最新更新日:2024/05/22 | |
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みんなは一人のために 一人はみんなのために
大原の里は,田植えも終わり初夏を思わせる季節となってきました。本校の教育農園でも中期ブロックが地域の方の協力を得て,もち米の稲を植えました。そして,後期ブロックはサツマイモと夏野菜の植え付けの準備をしました。今は「運動会」の練習に全員で頑張っています。今年はブロック毎の種目を増やすなどの工夫を行っています。6月5日(土)には多くの保護者・地域の方々の参観をお待ちしています。
ここで,5月17日(月)の全校集会で子どもたちに話したことを紹介します。「ウサギと亀」の寓話は,人生の多くの教訓を与えてくれています。亀の視点で考えると,のろまでもコツコツと地道に努力することの尊さや継続の力を教えてくれています。また,ウサギの視点で考えると,いくら才能に恵まれていても,自惚れや油断は大敵であると戒めとして教えてくれています。では,ここで亀が寝ているウサギを追い越して,傍を横切る時のことを考えましょう。亀は,どんな気持ちでウサギを追い越して行くのでしょう。勝ったという優越感なのでしょうか,怠け者に対する軽蔑感なのでしょうか。このような感情は,何か利己的な思いがしてなりません。亀は,寝ているウサギを起こし注意をするという行為が必要ではないでしょうか。自分さえよければという気持ちではなく,自分の周りの人も含めたみんながよくなるという考えが必要であると思います。これを学校生活に置き換えてみましょう。学級の友人が,授業中に寝ていたらどうでしょう。良くない行為を見たとき,いじめをしていた時など,自分には関係ないと,見て見ぬふりをしてはいないでしょうか。みんなは一人のために,一人はみんなのために,このように一人一人が集団へ帰属意識をもち,すばらしいそれぞれの学級そして学校をつくっていってほしいと思います。 京都大原学院は学校全体が家族のような環境です。誰一人としても置いてけぼりのない,一人ひとりが大切にされる学校にさらにしていかなければと思います。 |
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