京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/30
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児童生徒会による能登半島地震支援募金活動へのたくさんのご協力、ありがとうございました!

9年生修学旅行感想

 今朝(11月7日)、全国の公立小中高の15%が今年修学旅行が行われなかったと報道されていました。そんな中、本校は昨日無事2つの宿泊旅行を終えることができました。学院生に、教職員に、保護者に、地域に、京都市に感謝します。そこで少し、感想を残しておきます。

長崎修学旅行(9年生:2泊3日)
(1)軍艦島ツアー
 沖縄から長崎に変更した修学旅行。1日目は軍艦島ツアーからスタートしました。「日本の近代化を支えた産業遺産「軍艦島」。明治初め、海底の高質な石炭発掘のためつくられた小さな島。この島に当時、最高水準の技術でアパート、映画館、学校などがつくられ、町ができました。最盛期には5300人ほどの人が住み、学校には1000人以上の子どもたちが通っていました。しかし、石炭から石油へエネルギー変換とともに閉山、今は住む人のいない島になりました。そこで私が思ったのは、「人がいなくなると町は(島は)寂しい姿を映し出す。その象徴が学校だ」ということです。本校の百井分校を思い出しました。いっしょに引率していた教員も感じていたようで、軍艦島ツアーは「学校をなくしてはいけない」という思いを強くさせたツアーになりました。

(2)原爆爆心地(原爆落下中心地)
 修学旅行2日目、長崎平和公園で平和セレモニーを行った後、原爆爆心地に向かいました。ここで解散し長崎市内班別研修が始まりました。私は、ひとり公園に残りベンチに座っていました。見上げると真っ青な空。75年前、ここから光と火の玉が襲ってきました。今は秋の風景の中、お年寄りの人たちがのんびりベンチに座って過ごしています。静けさは無い。近くを走る車そして工事の音、静かではない。しかし生活をしている音が聞こえてきます。75年前には。痛みや苦しみや助けを求める声だけが聞かれたのであろう。ひょっとしたら声すらなく、人の姿、形もなかったのかもしれない。青い空の下、「あの時」と「これから」の思いが交差する時間が過ごせました。(文責:校長)

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