最新更新日:2024/09/20 | |
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錦林校と名木“欅(けやき)” 【3】 お別れ会(0731)
真っ青な青空と夏の強い日差し,そして蝉時雨の中,ケヤキとのお別れ会を行いました。
朝早くから,錦林校の卒業生(大先輩)や保護者の皆様が来てくださいました。登校日でないのに,このお別れ会に参加するために登校した子どもたちもたくさんいました。 岡崎神社の宮司さん(前PTA会長)に,この欅の大木が,これまで錦林校や子どもたちを見守ってくれたことに対する感謝の言葉をかけていただき、そして伐採工事の安全を願っていただきました。 参加された皆さんが,それぞれの思いで,厳粛にケヤキとのお別れ会に臨んでいただけたことに感謝申し上げます。 200人以上の方々でお別れをすることができました。 伐採工事は,8月12日 9時頃から行う予定です。 錦林校と名木“欅(けやき)” 【2】
7月の学校たよりに,けやきのことについて書かせていただいたところ,お便りをいただいたり,お話をうかがったりすることがありました。
みなさん,錦林校のけやきに対して,思い出を持っておられ,けやきのことを懐かしく思うとともに,切らねばならないことを惜しまれていました。 切った後の材木を利用して,形に残せないかというお話もたくさんいただきました。ベンチや机に加工して使えませんか?芯の部分が傷んでいるなら,そこをくりぬいて太鼓にできませんか?などと様々なアイデアをいただきました。これらのことは,伐採後に,木の状況を見ながら,判断したいと考えています。 さて,いただいたお手紙を,ご本人の了承を得て,以下に紹介させていただきます。 なお,お名前は伏せさせていただきます。 ケヤキの木には,私にも忘れられない思い出があります。 その頃,現在の校門辺りは,通用門でしたが,多くの子ども達が利用していました。 「けやきの木」は冬に向かい,通用門の前の歩道いっぱいに葉を落とすのです。 雨が降ると,葉を濡らし,すべって歩きにくいのです。私は,思わず危ないなあと思い,朝早く,ほうきを持って掃除に出かけたことがありました。しかし,その頃,キノコ博士でもあった吉見昭一校長先生から,「子ども達に落ち葉を踏むと『カサッ!コソッ!』とす音を感じて欲しいので,落ち葉も大切な教材の1つなのです。」という話を伺い,気づきました。 私達は自然と共に生きている事,子ども達にも自然とともに育ってほしい……。 以来,日本の美しい四季を感じられる子どもでいてほしいと願うようになりました。地域を見守ってくれていた「けやきの木」がなくなる事は寂しいことです。でも,新しい芽かが育ち,伸びてゆく希望があります。 本当に有り難うございました。 【おしらせ】 7月31日(木)午前9時から,短い時間になりますが,けやきとのお別れ会をします。岡崎神社の宮司さんにも来ていただきます。 錦林校と名木“欅(けやき)” 【1】
樹木医に名木“欅(けやき)”の診断をしていただきました。
根元の幹の部分から朽ちはじめている。 内部の芯のところが,おそらくは空洞になっているだろう。 このままでは,倒木の恐れもあり危険だ。伐採せざるを得ないだろう。 ただ,部分的には健在なところもあるので,地上から2M辺りで切り, 新芽が萌芽するのを期待しよう。 このような診断結果でした。残念ですが,やむなく切ることにしました。 錦林校の名木“欅(けやき)”には,歴史があります。卒業生だけでなく,地元の皆様からも大切にされてきました。 「錦林の欅」 春先には,透き通るような黄緑の新芽を伸ばし,初夏にかけてその緑を濃くしながら,生い茂っていく。梅雨を前に,青空に向かって一面につややかな葉を広げ,日の光を浴びる。梅雨のころには,たっぷりと天からの恵みの雨を吸い上げ,枝を伸ばそうとしている。夏には降り注ぐ陽光の下,気持ちのいい木陰をつくり,涼やかな風を送ってくれる。晩夏から初秋にかけ,色づき始め,霜が降りる晩秋には,華やかな紅葉の時期を迎える。そして,初冬の兆しとともに,落ち葉の絨毯を広げ,冬の眠りを迎える。四季折々に装いを変える欅。見上げるたびに,その大きさと年輪の深さに心を奪われてきた。 錦林校が現在地に新校舎を築いたのが明治31年,今から約115年前。その頃すでに屹立として立っていたそうだ。当時の樹齢が約50年,現在の樹齢は,ほぼ165年前後であると考えられる。この欅は,錦林校の歴史を悠然と見守り続けてきたことだろう。欅が,語ることができれば,錦林校の子どもたちのことを,やさしく語ってくれることと思う。 思えば,幕末・明治維新そして,遷都を経験し,明治・大正・昭和,そして平成を生き抜いてきた。昭和9年の室戸台風では,市内各所で校舎が倒壊したり,大きな被害を受けたりしたが,「錦林校はこの欅をはじめ何本もの欅の森に囲まれていたおかげで,また平安神宮のご加護のおかげで校舎の倒壊をまぬがれた」と百年誌には記載されている。 (学校便り「7月号」に掲載した文章に加筆・修正等加えたものです。) 新年度がスタートしました(0401)
4月1日新しい年度のスタートです。
学校では,修了式以後,年度末のまとめをしながら,新年度の準備を進めてまいりました。 教室や校舎内外の整備・整頓をすすめ,学習環境の改善を図っています。教室や教具の整理,また児童机の更新や入替えを行いました。 教材の選定や準備も進めています。 また,学校図書館に京都産の木材を使用した木目の美しい書架を配置しました。それに,伴い書籍の配置換えも行いました。 さらに,錦林ギャラリーの整備も進め,より児童にとって使いやすいスペースになるように,掲示物・展示物の整備や書架等の配置も行いました。 児童が登校する,着任式・始業式のある8日には,より教育環境が整備された学校になっていることでしょう。 さて,今年度の学校教育目標とめざす子ども像を次のように決めました。 京都市立錦林小学校 校訓 「実行力」 学校教育目標 「学校教育目標 人と地域を大切にし,いきいきと学ぶ子どもの育成」 めざす子ども像 笑顔であいさつする子 人権を大切にする子 ねばり強く学ぶ子 健康や安全に気をつける子 自然から学び感動する子 保護者の皆さまや地域の皆さま,関係各位のご理解とご支援をいただきながら, 今年度も,錦林教育をすすめてまいります。どうぞ,よろしくお願いします。 |
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