最新更新日:2024/05/31 | |
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新春に寄せて
新年,明けましておめでとうございます。今年は,寒波が訪れ,木枯らしが吹き抜け,底冷えのする京都の冬らしい正月となりました。冷え込みも相当なものです。温かな正月もいいのですが,厳しい寒さの中の正月も,身の引き締まる思いがして格別です。
正月と言えば,以前は,親戚一同が集まり,大人数で新年を祝ったものでした。家中をたくさんの子どもたち(孫たち)が走り回り,それはそれは,賑やかなものでした。最近では少子化と核家族化が進行し,そのような姿を見かけることは少なくなったようです。人間同士のつながりが,希薄になったようで少し寂しいような気がしますが・・・。 初詣は,地元の神社に出かけました。今年も大勢の人出がありました。住みにくくなった都会の生活。不景気に追い打ちをかけたドバイショック。この時代や世相の中,人は何を神にそして自分自身に願うのでしょうか。神殿に向かい手を合わせる人の背中に,自分の姿が重なる不思議な時間でした。 学校は冬休みで静かです。でも,職員室では,先生たちが日頃できない事務処理や冬休み明けの準備をしています。8日に子どもたちが元気に登校してくるのを待っています。 明徳小学校では,今年もいい年になりそうです。そんな予感のする年の始めでした。 今月の短歌 新しき年の始めの初春の 今日降る雪の いや重け吉事 大伴 家持 埋み火に 少し春ある心地して 夜深き冬をなぐさむるかな 藤原 俊成 しらしらと氷かがやき 千鳥鳴く 釧路の海の冬の月かな 石川 啄木 |
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