京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/24
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明徳小学校 学校教育目標 「人とのつながりの中で、自ら学び、考え、これからの社会をつくりだす子ども」

校長の窓13(みさきの家での活動を終えて)

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 4年生のみさきの家での宿泊学習が終わりました。夏のさわやかな天候の下での活動から始まりましたが,最後は,台風の進路に悩まされながら活動の仕方や活動場所,時間の見直しなど苦慮するところとなりましたが,無事に充実した3日間を過ごして帰ってくることができました。雨の影響を鑑み,すこし帰校の時刻を遅くらせていただきました。また,土曜日ということでたくさんの保護者の方々にお出迎えしていただきました。その際にも,車での来校や学校周辺での駐車など,ご協力いただき,誠にありがとうございました。
 学年の目標が「ステップアップ〜見通しを持って行動し,助け合い協力し合って,お互いに高まり合う集団〜」となっています。そして,このみさきの家での活動のスローガンが「Let’s go!〜はじめての自然の中で協力し,きずなを深めるみさきの家〜」としていました。まさしく,ステップアップにむけてLet’s go!することのできた3日間でした。
 今回の宿泊学習もまた,今年の4年生らしさのあらわれた3日間となりました。1日目には,なかなか時間通りに進まず,すべてにおいて段取りなどに時間がかかり,次につながらない,自分でやると言いながら,やりきれない姿がありました。1日目の夜には,親元を離れた不安なのか,多くの子どもが体調の不調を訴えてきました。子どもの思いに指導者たちは寄り添いながらも,ここはがんばれ,というメッセージをおくり夜を過ごすこととなりました。しかし,1日目の反省では,しっかりと取り組みを見直し,次につなげようとする姿がたくさん見られました。2日目は,そのことをしっかりと認識をしながら進めていこうとするのですが,やはり,やりきれない姿があり,時間が大きく遅れることとなりました。そこで,一つの取組をやめ,行事を追っていくのではなく,行事のねらいを明確にして進めていくようにしたことで,子どもの姿が変わったように感じました,自分でやる,という意味が本当に分かってきたように思います。どこまでやりきるのか,任されるというのは,自分の行動に責任を持ち,周りに認められる行動でやりきらなければならないことを理解し始める子どもが増えてきたように思いました。そのことが,後半の取組の充実につながります。キャンプファイヤーでの姿は,とても素晴らしかったと思いました。また,グループでの活動の姿にも,メンバーをしっかりと意識して,つながりあって行動できる姿が高まってきました。何より,シーツのたたみ方の素晴らしかったこと。互いに声を掛け合いながら,2人で,グループで,協力しながら取り組む姿は,ほほえましくも気持ちよく,そして徹底して取り組むことができていました。
 不安や心配の思いが強かった子どもたちは,子どもたちとのつながりの中で,その不安や心配が少しずつ払拭されていったように思います。2日目の夜には,不調を訴えて保健室やリーダー室で指導者と共に寝る児童はだれもなく,すこし疲れが出ていた児童も,みんなと一緒に寝たい,という希望を申し出ました。仲間とのつながりや仲間の存在で自分の取組が充実できているという認識を持ってきたように感じました。うれしい姿でした。大人よりも仲間とのつながりを大切に思う姿勢が,子ども同士の関わりの中で感じることができたのでしょう。また,率先して,お手伝いをしたり,進んで,困っている人や悩んでいる人の手を差し伸べる姿の児童が多く,この学年のよりよい雰囲気を作ってくれているように思いました。前向きに楽しみ姿には,私もその空間にいていて,心地よく,楽しませてもらいました。
 子どもたちの姿を見る中で,この子どもたちには,大人である私たちが十分潜在能力を発揮させられていないのではないかと感じました。子どもを愛するあまり,子どもを愛おしく思うあまり,手をかけすぎたり,支援をしすぎたりしているところがあるのではないかと私は思いました。任せてしまうということは,もっと任せきることが必要ではないか,ここまでできてこの役割をこなしたことになる,という姿や到達点をしっかりと示してやることが大事ではないと私は思いました。
 まだまだできる子どもたち。まだまだ力を持て余している子どもたち,まだまだできることに気づいていないのではないかと思います。5年生の姿とは少し違うのですが,似たところがると思います。到達点をしっかりと示し,任せきった上で,少し離れたところから見ておく,そんなことを考えました。
 今回,とても貴重な時間に子どもたちはしたと思います。子どもたちの大きな成長を見せてもらいました。この姿をこのあとの夏休みの中でじっかりと熟成し,2学期からの取組に生かしてくれるとうれしいし,生かすことで,ますます素晴らしい力を発揮することとなるのでしょう。
 この3日間に,担任の指導者は,気象条件を考えて様々な視点からの準備をすすめてきました。指導者の思いをうけ,学校体制の中で工夫をしながら取組をすすめたつもりでした。梅雨明けからの活動開始であったこと,最終日には,台風6号の影響もあったことで,ご心配されたかと思います。保護者の皆様のご理解やご支援,ご協力があって行うことができている学校教育活動です。3日間の取組にご支援,ご協力,また,朝早くからの出発式や少し遅くなった解散式に多数の保護者の方々に来校いただきました。本当にありがとうございました。
 夏休み以降には,大きな行事が続きます。子どもの力をよりよくのばせるように,ここで得られた力をしっかりと高め,個々の成長につなげられるように取り組んでいきたいと思いますので,引き続き,ご支援ご協力のほど,どうぞよろしくお願いします。本当にありがとうございました

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