最新更新日:2024/09/25 | |
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東日本大震災から9年目に思う
文責:校長
今日、3月11日は東日本大震災が発生した日です。 あれから9年が経ちました。 今年の卒業生は、京都大原学院への入学直前にこの震災が起こりました。 それぞれの保育園や幼稚園であまり準備ができないまま「卒業」を迎えたと聞きます。 今年の3月は違う理由で、不安な気持ちの卒業前を迎えていることでしょう。 私は1年で、忘れてはいけない日があると思っています。 3月11日はその日です。 この日を忘れてはいけないと思うのは、この日に大きな「災害」があったからだけではありません。9年前のこの日と、今日の間に、人の日常があるからです。 悲しみの状態から立ち上がってきた日常 失ったふるさとを取り戻した日常 心の整理ができずに過ごしてきた日常 この日の出来事は、「過去の出来事」ではなく「現在に続いている日常の出発点」です。 今朝の京都新聞には、被災者の方の「心のよりどころ」が特集されていました。 「ボランティアの若者」「人とのつながり」「友達・家族の存在」「息子の笑顔」 被災者の方は「心のよりどころ」を見つけて、前を向いて、日常を過ごしています。 たくさんの犠牲を払って、教えていただいたことを、私たちは次の世代に伝える。 今日は、そんな日だと思います。 今年、福島の心『群青』を歌った学校として・・・ |
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