最新更新日:2024/06/08 | |
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校長の窓25(学習発表会を終えて)
今日(22日)は,二十四節気の小雪(しょうせつ。)北国から雪の便りが届く頃ですが、まだ本格的な冬の訪れではありません。雪といってもさほど多くないことから、また,雨が雪にかわることとを示すのが小雪だそうです。陽射しが弱くなり紅葉が散り始めるころで、いちょうや柑橘類は黄色く色づいてきます。
朝から雨がぱらつき始め,まさしく冬の突入を思わせる日となりましたが,本校での学習発表会を無事に終えることができました。今年度から,学習発表会の取組をみなおし,新学習指導要領の実施も見据えて,学習の発表をより濃いものにしようと,発表内容や時間を考える中で,午前中での開催といたしました。 5年生の発表会から始まった学習発表会,どの学年もその学年の実態に合った内容を,その学年の実態にあった方法で発表してくれたと思っています。そして,何より,子どもたちが自分の役割に責任を持ち,仲間とつながりあって発表しようとしている姿が感じられ,うれしく思いました。今日にいたるまで,各学年では様々な出来事があったようです。すべてが順調に進んできて今日を迎えたわけではありません。何度も話をしたり,叱咤激励をしたりしながら,当日を迎えています。子どもの中には見てもらえることがうれしく張り切る子ども,中心的な役割に意欲を高めることができる子どももいますが,大勢の前に立つことが苦手で,できれば避けたいと思っている子ども,大きな声を出すことができず,自分を責めてしまう子どもなどなど,様々な子どもたちがいるのが事実です。練習を通して,少しでも自分の苦手なことを克服しながら,今日を迎えている子どももいます。それも,やはり仲間がいるからこそ,共に作り上げようとするからこそ,自信を持って,堂々と,自分のハードルを越えて参加したのではないかと考えます。学年の指導者も,それぞれの子どもがどうしたら力が発揮できるかと,工夫をしながら取組を進めてきました。まさしく,子どもと指導者がつながりあって取り組んだ成果が今日の発表につながったのではないかと考えます。すべてがベストであったかといわれれば,そうではないかもしれません。でも,精一杯取り組んできたことは事実です。その精一杯が,子どもたちの言葉にもありました,つながることの大切さ,つなげようとすることで得られる経験につながり,貴重な機会,成長の機会の一つになったのではないかととらえます。 会の運営には,スタッフが必要です。毎年,6年生の子どもたちが取り組んでくれています。今年も,6年生がそれぞれの役割に分かれて,主体的に取り組んでくれました。よく考えて行動していたと感じています。いい会にしたいという思いがつながって,今日の会のスムーズな運営や工夫した取組につながったと感じています。それぞれが自分事としてこの会をとらえ,より充実した会にするために,自分ができることを考え取り組んでくれました。それはきっと下級生たちにも響いていったのではないかと思っています。 それぞれが主体的に活動に取り組むことで,その会は充実し,その会は意義深いものとなります。そして,会の取組を通して,子どもは成長していきます。その頑張りや取組に対して,保護者の方々には常にご支援いただいています。今回もいろいろなところで,支えていただきました。子どもたちのやる気を高めていただいたり,頑張りを評価いただき自信としてつなげていただいたり,本当にありがとうございました。 また,スペースの限られた学習発表会。参観いただいた方々の協力やご理解があって,スムーズな運営につながっています。PTAの役員の方々にも,半日お世話になりました。私たち教職員は,保護者や地域の方々にご支援いただいたり,ご理解ただいたりしていることを忘れずに,精一杯の明徳小学校の教育をこれからも進めていきたいと思います。本日は,ありがとうございました。また,子どもたちにも,頑張ったところ,努力したところにお声掛けください。 |
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