最新更新日:2024/09/18 | |
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ジュニアオリンピックに行ってきました 1
ジュニアオリンピックに行ってきました 文責:校長
ジュニアアスリートの祭典「第49回ジュニアオリンピック陸上競技大会」に行ってきました。京都大原学院からの出場ではないのですが、交流校の広島宮島学園から出場を決めた三舩歌音さんの応援です。 小学校2年生から陸上競技を続けてきた三舩さん。今回設定記録を突破して、このジュニアオリンピックに出場しました。いよいよ中学校生活最後の大会です。 6月には修学旅行で大原に来ていただいた三舩さんです。三舩さんのお母さんには、「第1回小中一貫教育小規模校サミットin大原」の際、宮島学園の地域代表として来校していただき、檀上からお話しもしていただきました。三舩さんのお父さんには、本校6年生が発見旅行で厳島神社に行ったとき、一般のガイドでは聞けないことを説明していただいています。大原とは、家族総出で関わっていただいています。 この大会では残念ながら決勝には進めませんでしたが、縁のある宮島学園の9年生の活躍は、大原の私たちにも「明るい話題」を提供していただきました。 誇りです。三舩さん、ありがとう。 ジュニアオリンピックに行ってきました 2文化祭講評 2018.10.11
文化祭講評 2018.10.11 文責:校長
京都大原学院開設10周年、アニバーサリーイヤーの今年は、充実した素晴らしい文化祭になりました。今年の文化祭のテーマは、「響け、届け、笑顔あふれる10周年」です。学院生の熱い思いが、会場中に、「響き」、「届き」、「笑顔いっぱいになった」と思います。1年生から9年生までの劇を見ていて、3つのことを大切にしているように思いました。それは、「夢」「仲間」「挑戦」です。 3・4年生劇「宝物を探して」 最初からびっくりしましたね。♪Somewhere over the rainbow いきなり英語のソロから始まるなんて、「挑戦」したね。こんなセリフがありました。「宝物ってどんなものなんだろう?私もみつけてみたいな」疑問をもち、方針を立て、解決していく。まるで課題解決学習の授業のようでした。細かいところにも、見どころがありました。舞台を去る時に普通に去らないで、ハイタッチをしていた。亀の甲羅の上を歩くシーンはすごい。背中を踏みつけたりしていませんよ、念のため。竜宮城に行きたいという夢をいう。7年生の劇につなげようとしていた。中に何にも入っていなかった宝箱を前にして、「宝物は?」と言われた時の虹の妖精さんのセリフがまたすごい。 「それは・・・・・」ここで間を置くんですね。その間、先生はいろいろ考えてしまいました。「宝物は、冒険した強い心?出会った仲間たち?」みんな覚えている? なんだった?セリフ「宝物は夢そのものです」「もう一つ、励まし合える仲間」トップバッターの3・4年生が、今年の文化祭で大切のことをたくさん伝えてくれました。「夢」「仲間」「挑戦」 完璧、パーフェクトな劇です。 1・2年生劇「よろしくニンジャ〜入学試験の巻〜 この劇のテーマは、はっきりしています。先輩の2年生が新入りの1年生を教える。しかし、今年はいつもの年とは違っています。今年は、1年生を4グループに分けられる幸せ。人数が多いっていいな。今は、先輩ニンジャが7人に増えた幸せ。〇〇〇ちゃん、大原に来て1週間でもう舞台に立っている。〇〇ちゃんもすご〜い。後半は、特技の連続。家で、何回も練習したんだろうなあ。お家の方々、ご苦労さまでござる。 ヨーヨー、コマ、けん玉、フープ、なわとび、一輪車、みんなよく頑張りました。縄跳びが、絡まってほどけずに困っていたら、助けに行く〇〇〇くん、「これつかえよ」2年生は、りっぱな先輩ニンジャです。最後には大切なことを言ってくれましたね。「見えなくても大切な物」2回繰り返していました。「見えなくても大切な物」そして、ダンス。みんなが集まるとすごい力になる。これは「仲間」の力ですね。体育と劇の合体、これも新しい「挑戦」でした。1・2年生がんばったでござる 5年生劇「MOMOTARO The Peach Boy」 ドラえもんの元気な声から始まったこの劇、何が始まるの?ワクワクしました。そこで英語劇が始まりました。5年生の英語すごい。いい発音。転校してきた〇〇くんを中心にして、これからのクラスづくりを考えていました。〇〇くんのご両親、〇〇くんのがんばりとクラスの温かさに泣いていたんじゃないのかな。5年生の劇には「誇り」も感じました。 「I'm dog. NO.1 dog in Japan」おいらは日本一の犬だぞ 「I'm monkey. NO.1 monkey in Japan」おいらは日本一のさるだぞ そして、きっとこう思っていただろう 「We are fifth grade. NO.1 fifth grade in Japan」俺たちは日本一の5年生だぞ この劇にも、「仲間」の大切さがあふれていました。「We are good friends(私たちは仲間だ)」鬼退治した後もドラえもんは言っていましたね。「鬼たちも反省しているから、許してあげよう。これからは、みんな『仲間』だよ」。とても温かいものを感じました。そして『365日の紙飛行機』も、「この先クラスみんなでがんばっていこう」と聞こえました。5年生は、9年間の真ん中の学年です。折り返したところです。まだまだ学院生活が続きます。最後に、先生のツボは、I'm sorry ひげそーりー。阿部総理〜」でした。素晴らしい劇を演じてくれた5年生でした。 6年生劇「アオギリにたくして」 「あせらんでいい。ゆっくり」リハーサルの前の福島先生の声でした。福島先生にとっては、昨年から温めていた「沼田鈴子」さんの「アオギリの木」です。