最新更新日:2024/05/31 | |
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校長の窓36(令和2年度修了)
24日,令和2年度の授業が終了しました。今年度は,何度も話をしていますが,新型コロナウイルスの影響を大きく受けた1年となりました。今日の修了式で話をさせていただきましたが,今までにない経験をした1年でもありました。とらえ方によっては,新たな可能性や取組の幅が広がった1年でもありました。
「当たり前が当たり前でない」ということをつくづく感じさせられた1年。当たり前のありがたさ,考えたことを思い描いたように挑戦できることのありがたさ,人と密にかかわったり,触れ合ったりすることのありがたさ,厳しい時だからこそ,人のちょっとしたあたたかい一言のありがたさ,物質的な距離は離れても,心のつながりを大切にしようとすることのありがたさ,多くのありがたさに出会い,多くの気づきを与えてもらって1年であったとようにも思います。 ただ,多くの取組が中止や縮小,制限が加えられ,やりたいことが思い切ってできる環境ではなかったので,戸惑うことや悩むこと,憤ることや不安になることがありました。しかし,この状況の中でも,子どもたちは,とてもよく頑張ったと思います。見通しが持てない時だから,目の前のことにしっかりと取り組もうとする姿勢につながったのかもしれません。そして,置かれている現状の中で,精いっぱいの努力や取組をしたのではないでしょうか。 この状況に悔しい,悲しい思いを抱いていた保護者の方が,子どもが現状を受け入れ切り替えて前をむいて新たな目標を設定して取り組む姿に子どものたくましさを感じ,わが子ながら立派に成長していることを嬉しく思った,というようなことを伝えていただく保護者の方がおられました。共に育つ,共に歩む姿で,親が子の姿で学び,また,学ばせてもらった,勇気をもらった,保護者自身が切り替えることができたなどと話をしていただいた事が印象的でした。 この1年。行事や予定が変わる学校の取組に,保護者や地域の皆様にご理解,ご協力,ご支援いただき,1年無事に終えることができたと,あらためて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。 2週間の休みの後,新年度がスタートします。令和3年度の明徳小学校を引き続き,どうぞよろしくお願いします。 |
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