京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/31
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児童生徒会による能登半島地震支援募金活動へのたくさんのご協力、ありがとうございました!

子どもたちの声を聞きたくて

子どもたちの声を聞きたくて    文責:校長
 今年度、左北支部PTAコーラスで、本校のPTAが選んだ曲は『海の声』でした。♪空の声が 聴きたくて 風の声に 耳すませ 海の声が 知りたくて 君の声を 探してる
 先月、学院生の発表する「声」を聴く機会がありました。
 1月26日小中一貫教育全国サミット京都大会では、分科会の一つを任された本校の発表に8年生が登場しました。学校紹介の冒頭「♪京都 大原 三千院」と『女ひとり』を400人超の観客を前に歌う児童生徒会長。その後、学校の成り立ちや特長をしっかりと語る8年生たち。学校目標である「大原のゆとりある心を自信をもって伝えられる子に!」を目の前で実証している8年生の「堂々とした声」に、多くの方から拍手をいただきました。圧巻は、講評される先生からPISAの学力観の説明の際、突然質問されたことです。「音と光とどちらのスピードが速いですか」いきなり当てられたその子は「光です」とすかさず的確に答えていました。事前に用意されていた発表だけでなく、とっさの対応ができる8年生のコミュニケーション力に、また大きな拍手をいただきました。
 1月31日には、6年生の発見旅行の発表会が行われました。1泊2日広島・宮島で、何を学んできたのか、どんな「人の声」を聞いてきたのかを発表する会です。そこで平和を願う「声」、地元を愛する「思い」を受け止めた発表が聴けました。
 原爆資料館で見たのは、黒焦げや灰になった人々の姿でした。つい何秒か前まで普通に暮らしていた人たちの「声すら出せなかった」姿を目の当たりにしました。自ら文化祭の劇で演じた佐々木貞子さんの折り鶴から、「生きたい」と願う「声」を聞きました。アオギリの木の前で、生きる希望を見いだし平和運動に「声」を挙げて取り組んだ沼田鈴子さんの強い志を学びました。折り鶴タワーでは、平和の願いを書いた一つ一つの折り鶴が、平和の使者として降りていく「決意の音」を感じました。
 宮島では、厳島神社の宮大工・三舩さんから、先人の思いを受け継ぎ、自然災害から守る仕事の話
を聴きました。揚げもみじを発案し、食べたあとのエコや自然保護や環境を考えている竹内さんからは、地元に役に立ちたいと行動している話を聴きました。みなさん「誇りに満ちた声」で話をされました。
 また、6年生たちは、たくさんのつながりを感じたようです。「宮島と大原」離れた2つの土地だけれど、そこを平清盛と建礼門院が結んでいます。過去の不幸な戦争を教訓として、戦争のない未来をつくるために、過去と未来をつなぎます。そして、「共にがんばりましょう」「地域の未来は、君たちにかかっている」と、広島・宮島の人たちからの「エールの声」は、地元大原でも聞いた「声」と同じです。
 たくさんの「声」の中で、大原で一番大切な「声」は、子どもたちの「笑い声」です。大原に響き渡る子どもたちの笑い声を聞きたい。そんな思いで大人たちはいます。
 1月末の発表会で、たくさんの人と関わり、「声」を拾い、思いを受け止めた学院生の「たくましい声」が聞けました。ありがとうございました。


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