最新更新日:2024/09/25 | |
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「Do it in Hawaii 2019」 その8
8月8日(木),Waipahu Intermediate School(ワイパフ・インターミディエイト・スクール)との交流2日目です。
最初に「Advisory」(ホームルームのような時間)を参観し,ハワイ語の授業を体験しました。日本語をハワイ語,英語に訳す場面も作ってくださり,学院生は楽しく授業に参加することができました。学院生のために全員でハワイ語で歓迎の歌を歌ってくれました。 続いての時間は,学院生によるプレゼンテーションの時間です。参加が決定した時から,日本,京都そして大原を紹介するために英語のプレゼンテーションを準備してきました。リハーサルも日本で行い,どうすれば,ワイパフの生徒に理解してもらえるか,英会話,英語でのパワーポイントは改善を重ねてきました。この日は図書室に約100人の生徒が参加しました。2人の学院生は,堂々と英語でプレゼンテーションを行い,今までの準備の成果を発揮しました。日本の文化の体験として,水引(みずひき)の制作も行いました。OHCで実際に作りながら説明し,全員につくってもらいました。作るのは難しく,何回も失敗していましたが,2人の学院生はワイパフの生徒の中に入り,教えながら回っていました。完成することができたワイパフの生徒は笑顔がはじけていました。完成した生徒が別のグループを回り,教えあうという楽しい時間になりました。 次の社会の授業の体験では,7年生になっての最初の授業で,学院生も含めて全員が自己紹介をしました。授業体験の最後はプラスティックの授業でした。グループに人数分のクリップ,2つの形のグミが渡されました。手がグミに触れることなく,2つのグミを1つに合体させるという課題が出されました。グループには学院生もそれぞれ入り,この課題に取り組みました。全グループが楽しく課題に取り組み,最後の方にやっと,課題を克服するグループが複数現れました。授業の最後に先生が生徒に「今日の課題を解決するポイントは何でしたか。」と問いかけました。ほぼ,全員の生徒が一斉に「コミュニケーション」と答えました。課題を解決する,新しいものをつくる時,「コミュニケーション」をすることが一番大切だということを全員が学ぶための授業でした。 カフェテリアでランチを食べた後,ワークルームで日本から持参したタコ焼き機や材料を使って,タコ焼きを焼きながら,歓談しました。ハワイ大学の先生,校長先生,教頭先生,他の教職員,スチューデントガバメントの生徒に賞味してもらいました。全員,たこ焼きはおいしいと言ってくれ,食べながら楽しい時間を過ごしました。 2日間の交流はあっという間に終わりました。学院生は英語を使うことの難しさと楽しさを感じ,今後,さらに英語の学習に取り組み,「コミュニケーション(意思疎通)」を深めることができる英語力を身に着けたいという気持ちになりました。ワイパフの学校は新しい学年がスタートしたときにも関わらず,「コミュニケーション(交流)」のために準備をし,温かく迎えてくれました。そして,ワイパフの校長先生から,「今後も長く京都大原学院とのコミュニケーションを大切にしていきましょう」という話をいただきました。 ワイパフ・インターミディエイト・スクールの生徒たちに配られているカードがあり,生徒たちは名札入れに入れています。そのカードにはハワイ語で「KUPONO」(自然体)と大きく書かれ,その下に英語で「RESPECT」(尊敬),「RESPONSIBILITY」(責任),「HONESTY」(素直さ),「CARING」(思いやり)と4つの言葉が書かれています。学校全体でこの言葉を大切にし,実践していると感じました。 ワイパフ・インターミディエイト・スクールの校長先生,教頭先生,教職員,生徒たちに多くの支援をいただき,すばらしい「コミュニケーション」ができた2日間になりました。本当にありがとうございした。 |
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