切り活動してきました。そして、常に友だちと一緒の行動でした。 退所式では、「楽しかった人?」の問いかけに、ほぼ全員の手が挙がりました。 なかま・本物・自然の体験が子どもに感動を与え、成長させます。 子どもたちに外遊びを
9月 月輪だより
長い夏休みが終わり、月輪小学校では8月24日から授業を再開しました。 「早寝・早起き・朝ごはん」というキャッチフレーズで規則正しい生活習慣や、食事の大切さを訴えていますが、子どもたちの夏休みの過ごし方はどうだったでしょうか? さて、新学習指導要領では、体育の時間が増加しました。週平均2.5時間から週3時間になりました。そして、「体つくり運動」という領域が導入されました。これは、子どもの体力・運動能力の低下が依然として深刻だということが見てとれます。 子どもの体力低下の原因について、専門家が調査研究を続け、2つの要因が明らかになりました。 1つは、運動量の減少です。70年代の小学生は1日あたり2万歩以上歩いていました。今の小学生は1万から1万3千歩にとどまっています。 このように運動量が減少したのは、外で遊ばなくなったのが主因だとみられています。 もう一つの要因は、動作の未収得です。山梨大学が7つの基本動作を得点化して、動作の習得状況を調べたところ、2006年の小学3,4年生の動作得点が、1985年の5歳児と同程度にとどまっているというショッキングな結果が出ました。 子どもたちは外遊びの中で、様々な動きを身につけてきましたが、「外遊びの消失によって、今の子どもたちは動作を習得する機会も失っている。」と調査された方は訴えています。 秋、何をするにも最適な季節。学校でも外遊びを奨励していきます。ご家庭でも休日には戸外で思い切り体を動かしてください。 家庭で大切にしたいこと
プールから、子どもたちの歓声が聞こえてくる候になりました。
さて、今年も4月に6年生を対象に、「全国学力・学習状況調査」が行われました。昨年度の結果を分析してみて、子どもの学力と生活との関係がいろいろわかってきました。 家庭で大切にしたい、いくつかのポイントをお知らせします。 ◎ 朝食をきちんと食べている子は成績がよい。 ◎ 家で学校の話をしている子は成績がよい。 ◎ 明日の授業の準備をしている子は成績がよい。 ◎ 家庭学習をしている子は成績がよい。 ◎ 携帯電話のルールを決めている家の子は成績がよい。 ということがわかってきました。 そこで、家庭で配慮することは、 ア 子どもたちが規則正しい生活を送れていますか。良い生活習慣の子は、体力や運動能力も高いという結果もあります。 イ 学校でのできごとをもとに、豊かなコミュニケーションがとれていますか。 ウ 新聞やテレビのニュースなどに関心がありますか。 エ 読書は好きですか。 オ 学校への持ち物を確かめていますか。 カ どれぐらいの時間、テレビゲームをしますか。 キ 家で学習する時間が計画的にとれていますか。 学校でも、 ○私語をしないで話を聞くこと ○話す人の方を向いて聞くこと ○授業の中で書く力をつけること ○家庭学習をする習慣をつけること ○本を好きになること を重点として指導を進めています。 学校と家庭と力を携えて、子どもたちを育てていきましょう。 6月は環境月間です
6月は環境月間です
6月、梅雨の季節を迎えます。そして、梅雨が終わると暑い夏がやってきます。 二酸化炭素の排出量増加による地球温暖化の問題は、皆さんよくご存じのことと思います。 しかし、それ以上に大きな問題は、「こんな大きな地球に対して、自分にできることなんか何もない。」と、あきらめを感じてしまっている人がいることです。皆さんはどうでしょう。 南アメリカに「ハチドリのひとしずく」というお話があります。 森が燃えていました。森の生き物たちは、われ先にと逃げていきます。でも、一羽のハチドリだけは行ったり来たり。くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは、火の上に落していきます。動物たちはそれを見て、「そんなことをして、いったい何になるんだ。」と言って笑います。そのハチドリはこう答えました。「わたしは、わたしにできることをしているだけ。」 「わたしにも、できることがある。」と思えたら、わたしたちの身の周りの問題は、かなり解決できるのではないでしょうか。 例えば、冷房の温度を1度でも高くする。冷房の使用時間を減らす。買い物にはマイバッグを持っていく。いらない電気は消す。自動車の使用を減らす。 「わたしにも、できること」はたくさんあります。皆さんがどう行動するかで、世界は変わってきます。 |
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