それを今年の6年生が、感動ドラマに仕上げてくれました。幸子の夢は「看護師になること。看護師になって私が助けられたように、今度は私がいろんな人を助けるの。夢に向かってがんばるの!」最後を知っている者にとって、悲しいセリフです。そして、涙涙のシーン。戦争で鈴子は、「親」、「友」、「足」をなくします。それでも鈴子には夢があった。「婚約者の英二さんと結婚して、子どもを産んで、幸せに暮らしたい」それなのに、兵隊さんからの、このセリフ「昨日知らせがあって・・・・」(間) 次のセリフを聞きたくないと思いました。鈴子がツエを落とすシーンがありました。その音からも、会場中に鈴子の心が伝わります。戦争ってほんまにあかん。人もモノも、そして「夢」までも奪っていく。しかしそんな中でも、生きようとするアオギリの木がありました。植物の生命力のすごさ。生きていく勇気を与えます。今日の思いを、11月の発見学習では、広島の人に伝えてください。6年生の皆さん、大感動の劇でした。ありがとう。また、今年ももんぺを借りました。大原保勝会のみなさん、ありがとうございました。 7年生劇「浦島太郎vs現代人」 楽しい劇でした。たくさんの有名人が出てきましたね。うらちゃん、おとちゃん。ひょっこりはん、ゆりあん、ブルゾン〇〇〇、サンシャイン〇〇〇 昨年の「折り鶴の少女、佐々木禎子」から一転して超現代劇。「おったまげたなあ」台本も大道具も、小道具もみんな自分たちで作ったんですね。「挑戦しましたね」しかも演技力はいつもどおり、安心して劇が見られました。最後の「海の声」の歌詞の意味を調べてみました。「この歌は、通信が無かった時代の人々は、会えない人に会いたいと思った時どうしていたのかなとイメージを膨らませていきました。風や波の音など、自然の音の中に、会いたい人の声を探したりしたのだろうか。自分の声を風に乗せて、遠くにいる会えない人に届いたらいいなと思ったりしたのだろうか…と。 また、昨年7月18日の海の日に、桐谷健太さんは、岩手県大槌町の子どもたちに歌のプレゼントをしています。大槌町の子供たちは、震災の影響で、海の楽しみ方を知らないまま育っています。子供たちの応援のために、桐谷健太さんが、「海の声」を熱唱されたそうです。」そんな縁の深い劇だったのかと思いました。先生のツボは、玉手箱のけむり。細かいところまで考えられていました。みんなを元気に、笑顔にさせてくれました。 8年生劇「ベイマックス〜かけがえのない絆」 「わたしはベイマックス あなたの健康を守ります。」 「人を傷つけることはできないようになっています。」 「タダシはこのようなことを望んでいるのでしょうか。」 「ヒロ、私はいつも一緒にいます。あなたの心の中に。」 つつみこむやさしさを前面に出したベイマックス〇〇〇くん。こんな優しいベイマックスの心を、アクションあり、様々な困難に立ち向かう姿ありで、8人の8年生が全員で演じてくれました。今日、見に来ていただいた委員会の先生がこう言っておられました。 「手作り感がいいですね」みんなが手作りでつくった劇です。たくさんの大道具製作も、大変だったでしょう。しかし、学級だよりでは、それを楽しそうにつくっている8年生の姿を綴っていました。〇〇くんがマイクが入らずに直ぐに切り替え、マイクなしで話し始めたのは、さすがでした。「大切なことに気付けたよ」これヒロの最後のセリフです。会場のみんなは、それが何かわかったかな?8年生のみんなどうですか?みんながわかったら、この劇は大成功です。ありがとう 9年生劇「命の輝き」 ♪ざわわ ざわわ ざわわ 悲しい結末を予感させるオープニング 1945年の沖縄と2018年の今を、学院生が結んでいきました。動きの多い劇ではありません。それを、光や音で演出していきました。青色や赤色、色の違いで心情を表していました。光と影、その違いで心を表していました。高度なテクニック。夢を抱いた若者が、夢を奪われます。悲しいな。これが、戦争です。ガマの外の明るさは、生きていく喜び、そして未来への希望を表していました。そして、サトウキビ畑は、いつの時も私たちを見守ってくれています。最後に大きな「命」の文字。「命こそ宝」沖縄語で「命どぅ宝(ぬちどぅたから)」といいます。 「命さえあれば、生きてさえいれば、前に進める」「命さえあれば、どんな希望でも見えてくる。」 「命さえあれば、それだけで幸せ」命を粗末にするな、やれるだけのことはやろう、という意味です。 そして、「命」は、自分だけのものではないことも、「命こそ宝」なのです。今年も言わせてもらおう。さすが9年生!6年生のとき演じた「ピカドンの悲劇」米澤さん本人が見に来ていただいた劇から3年。小細工なく、真っ正面から、戦争・平和・生きること、を堂々と演じてくれました。今日は、修学旅行に一緒に行っていただいた大原記念病院の看護師さんを招待しています。ひと言感想を聞いてもいいですか。(感想)ありがとうございました。 全校合唱「ふるさと」 全校合唱では『ふるさと』を歌いました。京都大原学院開設10周年の記念の年に、選んだ曲です。 私は特に好きな歌詞があります。 ♪雨降る日があるから虹が出る 苦しみ抜くから強くなる 進む道も夢の地図も すべては心の中にある 助け合える友との思い出を いつまでも大切にしたい 進む道も夢の地図も それはふるさと (みんなで歌う) 今年の文化祭で大切にしたことは、「夢」「仲間」「挑戦」でした。10周年の今年、次の10年に向けて、学院生、教職員、保護者、そして地域の方と共に「夢」をもち、「仲間」とともに、これからの京都大原学院と自分つくりに「挑戦」していきましょう。本日は、ありがとうございました。これで私の講評を終わります。 |
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